フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-09-28

陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す/伊坂幸太郎/祥伝社文庫

個性的極まりない四人の銀行強盗たちが、自分達の収穫(四千万!)を横取りされたことからはじまるサスペンス。

人間嘘発見器である市役所係長、バツイチ。
喋りだしたら止まらない演説の達人、自称喫茶店店主。
若き天才スリ、骨の髄までの動物愛好家。
完璧な体内時計を持つシングルマザー、普段は派遣社員。

一見どこにも共通点のないように思われる四人が、信じられない二回の「偶然」によって、特別な目的のないままに銀行強盗を決行することになる。

いつも通りに仕事をこなし、あとは首尾よく逃走するだけのはずが、突然現れた現金輸送車襲撃犯によって、現金四千万を強奪された。
このままで捨て置いて為るものか、と奪還にのりだすものの、襲撃犯のマンションには謎の死体、おまけにいつも冷静なシングルマザーも様子がおかしい。
読者は翻弄されるまま、すみやかに美しい結末へと導かれる。

とにかくスピーディー、作中には四人が出会うきっかけとなった事件もはさまれていて、一冊でふたつの話を読んだような気になりました。
(あっさり描かれていますが、出会いのエピソードだけでも充分一冊の本になりそうなくらいです)
読後感は、超・爽快。

軽妙な語り口、ユニークな登場人物、テンションの高い中にも、
自閉症の子、足の悪い子、いじめる子、動物>人間な考え方・・・などなど、伊坂らしいストレートなメッセージもちゃんと含まれています。

実はあんまりメッセージ性の強いものは引いてしまうのですが、伊坂の作品だとするっと入ってくるんですよね。 さりげなく、押し付けがましくないからでしょうか。
軽すぎる・・・と思う人もいるかもしれないけれど、これで重っ苦しかったらちょっと説教臭すぎるかも。私的にはこれくらいで丁度いいかな、というかんじです。
映画もいいらしいですよ。(未見)

読了日:2006年2月21日

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