フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-04-27-Fri-22-20

蝉時雨のやむ頃

海街diary 蝉時雨のやむ頃/吉田秋生/小学館

鎌倉を舞台に、ある家族とその周辺の人々の、それぞれの関係・他人との交わりの姿を細やかに描いた物語。

吉田秋生といえば勿論『BANANA FISH』ですが、これはどちらかといえば『ラバーズキス』系。とはいえ幾分か雰囲気は明るめですね。設定自体は結構重いのですが、意識してコミカルに描いている気がします。顔の崩し方とか・・・吉田さんのこういうノリの作品ってかーなーり久しぶり。帯の「新境地に挑む」の文字もただのアオリじゃありませんね。

基本的な物語は、こう。

父の女関係が原因で両親が離婚、その後母も再婚を機に実家を出、残された3人姉妹は祖母とともに古い家に暮らし続けた。厳格だった祖母が亡くなり、それぞれが成人した今も3人姉妹は鎌倉の家に住み続けている。
そんなある日届いたのは別れたきり会っていない父の訃報だった。
相続の件もあるし是非、と言われて訪れた父の居所は山形の田舎。そこで3人は父の娘だという中学生に迎えられる。
そう、彼女は3人の義理の妹になるのだった・・・・・。

というのが、第1話「蝉時雨のやむ頃」。他に次女とその恋人との偽りを描いた「佐助の狐」、そして4人目の妹がメインの友情モノ「二階堂の鬼」が収録されていますが、どれもテーマは「人と人とのかかわり」です。
家族だったり男女だったり友情だったり・・・それぞれの交流の形が、決して重過ぎない筆致で明るく軽やかに描かれています。

なにより3姉妹(のちに4人姉妹になりますが)の家庭での姿がいいです。私が好きなのは3人が台所に座り込んで自家製の梅酒を味見しているシーン。なんともほんわかするのです。

鎌倉という舞台もロマンですよねー、港町であり古都であり。お洒落な都会のようでいて情緒的な町並みでもあり・・・、ハア、憧れます。
『ラバーズキス』も鎌倉が舞台の話でしたが(そしてこの話ともちょっとリンクしてます。嬉しいオマケですね)、吉田さんて鎌倉在住なのでしょうか?
海の明るさと暗さがいいかんじの演出なんですよね。特にこのシリーズは地名や名所も取り入れてあって、鎌倉の人的にはなおさらのサービスでしょう。鎌倉は以前一度行った事があるのですが、また行きたくなってしまいました。

ところで本日の嬉しいニュース。
なんと名作『櫻の園』が再・映画化だそうです!ブラボ!
昔の映画もすごくよかったのですが(女子高生映画としては「花とアリス」に並びます。桜と少女って映像だけでも素敵ですが雰囲気もよかった)、同じ監督による自主リメイクということで期待してしまいます。

海街diary 1 (1) 海街diary 1 (1)
吉田 秋生 (2007/04/26)
小学館

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COMMENT

2007-04-29-Sun-20-02

いいよね

バナナフィッシュは勿論好きだけど、私が持ってるのはラバーズキスと櫻の園です。
吉田さんはアクションもいいけど心理描写も上手いよね~

是非読んでみて下さい。オススメですよv
2007-04-28-Sat-20-12

ああ

読みたくなったよ・・・
狐の嫁入り?と吉祥天女なら持ってるよ・・

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