フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-09-50

薔薇の木枇杷の木檸檬の木

薔薇の木枇杷の木檸檬の木/江國香織/集英社文庫

いろいろな大人の女性のいろいろな恋のお話。
沢山の女性によって視点が目まぐるしく変わりますが、慣れたらあまり気になりません。恋愛小説をあまり読まない私にとっては、その趣向が単調になることを防いでくれて、ありがたかったです。

登場するすべての女性が主人公で、一見無関係に見える沢山の登場人物がリンクしています。
いろいろなパターンの大人の男女を見せてもらったというかんじ。
私の周囲には(よくも悪くも)自分と似たような価値観の人間が多いので、興味深く読めました。
基本的に「恋愛小説」は読む気にならないのですが、恋愛に生きる江國香織作品はまったく別世界のお話として楽しんでいます。
(もっとも、恋愛色がないほうがより好みなのですが)
登場人物に生活感がないかんじも私にとっては逆にプラス。
生臭いのが苦手なお子様なのですので。

リアルな恋愛はどうしたって恋愛以外の雑多なものが絡んできますよね? 江國作品はそのような恋愛以外のものごとを排除しています。
限りなく恋愛のみに焦点をあてている彼女の恋愛小説には、逆にファンタジックな雰囲気すら感じるのです。
そう、江國香織の恋愛小説は私にとってはもはやファンタジーなんですよ。つまるところは。

読了日:2006年5月4日

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