フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-03-20-Tue-22-26

空の中

空の中/有川浩/メディアワークス

作者曰く「怪獣物と青春物足しっぱなしで空自で和えてる」物語、とは言い得て妙。これ以上に的確な表現もないでしょう。

主人公は高知に住む高校生・純。純はある日、海岸でクラゲ状の謎の生物と遭遇する。動物なのか植物なのかもわからないそれは、あるきっかけから純と人の言葉でもってコミュニケーションをとるようになる。
一方、それに前後して、立て続けに二度発生した飛行事故の調査が行われた。空自と民間企業の連携によって確認された事故原因は、「空中に存在する巨大生物」という常識外の事実だった・・・・。

という、まあ、SFです。(というよりは怪獣物?未知との遭遇物?)そこに少年の成長とか初恋とか堅物自衛官とクセモノ技術者とのかけあい漫才のような恋愛とか・・・そういうものがゴチャゴチャっと入ってます。「電撃文庫初のハードカバー」ということで、ノリとしてはラノベの延長線上のノリですね。楽しく読みやすいテンポの良さで、スルスルと読めてしまいました。
『図書館戦争』を先に読んでいるので尚更かもしれませんが、「この人(作者)・・・・ほんとにこういうドンパチとラブコメが好きなんだなぁ・・・」という印象を受けました。ほとんどノリが一緒ですもん、ラブと笑いとシリアスの調合具合とか、時折挟み込まれる警句とかね。
あとはスケール大きいと思いきや意外とコンパクトなところとか・・・もっともこれは、話を広げようと思ったらどこまでも壮大な大長編になってしまったことでしょうし、作者の持ち味であるキャラクターの魅力とテンポのよいストーリー展開を両立させるには、これくらいの話の膨らませ方が一番良かったのであろうと思います。
だから決して否定的意見ではありませんが、難をいえばまとまり過ぎてて展開が読めちゃったかな?キャラクターも確かに魅力的だけど類型的だとも言える・・・のですが、まあそれも王道だしな、とも思います。

SFっ!
未知との遭遇!
謎の物体X!
というよりは、楽しいエンタメ作品ですね。『図書館戦争』を気に入った方ならきっと楽しく読めるでしょう。綺麗な絵でアニメにしてみたら面白いのではなかろうかと思いました。GONZOとかやってくれませんかねー
でもこれはやはり実写で怪獣映画のノリを求めているのかな・・・
そうそう、あとは表紙デザインがとても綺麗だと思いました。

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