フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-03-17-Sat-22-23

それからはスープのことばかり考えて暮らした

タイトルだけで素敵です。さもあらん、作者は吉田篤弘さんなのでした。

それからはスープのことばかり考えて暮らした/吉田篤弘/暮らしの手帖社

内容は、吉田さんにしては割りとストレート。
引っ越したばかりの主人公・大里君(愛称:オーリィ君)は、無職だというのに毎日ぶらぶらと映画館に通ってばかりいる。映画館で見るのは、もっぱら昔の日本映画ばかり。なぜならスクリーンの中にオーリィ君の片思いの相手がいるからだ。
そんな毎日に新たな日課が加わった。近所のサンドイッチ屋「トロワ」のサンドイッチを食べて以来、日参するようになる。
そんな気ままな毎日の中で、オーリィ君はふらふらぶらぶら、色んなことを考える。

アパートの大家さん(屋根裏のマダム)、
「トロワ」の店長・安藤さん、
安藤さんの一人息子・リツくん、
映画館で出会う謎の婦人。

何も特別なことは起こらない。そんな日常の中で様々な人々と出会い、話すことで、人はまた色々なことを感じ取っていく。
なんでもないことが幸せなのだということ、作中に登場する「名前のないスープ」がそのテーマを表現しています。
これは吉田さんにとって永遠普遍のテーマなのかもしれません。
同類項として、映画『かもめ食堂』を連想しました。

個人的にはオーリィ君が映画館で出会う婦人の「わたしはね、食べることと、お昼寝と、本を読むことだけ。その他には何もいらないの」という言葉が印象的でした。かっこいいなあ、もう。
私もそんなことがいえる大人になってみたいものだけど、あと携帯電話とTVとパソコンがなかったらかなりキツいのは間違いないです。
うーん、俗世にまみれまくりだなぁ・・・。

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