フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-09-40

ひな菊とペパーミント

ひな菊とペパーミント/野中柊/講談社

柄にもなく可愛らしい本を読みました。
たまに乙女モード発動します。
確かどこかの書評でいいらしい、という記事を読んだので・・・ 確か嶽本野ばら?が褒めてたような。

さてこれは中学生の女の子が主人公の青春ストーリー。
13才の結花には麻衣という親友がいる。
どれくらいの親友かというと、毎日学校で会っているのに、毎晩携帯で長話をするくらい。
自分より発育のいい麻衣には最近彼氏もできた。嬉しそうな彼女をみるのは結花にも嬉しいことだけれど、正直いうと、少し寂しい。
まるでペパーミントのお茶を飲んだ時みたいに、すぅすぅするかんじ。

そんな麻衣から別のクラスの男の子を紹介されたり、いろいろありながらも楽しい中学生活が続くはずだったのだが、次第に暗雲が立ち込めてくる。
両親の離婚後、二人で暮らしていた結花の父が再婚を考えているらしいのだ。しかも相手は、結花の通う中学校のアイドル的存在・松岡くんの母親。今更新しい家族なんて冗談じゃない、と松岡くんと共謀して再婚を阻止しようとすることから事態はややこしくなっていく・・・。

友情、淡い恋愛がテーマのさわやかなお話。
大人になりかけてはいるけれど、まだまだ両親の存在というのが自分の人生に大きな影響力をもつ年頃の、悩み多き思春期の1ページ、といったところです。

庭付きの広い家に父と二人暮し、プラス大型犬一匹。
別れて暮らす母親とも関係はそれなりに良好で、母は古いけれども大きなマンションに暮らすキャリアウーマン。
家族になるかもしれない年上の少年は学校のアイドル的な存在だけど、すこし考えが足りなくて粗忽モノ。でも実は優しかったりして・・・なんだか、ちょっと前の少女漫画みたいですね。
でもそういうのって結局永遠の少女の夢だったりして?

全体的に、ちょっとないくらい正統派の少女小説というお話だと思いました。
ちょっとだけオシャレな中学生日記、ともいえるかもしれない。
でも言うに言えないオトモダチ関係とか、考えすぎて自分の中でグルグルしてしまう出口のない思考だとか、わりと身に覚えありというかんじもしますね。

おそらく自分が実際中学生だったら、「こんな甘っちょろい話なんか!」と鼻で笑って読まなかったでしょう。
でもあれからはや10年以上が経過した今なら楽しんで読める作品。
リアルタイム中学生にも読んで欲しいけど、これは大人になった女の人が「こうだったよなぁ、こうだったらよかったなぁ」と思いながら読む作品なのかもしれないな、などと思いました。

しかし松岡くんの友達の小川くんのキャラが気になります。
秘密の生い立ちのある、おばあさんと二人暮しの可愛い系美少年・・・て、美味しすぎ。
これ小川くんで一冊書いてもらいたいなぁ。
イメージは小池徹平くんで、というのは妄想です。

読了日:2006年3月6日

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