フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

メニュー目次メニュー目次メニュー目次メニュー目次
-----------------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010-03-08-Mon-19-31

踊るギムナジウム

踊るギムナジウム/森奈津子/徳間書店

2010年、一番最初に読んだのがコレでした。
なんと元旦。一年の計は元旦にあり。まさにその通りかもしれないと思わせてくれるに足る十二分なインパクトの本でした。
いやこれずっと前から読みたくて、図書館で待ってたんですよ。だって森奈津子。『お嬢様』であり『あぶない学園』であり・・・小学生高学年~中学生くらいまでの私の神様なんですもの。少女小説界を離れてからはどうしてらっしゃることかとひところは心配していたものですが、最近では活動の場をSFや性愛小説に移してもりもりと活動中のご様子、安心しております。
思えば小学生の頃、皆が校庭でドッジボールをしているのに一人「江戸川乱歩」を読み、皆が「折原みと」を読んで涙していた時に私は一人「森奈津子」を読んで爆笑していたものです。この頃から今の自分の片鱗というか、偏った好みが明らかだったんですねえ。「小説」を読んで「腹を抱えて笑う」ということがあるのだということを、森女史に初めて教えてもらった気がします。

まあそんなローティーン時代の心の師匠、森奈津子による実に森奈津子らしい一冊。
タイトルだけでおかしいでしょう、そう、おかしい話なんですよ。
いくつかの短編が収録されている短編集なのですが、インパクトという点ではやはり表題作がダントツでしょうか・・・後にも先にも、こんな「ギムナジウム」小説はこの世に生まれないんじゃないかなぁ。

舞台は某惑星。
少年だらけのギムナジウムに無理やりに入学させられてしまった主人公は、この世界の文化にちっとも馴染めない。だってそれは、「己の感情が高ぶると、常に携帯している音楽装置から流れ出す音楽にあわせて歌い踊らなければならない」というものなのだから。

・・・というお話です、ハイ。
古き良き時代の少女漫画の定番、ミュージカル風ギムナジウムをご想像していただければこのおかしさはさらに増すのではないかと。
シュールで不条理でナンセンス、ハイテンションな登場人物たちに引っ掻き回されるストーリー。
ああ、森奈津子だなあと思います。私の中では未だにコメディ作家としてナンバーワンの位置ですよ。

踊るギムナジウム踊るギムナジウム
(2006/12)
森 奈津子

商品詳細を見る

COMMENT

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

http://funafunababy.blog89.fc2.com/tb.php/486-1068703f



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。