フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2009-06-18-Thu-18-24

とらドラ!

とらドラ!全10巻(+番外2巻)/竹宮ゆゆこ/電撃文庫

2008年の秋~冬に放送していたTVアニメ版を見て、友人から借りた原作小説。ようやく読み終わりました・・・ラノベだと思って甘くみていたら返り討ちでした。久しぶりのラノベは一般小説よりエネルギーを消費するということが分かりましたよ。

で、感想なのですが。
個人的にTVアニメから入った者としては、「まんまである!」という点につきます。元々学園ラブコメとして非常にテンポがよくて絵が綺麗だなーと思って、そこから原作に入ったのですが、その掛け合いというのは原作のテイストだったんですね(でもそれをぎゅっと上手く濃縮したのはTVアニメスタッフの腕かと)。
私としてはこの作品のあっかるいハイスクール・コメディ部分に惹かれたので、次第に思春期ラブやら思春期自分探し・・・という部分に重点が置かれるようになると、途中から読むスピードが落ちてしまったのですが、終わりが近づくにつれて再びスピードアップしていきました。
なんでしょうね、「そんなに思いつめなくてもいーじゃん!人生まだまだこれからなのよっ!?」って思える大人の自分と、「ううう分かる、分かるよその視野狭窄ぶり!大人は分かってくれないって、本気で思ってるんだよね!」と思う子供の自分と・・・そんな自分に左右から引っ張られながら読んだ、というかんじです。
作者がまだ20代の作品だからでしょうか、テンションも非常に高いです。でもそのハイテンションぶりは分からなくもない。まだ若者だと思って、まだ学生気分を引きずっている今読むと、非常に懐かしさと(ここまでリア充じゃありませんでしたが)羨ましさと(もう戻れない青春!)微笑ましさ(分かる分かるよー、君たち若いねえって感覚)に襲われるシリーズでした。

個人的にはファンタジー要素のない学園コメディとして、軸がぶれることなくラストまで突っ走ったということが印象的。メインとなる登場人物も5人で、構成としてはいたってシンプルなんですよね。一方通行・片思い路線・・・というのは、ある意味流行といえば流行なのかも。
ううん、でも男性向け萌え路線に行くわけでも女性向け美少年路線に行くわけでもなくあくまで「ラブコメ」として正統派であった、というところに志を感じました。

アニオタの私としては、アニメ版の「動き」の良さ、テンポの良さを評価したいです。
原作は原作として、アニメ版では描ききれなかったキャラクターの内面描写・・・ですかね。個人的にはみのりんとあーみんの二人というのは、この二人を主人公に持ってくるならば、非常に古典的で正統派な少女小説が書きあがるくらいのキャラクターだったと思いました。

wikiで見てみると、作者はこれに『うる星やつら』『めぞん一刻』の世界が流れている・・・と言っているそうです。学園コメディといえば高橋留美子なので、分かるところもあります。でも『とらドラ!』はあくまで流れていく時間にあわせてキャラクターも変化していく話なので、どちらかといえば『めぞん一刻』なのかなぁ。個人的には永遠なる学園生活モノも好きですけどね。

『とらドラ!』はただの学園ラブコメで終わるのではなく、高校生が高校生なりに迷って考えて、流そうとしたりあがこうとしたり諦めたり・・・でも結局真正面から立ち向かったり。そういう部分をしっかり描いた、という点で、いかにも今風のラノベでありながら、まっとうな思春期青春小説だと思います。

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最終的にシリアスにもっていかれたTVアニメも、でも作品としてはいい作品だったと思います。個人的には萌え系までいかないけれどしっかり可愛い絵柄と、丸っこくて動きのいいアクションが良かったなあ。色彩も柔らかくてよかったです。
あとはやっぱりみのりんこと堀江由衣がいい仕事したと思いますよー!
お気に入りはもちろんみのりんとあーみんでした。担任の先生もね。

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