フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

メニュー目次メニュー目次メニュー目次メニュー目次
-----------------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-02-19-Thu-22-23

リンダリンダリンダ

リンダリンダリンダ/2005/日本

いいらしいよ、と評判だけはずっと前から聞いていたこの作品。
女子高生たちが文化祭にバンドを組んで「ブルーハーツ」なんて、それだけでも見るってもんでしょう!

物語は2004年の日本、都会でもなく田舎すぎるほどでもない、どこにでもありそうな地方都市。
軽音部の女子生徒たちは文化祭を目前に微妙な空気になっていた。バンドの中心的存在であるケイとリンコがケンカをしたのだ。結局リンコはバンドから抜けてしまうものの、残ったメンバーだけでは文化祭に参加することすらあやうい。しかしそれでもケイとリンコはお互いに折れることはなく、話の流れの中で、ケイは偶然通りかかった韓国人留学生・ソンをボーカルとしてバンド仲間に入れてしまう。
ブルーハーツなんて聞いたこともなかったソン。だがしかし、ヘッドホンをして初めてブルーハーツの曲を聴いたソンは、涙を流してしまうのだった。
文化祭でのバンド演奏に向けて、がむしゃらに練習し、青春する女子高生たちのほんの数日間の物語。

という、お話。
まぁ「青春もの」であり「バンドもの」であり「ガールズムービー」ですね、明快な。
まああらすじだけだと「ふーん」ってかんじもなきにしもあらずですが、これだけ単純な話が、シンプルに面白かったです。
その理由は・・・うーん、よく分かりません。

とにかく皆でバンドをやることが楽しいのだという空気だとか、
校庭や校舎全体が文化祭でお祭り騒ぎの雰囲気だとか、
バンドもやるし恋愛もやるという女子たちの若さとか、
仲間の恋愛沙汰を面白がってる集団の女子っぽさとか、
そういう分かりやすい『青春』な部分がひとつ。

もうひとつは、「遅いよ!」とか言って遅刻してきた仲間にダメだしをするくらいなのに、じゃあ集まって練習をするのかと思えば、「とりあえず道端に座って買い食い」だったり、本番直前の全然時間がない時に急遽告白モードになったり、バンドに真剣なのかそうでないのか、視点がブレブレなところが逆にリアルだなーと思わせられる部分がひとつ。

でもやっぱりこれはキャスティングが良かった!んじゃないでしょうか?
整った顔立ちで仏頂面がデフォの香椎由宇が「わいわいきゃっきゃ」なだけじゃない女子高生ってかんじだったし、留学生役のペ・ドゥナがぱっつん前髪+ポニテでとっても可愛く、つかみどころのない不思議キャラを好演していました。
他の女子高生たちも変に「作った感」がなくて、でもそれが逆に可愛くて、大人にとっては永遠に戻れない憧れである「高校の文化祭、バンド、男女交際!」なんていかにもな青春ツールと、その青春劇の空気感を崩さない程度にリアルな若手女優たちのバランス・・・それがこの映画が「ド直球青春映画」でありながら、ミニシア系のマイナー雰囲気を漂わせる良作たりえているポイントかなー、と。
そんなことを感じながら、ラストシーンを繰り返し見ていました。

正直、ヌルい部分もありました。
ちょっとダラダラしすぎじゃなーい、とか。
ケイの彼氏って必要なキャラ?とか。
夢のシーンはいらないだろー、とかね。
でもそれも全てあのラストシーンに繋がるものだと思えば、全然アリなのです。

白いシャツに紺のスカートの女子高生たちが飛び跳ねながらブルーハーツ。
もうそれだけで、この映画は成功したようなものだったのかもしれません。
最後には一緒に「リンダリンダー♪」なんて口ずさんでますよ、きっと。


COMMENT

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

http://funafunababy.blog89.fc2.com/tb.php/429-a49ae319



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。