フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2009-02-18-Wed-18-32

群青学舎 四巻

群青学舎 四巻/入江亜季/エンターブレイン

入江亜季が綴る、どこかの世界の誰かの話。
瑞々しさ溢れる短編集がついに四巻にで完結!
いやーつくづく残念ですが、でもシリーズとは名ばかり(というわけでもないのだろうか・・・)の短編集なので、また短編を描きためたならばもりもりっと単行本化されるものだと信じてます。
短編好きなのですよ、その短さゆえの潔さと、凝縮された感覚が。

さてさて、ラストとなる本巻も、とってもバラエティ豊かなラインナップです。

宿屋の息子のとっても近くの大冒険、
写真家一家の愛に溢れた賑やかな日々、
二頭身かつダンディなオジサマ方のハードボイルドバトル、
惚れ薬トラブル最終章、
大木が見守る少年たちのとんがった関係、
新たな日々に旅立つ女子高生二人組み。

ファンタジーありギムナジウムありホームコメディあり青春物語ありの、とっても盛りだくさんな一冊。おまけに巻末には一巻から四巻までの全ての短編の主人公達が登場するスペシャル短編も収録されて、うーんおなかいっぱい!
このオマケで泣きそうになったのは私だけじゃない・・・と、思いたい。

なんというか、王国ものの“恋と冒険”路線といい、萩尾作品を彷彿とさせるクラシカル学園ものといい、入江さんの作品はちょっとばかり「懐かしい」匂いがするのが特徴だと思います。絵柄も流行すたりとは一線を画した路線で、でもそこになんともいえない味わいがある。いえ、とっても上手いと思うんですよ!人物だけじゃなくて、「その場の空気」を描くのが上手いというか・・・。

「なんでもいいから面白い漫画を教えてっ!」という人がそこそこの漫画読みであれば間違いなく群青シリーズをおすすめしたいけれど、でもあまり漫画作品というものになれていない人にはオススメしにくいかもしれない。
何の先入観もなく読んでしまえばとても素晴らしい短編集なのだけど、でもやっぱりこれは通好みなのかなぁ、と。そんなジレンマも感じる作品なのです。

もっと広くの人に読まれるべき作品だと心から思うけれど、このまま「漫画好きのための極上秘蔵作家」でもあってほしいと思うのは、きっと私だけじゃないはず。
たぶんこのシリーズは、ずっと手元に残すことでしょう。



ところで入江さんの連載を『フェローズ!』でやっているそうです。
書店にいったらつい目がいっちゃいますよね、あの雑誌。
雑誌は買わない主義なのですが、あれには毎回惹かれます。表紙買いしたくなる漫画雑誌なんてめったにないですよ!これはもうカルチャー誌といってもいいのでは・・・今回の表紙もとても素敵でした。

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