フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2009-02-11-Wed-22-30

庵堂三兄弟の聖職

庵堂三兄弟の聖職/真藤順丈/角川書店

第15回日本ホラー大賞受賞作、だそうです。
でも全然怖くなかったので大丈夫。あ、グロい描写が苦手という人にはあんまりオススメしないかもしれません。といってもそれほどとんでもなくもないけれど。
以下、あらすじ。

庵堂家の稼業は、少々変わっている。
それは、亡くなった人間の人体(骨、皮)を使って遺族のために日常用品を作るという「遺工」というものだった。
先代亡き後稼業にいそしんでいるのは、人嫌い長男・正太郎と、あちこち放浪した末に実家を手伝っている暴力三男・毅巳。そして今日、先代の七回忌にあわせて数年ぶりに東京でサラリーマンとして働いている次男・久就が戻ってきたのだ。
久しぶりの三兄弟の再会に喜びを隠せないブラコン・正太郎に、実家に対してどこかよそよそしさを感じる久就、そして何故か恋人との仲がうまくいかずにイラつく毅巳。
三者三様の再会だったのだが、それぞれの思惑を裏切って、とんでもない依頼が舞い込んでくる。
前代未聞の依頼に亡き父の残した写真の謎、そして消えた恋人の秘密。
遺体が引き寄せたように様々なものの仲介で、三人の心はそれぞれに決着をつける。
それぞれの、形で。

というわけで、「ホラー」といえども全く「ホラー」ではないお話でした。
こうみえて怖い話は苦手なのでよかったです。
帯には「選考委員、大推薦!」とありますが、よくよく巻末の解説を読むと、他の候補作とも結構拮抗していたみたい。それはともかく、キャッチーな題材だけでなく、読みやすい文章と勢いのあるストーリーに、久しぶりに一気読みしてしまいました。
うん確かに面白い・・・けれど、難をつけるとすれば(ひねくれものでごめんなさい)、三兄弟の出生の秘密はそれほど引きずるネタでもなかったかな。すぐに予想できることだし、個人的にちょっとどうかなーと思ったのは毅巳の言葉とラストの行為ですかねえ。あんなに「糞」って言わせる必要あったのかなぁ。あと腕もね・・・少々演出過剰な雰囲気が鼻についたのは、私だけでしょうか?
まあそんな瑣末なことは置いておいて、長男のお茶趣味とかブラコンぶりとか、一人ちびっこい(もとい、平均)次男とか、女次第で精神状態が変わる三男とか・・・キャラ揃い踏みなことで。なんとなくラノベ臭を感じなかったといえば嘘にもなりますが、シリーズ化したら人気が出そう。
そんなかんじでございました。

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