フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2009-01-15-Thu-22-48

澁澤龍彦 幻想美術館

澁澤龍彦 幻想美術館/監修・文 巖谷國士/平凡社

幻想と美学の人・澁澤龍彦の没後20年を機に開かれた展覧会の図録として、また単独でも観賞できる書籍として編集されたもの。澁澤龍彦の人生と、彼の愛した美術、彼をめぐる人々がカラーで紹介されています。

本は大きくてごっついです。まあ図録としてなら普通なのかな・・・展覧会、行きたかったなあと思いつつ読み通しました(読む、というよりは見る、というかんじ)。

澁澤先生はある種の文化系女子ならばどこか惹かれるものがあるのではないでしょうか。
サングラスに覆われた細面、
いかにも書斎に暮らす文人という風情の細身の体。
まさに「文学青年」といった儚げな印象ながら、その実己の美学にはとことん殉ずる気概のある謎めいた人、というイメージは昔から変わりません。今となっては一体何がきっかけで澁澤先生を知ったんだか。澁澤先生ご本人がすでに私にとっては一体のオブジェ的ですらあります。(でも本人も、そういう人となりを演出していたとか・・・いないとか・・・?)

巻末には澁澤龍彦の関係者・澁澤龍彦が好んだ芸術家たちの一覧があり、それがなかなか面白かったです。自分が澁澤先生つながりで知った人もいれば(サドはもちろん、四谷シモンとか)、それとは別で個人的に気になっていた人を澁澤先生も好んでいたんだと知ったり(河鍋狂斎とか稲垣足穂とか)。
見ていくうちに、なんとも一貫性のある好みですねえ澁澤先生!と言いたくなりました。
己の主義に殉じた方、というかんじです。
硬派っす、先生!



ところで私は澁澤先生と同じ匂いを久世光彦にも感じるのですが(上品なエロス、というかんじ)、時代がかぶっているわりに、この二人がお互いの名前を出しているところを見たことがないんですよね。久世さんが本を書き出したのはわりと近年だったから、澁澤先生が久世さんの名前を出さないのは分かるんですけど・・・久世さんは澁澤先生のこと、どう思ってたんでしょう。
稲垣足穂とか、泉鏡花とか。あ、マレーネ・ディートリッヒとか、ヴィスコンティとか・・・
絶対好みかぶってると思うんですけどねー。

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