フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-11-50

子羊の巣

子羊の巣/坂木司/創元推理文庫

「ひきこもり探偵」シリーズ2作目読了。
内容は前巻『青空の卵』とほぼ変わりませんね。短編連作で、鳥井と坂木の関係も進展がありません。なので、感想も前巻と大差ないのですが・・・2作目を読み終えて思ったことをいくつか。

まずはミステリとして。
男子高校生「利明」のエピソードが気になりました。
風船を持ってホームに立ち、駅員にプレッシャーを与える?というのが、なんとも。「風船」の意味を利明が知っているというのは結構無理があるのではないでしょうか。
あとは、まがりなりにも一緒に暮らし続けてきた父親の重大なアレルギー体質に全く気付かない子供、というのも、若干無理矢理っぽく感じてしまいました。まぁ安楽椅子探偵モノにそういう突っ込みは無粋なのかもしれませんが・・・。

もうひとつはやはり鳥井と坂木の関係について。
コレを貸してくれた友人とも意見が一致しているのですが、「鳥井ってひきこもりじゃないよね?」です。
一週間に一度しか外出しない・・・・って、それって学生時代の私でも普通にやってた行為なんですけど。それでも世間一般の基準からすれば「プチひきこもり」状態なのかもしれませんが。帯で「ひきこもり探偵」って煽ってるわりには?と思った次第です。

あとは対人恐怖症についても。
「絶対の存在・坂木」の頼みとはいえ、鳥井って結構初対面の人と普通に喋れていますよね。
勿論それはそうしないとミステリとして話が進まないからなのでしょうが、読む側としては、鳥井のトラウマがどうとか・・・ではなく、単に「ちょっととっつきにくい変人」レベルのように感じてしまいます。

友人Iちゃんも「ぬるい」と言っていましたが、「過去の対人関係に大きなトラウマがあってひきこもっている」とするには、ちょっと微妙な設定なんですよね、鳥井って。対する坂木も基本的には「いい人」でありながら、鳥井に対してのみエゴイズムを感じている・・・でもそのこと自体に罪悪感も感じていて、やっぱり「いい人」から逸脱しきれない。
そうでなくては坂木のキャラクターが成立しないというのは承知の上なんですが、どうにも「煮え切らないな~」という印象はぬぐえません。

友人Iちゃんと話していて、「もういっそ、鳥井はもっと激しくひきこもりに!坂木はもっとブラックになればいい!」と言ったらば、「それだとレーベル変わっちゃうから」と冷静な突っ込みを入れられてしまいました。

うぅんそうなんでしょうねぇ・・・・。

このシリーズは、ちょっと好き嫌いが分かれる作品かもしれません。
いえ私も嫌いじゃないんですけども・・・。

読了日:2006年11月19日

COMMENT

2007-02-12-Mon-21-12

ドキがムネムネ

突っ込みどころ満載すぎて、もうどこから突っ込むべきか分からんですばい。
古本屋ででも買ってみて、このモヤモヤを共有してくださぁい。
2007-02-12-Mon-12-17

ああ~

気になってるシリーズですヨ!
こないだも聞いたけどやっぱり突っ込みどころ満載なのね…。
でも1冊買ってみるかドキドキ。

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