フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-11-45

ハートブレイク・レストラン

ハートブレイク・レストラン/松尾由美/光文社

主人公である20代後半のフリーライター(独身・女)は、仕事場としてもっぱら近くのファミレスを愛用していた。何故ならそこはファミレスであるにも関わらず、常に閑散として静かであり、彼女にとって大変ありがたい環境だったからだ。しかしある出来事をきっかけに、このファミレスの、ファミレスならざる寂しげで哀しげな雰囲気の理由を知ることとなる。
彼女がずっと「常連客」だと思っていた「着物を着た品のいいお婆ちゃん」は、なんと幽霊だというのだ。しかもこのお婆ちゃん、人伝えの話だけで見事に名推理をしてしまうという妙な特技を持っていて・・・・・

という、短編連作集です。
全てファミレスが舞台であり、お婆ちゃん(ハルさん)が安楽椅子探偵の役を果たします。事件がおこる、とはいえどれも日常ミステリ系のほのぼの事件で、ハルさんによってきちんと謎は解かれ、オチでもやもやするということはありません。

キャラクターたちもなかなかいい味。
まずハルさんの意外と現実的な(恋愛面とか金銭面とか)ところにはニヤリとしますし、個人的には思い込みの激しいファミレスの店長も好きです。
後半にはヒロインの恋愛も匂わされますが、なんだか中学生日記のような純情ぶりで、大変可愛らしいレベルでおさまってるあたりも好感度大。

誰もが安心して読めるテイストですね。
オーソドックスな日常ミステリものですが、設定がちょっと捻ってる。私は好きなタイプですが、ライト過ぎてちょっと物足りないという人もいるかもしれません。普段ミステリを読まない女性に好まれそうなかんじ、といえば伝わりますでしょうか。

この作者さんの本は『安楽椅子探偵アーチ―』を読んで以来2冊目だったのですが、シリーズものの『バルーンタウン』も設定だけは知っています。
この方、「探偵」の設定が特殊な方ですね。
「椅子」の次は「幽霊」かぁ・・・・と、変なところで感心してしまいました。はてさて次は何がくるのでしょう・・・・。

読了日:2006年11月3日

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