フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2008-06-25-Wed-20-24

オードリーとフランソワーズ 乙女カルチャー入門

オードリーとフランソワーズ 乙女カルチャー入門/山崎まどか/晶文社

タイトルからして乙女純度100%、という本を読んでみました。
千野帽子か誰かの乙女本で参考図書に上がっていたような記憶があって手にとってみたのですが、これが想像以上の乙女ぶりでした。いやはや、今ちょっと胸焼けしているかも。

本書は「乙女カルチャー入門」を謳うだけに、「乙女なら読んでおくべき・見ておくべき」映画や本を提示してそれらに流れる「乙女的たるもの」を語るという、乙女による乙女のための乙女の本です。
乙女っぽいものが大好きなくせに、「女の子的」なものに対して抵抗のあった私は聞いたこともないような横文字のタイトルの羅列に眩暈がしそうにもなりました。

こういうのってどうしておフランス産とかイギリス産の洋物ばっかり取り上げるんだろうな、日本のにしても一昔前の時代のものばっかりだし。ちょっとステレオタイプすぎやしないかい、現代日本の女子のための本だというのなら現代日本のカルチャーにも触れて下さいよ、なぁんて思ってしまったのが本音です。
「私が好きなのは、乙女でハイセンスなものを愛している「私」なのよ!」というような匂いを感じ取ってしまったんです・・・・もっとも、それは誰だってそうなんでしょうけど。分かってるんですけど。
例えば野ばらちゃんあたりの雰囲気は好きなのに、似たような趣味であるはずのこの本があんまり・・・だったのは何故だったのか。考えてみたのですが、野ばらちゃんは根底に「自虐」が感じられるんですよね。
ゴシックで乙女なカルチャーを愛しているのだけれど、様々な理由で(たぶん男のくせにって言われてきたとかポピュラーでないものだからとか)そういうのが好きでたまらない自分に少しだけの引け目を感じている。もしくは感じたことがある。
そういう匂いっていうのは、マイナー文化愛好家ならなんとなく感じるところではないでしょうか。

それに比べるとこの本はあまりにも全肯定してくれるというか。
まあ肯定してほしいというのも事実なんですけど・・・上手く言えませんが、ちょっとモヤモヤっとしたところが残ったな、というのが本当のところです。
私自身が(乙女文化も好きなんですけど!)いわゆる「オタク」を長年やってきたがために、どうしても社会に対して引け目がちなんですよね。やっかんじゃうのは悪い癖です。
でも真性乙女の皆さんにとっては良いテキストになる本だと思います。「わりあい手に入りやすい作品を選びました」というスタンスには好感が持てますし、実際見てみたいなと思う作品もいくつもありました。

結局のところ、私も「乙女」なるものに憧れてやまないのです。いくつになっても。

オードリーとフランソワーズ―乙女カルチャー入門オードリーとフランソワーズ―乙女カルチャー入門
(2002/01)
山崎 まどか

商品詳細を見る


71ページの
「夢見がちで向こう見ずで気まぐれで、傷つきやすくてすぐ拗ねて怒って、何かというと大声で叫んでやみくもに走り出して、女の子にはつれなくて。
そうです、少年は女の子よりも、「もっと速く走ること」や「空を飛ぶこと」に恋をしていなくてはならない!」


という部分には激しく共感を覚えてしまいました。最近そういう子が好きなので(笑)
昔はクールで賢くて何もかも見透かしているような年上キャラが好きだったんですけどね、自分が年をとったからか、未成熟な部分に魅力を感じるようになりました。

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