フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2008-06-18-Wed-22-52

僕僕先生

僕僕先生/仁木英之/新潮社

第18回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
表紙の印象から「ほんわか中華ファンタジーかな?」と思ったら、まったくそのまんまでした。

主人公はまだ年若い青年・王弁。
仕官するでも勉学に励むでもなく、自分の一生は賄えるだろう父の財産を食いつぶしながらただ毎日を怠惰に過ごす。彼はそんな生活に十分満足するような性分の青年だった。
しかし現役を引いた父が突然仙道の世界にハマってしまったところから、彼の人生がガラリと変わっていく。父が「評判の仙人を連れて来い」などと言い出したのだ。
面倒くさがりながらも仙人を求めて山に踏み入る王弁だったが、彼を出迎えたのは、意外にもずいぶんと可愛らしいなりをした少女だった。

というわけで、ニートな若者&少女型仙人による愉快な珍道中物語です。
しかし二人の旅には特別明確な目的があるわけでもなく、まして王弁自身が「仙人になりたい」という意欲をもっているわけでもありません。
それがこの作品のオリジナリティかな、と思います。

世界を救うとか、
仙道を極めるとか、
そういう大それた目的がなくても、ただ少女の姿をした「僕僕」という仙人とともに旅をし、世界中いたるところを目にすることで、王弁の心持も次第に変化していきます。

壮大なファンタジー大作というわけではありません。
妖怪絡みの事件が起こるわけでもないし、魔法学校に通うわけでもないし、指輪を捨てる旅に出るわけでもありません。二人の関係にしても、ちょっと煮え切らないなぁと思わなくもないです。
全体的にのんびりまったりとした印象ですが、それだけにラストのシーンはちょっといいなぁと思えました。

僕僕先生僕僕先生
(2006/11/21)
仁木 英之

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