フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-12-27-Thu-20-38

放浪息子⑦

放浪息子⑦/志村貴子/BEAM COMIX

待ってましたの放浪息子、新刊です。
女の子になりたい少年・二鳥くんと、男の子になりたい少女・高槻さんを中心とした思春期青少年物語。

今回は中学1年生の文化祭(クラス出し物:演劇)の後から始まります。
なんとも思いがけない展開(二鳥くん、そうきたか!)があってびっくり仰天の巻でもあるのですが、一番ズズーンときたのはまこちゃん(二鳥くんの親友・女の子になりたい男子)の心理と、それから千葉さん(二鳥くんのことを好きなミステリアス美少女)と高槻さんのやりとりでした。

キャスティングミスだ、と思いながらも主演を演じてしまって、好きでやったはずなのに後悔しきりの悩めるまこちゃん。いつも二鳥くんを励ましたりけしかけたりするポジションなのですが、実は自分の容貌にコンプレックスを抱えていたり、物事を客観視できる冷静さをもっているが故に悩み多き乙女だったりするんですよね。
そんな彼(彼女というべき?)が「幼馴染であるちーちゃんに固執する白井桃子」に対して「いいかげん大人になりなよ!」というところは、我を通そうとする白井さんと<折り合いをつけるってことを知らないんだろうか>という自分を重ねてしまったから出た一言なわけで、・・・なんだか上手く言えないのですが、モヤモヤっとして消化不能な感情が伝わってきたシーンでした。
容姿に恵まれた子とそうでない子の思春期における精神状態ってかなり違うと思うんですよ。そういうところで二鳥くんとまこちゃんの対比は面白いです。

それから因縁の千葉さんと高槻さんの和解。
和解というにはまだ氷が溶けきってないかんじですが、高槻さんの押しの一手に千葉さんが少しだけ心の扉を開いたような・・・・ まるで中学生日記のような展開ですが、小学生時代からの二人の冷戦を見てきただけに、ああ二人ともなんて大人になったんだ!と感激です。
対峙したり許しあったり、そんな熱い友情を築いたためしがないので(熱いけどゆるい友情ばかり)、うーん立派だなぁと感心するばかり。認めてるから嫌いになれない、嫌いになれないから自分の中でモヤモヤしてしまう・・・そんな二人の友情が深まらんことを。

次に気になるのは安那ちゃんの心理かな・・・

放浪息子 7 (BEAM COMIX)放浪息子 7 (BEAM COMIX)
(2007/12/25)
志村 貴子

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