フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

メニュー目次メニュー目次メニュー目次メニュー目次
-----------------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007-12-19-Wed-22-07

電波の男よ

電波の男よ/西烔子/小学館

今更ですが、西烔子の新刊を購入してみました。
書店で一際目を惹く末期色真っ黄色の表紙が「最後の一冊だぞ、どうするどうする」と語りかけてきたからなのですが、いや、買って正解。よかったです。

本書は表題作他2編が収められた短編集。

「波のむこうに」 : 容姿にコンプレックスのある新任女性教師が、ある日突然絶世の美女に変身してしまった。わが世の春を楽しみつつも、一瞬にして態度の変わった周囲に不信感を抱く主人公。ただ馴染みのラーメン屋の店員だけは変わらない態度をみせてくれるのだが?

「電波の男よ」 : 高校時代にアマチュア無線で言葉を交わした女性との再会を目指し、非常に間違った方法で努力を重ねる主人公。暗くてキモいと後ろ指をさされ続けた主人公にとって、人生で最も会話を交わした女性<マリン>との再会なるか?

「海の満ちる音」 : それぞれに過去のある男女。お互いに深入りはすまいと思っているのに、いつの間にか相手はもう胸のうちに住み着いていた。どこか懐かしさただようラブ・ストーリー。

と、一応どれもラブストーリーというくくりの作品ですね。しかもわりと直球?珍しい!
しかし<容姿コンプレックスの女主人公>とか<キモいと言われ続けた男主人公>が主役というあたり、まさに西烔子というかんじです。人のマイナス面を描かせたら上手いんですよねえ・・・自意識過剰とか羞恥心とかついつい周りの人間を呪ってしまう自己中ぶりとか、身に覚えがあるだけに思わず共感してしまうのですが、西烔子の場合はそれをサラっと笑いをこめて描いてくれるので、そう重くならずに読めるのです。
(重かったり痛かったりすると、読めずに逃げちゃうんです。チキンなので)

西さんのシリアスめの話(「海の満ちる音」)って久しぶりに読んだのですが、笑いという技がなくってもやっぱりこの人「見せ方」上手いなー、と思わされたことでした。絵も上手いですしね。
うーん、でもこれはスポーツカーとか真知子巻きとか、そっちのほうを笑ってもいいものだったのでしょうか・・・突っ込みどころではあると思うのだけど。

電波の男よ (フラワーコミックス)電波の男よ (フラワーコミックス)
(2007/10/26)
西 炯子

商品詳細を見る

COMMENT

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

http://funafunababy.blog89.fc2.com/tb.php/221-33aed0b7



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。