フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-11-31

ICO 霧の城

ICO 霧の城/宮部みゆき/講談社

同名のゲーム(プレステ2)にほれ込んだ作者が書き下ろしたファンタジー小説。なんと作家側からのアプローチだったそうですが、さすがはゲーム好きとして知られる宮部みゆき御大。

ストーリーは分かりやすいボーイミツガールものです。

イコと呼ばれる少年には額に二本の角があった。
それは彼が「ニエ」だという証。
「ニエ」である少年は、人並み外れた力・智恵・俊敏さをもっていたが、しきたりにより「霧の城」へと差し出される。恐ろしい闇の力を持つ女王を静めるために、イコは城の中へと閉じ込められ、そしてそのまま命を終えるはずだった。
しかし、村長と継母の祈りが込められた上衣の紋章の力によって、イコの身は城の魔力から守られる。そして脱出を試みるイコが出会ったのは、宙吊りにされた鳥かごに閉じ込められた少女・ヨルダだった・・・・。

というお話。
ちなみに私はこのゲームをプレイしたことはありませんが、筋を追うのに不都合なところはなかったです。
ただ、やはり文章からだけでは想像が困難な部分もあったり(それは主にイコがクリアするアクションシーンでしたが)、そういうところでは「ここはゲームで登場するシーンなんだろうなぁ」と思ってしまいました。

あと気になったのは世界観。
詳しい描写が、イコの村と霧の城しかなかったのです。
もうちょっと広がりが欲しかったなぁ・・・・と思わずにはいられませんでした。
最初に出てきた2人の兵士とか、突っ込んだら面白いキャラクターがありそうだったんですもん。キャラクターも、イコとヨルダと女王のほぼ3者しか登場しませんでしたし・・・、そのせいか、全体的にあっさりとしすぎたような印象です。
きっと作者の技量をもってすれば、いくらでも広げられたとは思うのです。でもそれでは「ICO」という作品とは別物になってしまったことでしょう。難しいところですね。

ボーイミーツガールなファンタジー作品・・・としては、まぁまぁの出来だとは思います。でも、私がこれを読もうと思ったのは、ゲーム発表当時のCMがとても印象的だったから。

「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから」

この言葉と、美しい映像。
普段全くといっていいほどゲームをしない私が、妙に気になったゲームCMだったんです。
正直、このノベライズはあのCMを超えたとは言い難いですね。
ちょっと期待しすぎていたのかもしれません。
それともやっぱり、映像でこそ魅力の伝わる作品なのかも。

読了日:2006年9月17日

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