フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-12-14-Fri-20-27

文學少女の友

文學少女の友/千野帽子/青土社

以前読んだ『文藝ガーリッシュ』の著者、千野帽子さんの本第2弾。相変わらずの「乙女ぶり」でございます。

さて本作もまた「孤独を愛し、浪漫と美意識と己の欲望を愛する一握りの少女たち」のための、偏りに偏りまくった内容となっています。とはいえ「夢見る乙女のためのブックガイド」というテーマが明確だった前作に比べると、こちらは様々な媒体に掲載された文章をまとめたものだけにその内容も様々です(でも今見返してみたらほとんどは『ユリイカ』だったんですね)。

小川洋子、人形、軽井沢・・・と、前半は「乙女」に属しているものたちについての文章ということですんなりと読めたのですが、第4章の「少年探偵団is dead.赤毛のアンis dead.」あたりからはそれが変化球になってしまって、ちょっと付いていきにくかったです。
乙女的でないものと比較してみせて改めて乙女的文化を考察するということだったんでしょうけど、後半はちょっと単純には楽しめませんでした。
(私がヌルい乙女だからでしょうか。こういう、「分かる人だけ分かってよね」という本が「分からない」時、わけもなく悔しくなってしまいます)

というわけで乙女節全開の本作中で、私が一番面白いと思った部分は

かつて稲垣足穂は室生犀星に<美少年は君、ホータイをするものだよ>と聞かされて<降参した>そうです。

というところでした(60頁)。
さすがは乙女の必読書家・稲垣足穂!すばらしい美意識です。そしてそれを理解してみせる室生犀星先生にも乾杯。包帯萌えはそんな時代からあったのですねえ。

文學少女の友文學少女の友
(2007/03)
千野 帽子

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