フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-11-11-Sun-22-00

図書館内乱

図書館内乱/有川浩/メディアワークス

漫画化に続いてアニメ化も決定、ますます勢いに乗る『図書館シリーズ』の2作目、ようやく読了しました。この時点で乗り遅れてる気がしますが(漫画もまだ見てないし)、アニメ化はわりと純粋に楽しみです。うんこれは映像に向いていると思います。

メディア良化委員会VS図書館隊。
表向きは平穏を保つ日々の中でも、水面下での攻防戦が続いていた。一方的な言いがかりによって身柄を拘束されたり、違法な記述が掲載される雑誌の搬入には厳戒態勢が敷かれたり、延々と個人審問が開かれたり。しかしそれでも図書館隊はくじけない。
本を愛する心がある限り、ゴーゴー図書隊、いけいけ図書隊。

とまあ、本作も1作目と同様のテンションで突っ走ってます。
いや同様というのとは少し違うかな。「戦う図書館員」という1作目のインパクトや情報規制に対する物言いという熱すぎるメッセージ性に比べたら、メインキャラクターの人物物語という面が強かったように感じました。(でもこれはシリーズものの宿命かなー)

主人公・郁の両親との微妙な関係、
侮れない笑い上戸・小牧の秘めた想い、
凄腕隠密・柴崎の過去と葛藤、
鉄壁エリート・手塚の兄に対する複雑な愛情。

あまりにも類型的だと言われがちな(言われてませんか?スイマセン)有川キャラにそれぞれのバックボーンが付いてきたなってかんじです。(もっともそういう分かりやすさは嫌いじゃないんですけどね、でも他の有川作品を読んでみるとこの人のキャラクター造形ってわっかりやすいなぁ・・・と思うのは事実。あえてそうしてるのかもですが)

キャラクターの側面だけではなく、今回のテーマはタイトルにある通りの「内乱」です。
「国家公務組織と地方公務組織が武力闘争をしてる現状自体が歪んでると思わないか。外国から見たらはっきり内乱状態だよ、この国は」と作中キャラクターが語るのに加え、2作目では特に図書館内部でも行政派と原則派という派閥がある、ということが表現されています。
この方向で進んでいったら段々シリアス話にもなっていきそうなんですけどね。でも図書館シリーズはこのままのテンションで走り抜けてくれることでしょう。
キャラクターものとして読んでしまったので、どちらかというと1作目よりも何も考えることなく楽しく読めた2作目でした。お約束的なキャラクターの掛け合いが、古典的なんですけど、素直に楽しいです。

図書館内乱 図書館内乱
有川 浩 (2006/09/11)
メディアワークス

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しかしストーリーよりも何よりも、私が一番反応したのは「光流」なるキャラクターの登場でした。
読み方は違うのですが、この名前はある一部の人たちなら過敏に反応してしまうのではないでしょうか。そう、かつて一世を風靡した名作少女漫画『ここはグリーン・ウッド』の池田光流先輩ですよ!
あまつさえ本作レギュラーにはすでにエリート図書隊員として手塚なる人物が登場しています。おまけにその手塚には兄も居るし、兄との関係で思い悩んでいるし・・・くうううう。
ここまできたら邪推するなって方が無理な話です。確信犯・・・ですよね・・・?

COMMENT

2007-11-11-Sun-23-24

調べてみたところやはり有川さんは相当グリーン・ウッド好きだったみたいで、自身の日記(6/29)でインタビュー相手にグリーン・ウッドが通じなくて大変ショックだった、ということを書かれています。
同じものを好きな人が居るということは単純に嬉しいことですねえ・・・

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