フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-10-24-Wed-21-22

あのひととここだけのおしゃべり⑦

とうとう最後は御大の登場です。
萩尾望都対談、サブタイトルは「マンガ=24年組というくらい・・・」。

よしながふみが24年組にどれだけ影響を受けたかというのは、これまでの対談でも散々に語られていたので今更なんですが、小さい頃に親戚のお姉さんから譲り受けたマンガの中に萩尾望都全集があったということで。ある意味刷り込みのようなところもあるのでしょう。
「子供の頃から贅沢なものを読んで、それが当たり前だと思ってしまって、毎日贅沢なものばかり食べていた子供みたいに、当たり前のように普通に食べていたものが全然普通の食べ物ではなかったということにのちに気づく」というのは言い得て妙。
でも幼い子供に萩尾望都のインパクトは強かったようで、

よしなが「初めて『トーマの心臓』を読んだのもまだまだ子供なときだったのですが、私は最初、あの作品はとてもこわいマンガだと思っていたんです。(中略)実際読んでみたら、子供の私には『トーマの心臓』は難しかった。難しかったんだけれども、ホラーの怖さとは違う、物語の深淵を覗いてしまうようなこわさを感じたのを覚えています」
萩尾「よしながさんにとって、“こわい”というのが何かのポイントなのね」

(中略)
よしなが「最後まで読んでも子供の私には腑に落ちないところもあって、そのわからなさがまたこわかった」


とありますが、「自分の許容範囲を超えるものに出会った時に感じる“こわさ”」というのには私も身に覚えがあって共感できました。
よしながふみも言ってますが、私はずいぶん成長してから読んだ大島弓子作品も漠然と「こわい」と思いました。可愛い絵柄でホラーでも何でもないんだけど、どこか怖い・・・
あ、あと小さい頃の経験でいえば『船を建てる』(最近復刊されてますね)もとてもラブリーな絵柄なのに、自分の知ってる「マンガ」と違いすぎてなんだかこわかった・・・。こわかったことだけを覚えていたのですが、最近書店で表紙を見て「これだー!!」と(笑)。気になるので買おうと思っています。

あととても気になったのが、萩尾望都の描く華麗なるギムナジウムの発祥の秘密。よしながふみ、いいこと聞いてくれました!

よしなが「そもそも萩尾先生がお描きになったギムナジウムというか、全寮制の男子学校の世界というものは、何かルーツがあるのでしょうか?」
萩尾「そうですね、私が覚えているものとしては、母親の死をきっかけに全寮制の女学校に放り込まれる少女が主人公の『制服の処女』という映画。それから、ウィーン少年合唱団が全寮制の生活をしているということ。あと、『突撃マッキーバー』というアメリカの子ども向けのTVドラマがありまして、それは全寮制の陸軍幼年学校を舞台にとにかくいたずらばっかりやっている少年たちのお話でした。もう少し大人になってからは、『寄宿舎~悲しみの天使~』や『if もしも・・・』という映画を思い出しますね」


ああ、挙げられた映画の気になること気になること・・・かなり古そうな映画ばかりですが、探したらありますかねえ。ちょっと検索してみようと思います。

実は萩尾作品はまだ読んでいないものも沢山在る(と思う)ので、ボチボチと文庫で集めようと思っています。大きくて綺麗な全集も刊行中ですが、場所をとるのがちょっと・・・なので。既読の萩尾マンガもかなり昔に読んだっきりなので、今読むとまた感想が変わるかもしれないし。
うーん、『あのひととここだけのおしゃべり』でむくむくとマンガ欲が湧き上がってきました。
マンガって、本当にいいものですね。

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