フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-10-25-Thu-20-10

失われた町

失われた町/三崎亜記/集英社

『となり町戦争』に続く「町シリーズ」第2弾・・・だそうですが、特に続いているという印象は皆無。全くの別物でした。でも確かにこの物語の主役は「町」そのもの。

舞台は・・・いえ、物語の中心は、今はもう失われてしまった町「月ヶ瀬町」。
この世界では、ある日突然町の住人が消えてしまうという「消滅」という事象が発生していた。原因も解決策も見つけられず、人々はただ「消滅」を受け入れるしかなかった。消滅により肉親や恋人・友人を失った人々は、誰にもいえない悲しみを一人で抱えるしかなかった・・・
この話の主人公は、そんな悲しみを抱える人々全て。
「失われる」悲しみを抱え、傷つき、癒されないままに生きる人々。それでもなお前へ進もうとする彼らの道の先には何があるのか?

・・・ええと、本当に説明のし辛い話です。確か直木賞候補になっていたんじゃないかなぁと思うのですが・・・正直あまりしっくりこないままに終わってしまいました。
『となり町戦争』『バスジャック』と同様に「ありえないけど妙にリアリティのある世界』の話なのですが、これは今まで以上に不思議な世界観が展開されています。居留地とか西方とか日本なのか外国なのかも曖昧な世界(近未来?)だし、そこは治外法権らしいし、一人の人間を分割できるらしいし・・・ちょっと入り込みにくい不思議世界でした。
あと登場人物が多いわりに誰にも感情移入できないままに終わってしまったかな?という印象。
まあこれは三崎さんの他の作品でもわりとそうだったんですけど、今回は特に・・・皆静的というか何というか、基本的に登場人物は知的水準の高そうな人たちなんですけどね、あまり血肉の通った人間という気がしない。そのわりに時折妙にロマンチックなシーンがあったり(実はカップル率高い)・・・ちょっと唐突に感じてしまうんですよねえ。

そんなに長い話じゃないのに、妙に読むのに時間のかかる本でした。
とらえどころのないまま読了してしまいました。私の頭が悪いのか・・・っという懸念も感じてしまいます。『バスジャック』は好きだったんだけど。
とりあえず読み手を選ぶ本ですね、それは間違いない。

失われた町 失われた町
三崎 亜記 (2006/11)
集英社

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