フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-10-19-Fri-21-29

あのひととここだけのおしゃべり④

よしながふみ対談集『あのひととここだけのおしゃべり』感想はまだまだ続く。次はまたしても三浦しをんとの対談です。サブタイトルは「やおいは男同士でなくてもいい」。

よしなが「私や友人たちの言うやおいっていうのは、セックスをしていない、つまり恋愛関係にない人たちを見て、その人たちの間に友情以上の特別なものを感じた瞬間に、これはやおいだと名づけるわけ」

という・・・私は「やおい」というのはやっぱり男同士が前提の用語だと思っているので、これにはちょっと違和感を感じるのですが、でも言ってることは納得します。例えば『トリック』の山田と上田とか『のだめ』の千秋とのだめとか(←これは結局恋愛関係に落ち着いたようだけど、まず互いの才能ありき)・・・男女においても「やおい」的関係というのは成立するのだ、と。友情とも恋愛ともちょっと違う特別な結びつきというやつでしょうか。

よしなが「だから、ああいった作品は、登場人物は男女だけれども、腐女子たちにも人気があるんですよ。登場人物をやおいっぽく描いているから。」
三浦「性別ではなく、人間関係のあり方がポイントってことですよね。」


うーん、やはりちょっと「やおい」の使い方に違和感があるけれど、私的にしっくりくる言い方にするなら「安易な恋愛関係に陥らない人間関係」ってとこですかね。漠然としすぎかな。

あと面白かったのは「2次元妄想の行き着く先は3次元妄想だ」という意見。見に覚えありすぎです・・・自分や友人の歴史を振り返ると。別に2次元<3次元ってわけでもないんですけどねー。確かに若い頃には3次元萌えなんて「ありえない!」はずだったのですが、いつの間にか・・・何故だろう、と思ったのですが、お二人はこんな結論を出されています。

よしなが「結局は3次元に行き着くのかな、とも思いますね。同人誌を長くやっている人は、最終的には3次元もののジャンルに行く人が多いんですよ」
三浦「確かに。それは読み手にも言えますよね。長く読んでいくと、2次元もののパロディから3次元ものを扱った同人誌へ好みがシフトしていく人が多かったり」

(中略)
よしなが「ストーリーをほかの人に提示されなくても自分で事実の断片を繋ぎ合わせて、自分の好みの話を頭の中で作ることができるからだと思うんですよ」
(中略)
三浦「そうなんですよね。点と点の間を想像で埋めていく作業が楽しいんですよ」


提示される材料が少なければ少ないほど自由に遊べるということ?それは確かにあるかもしれない。小説だって挿絵がないほうが想像の余地がありますしね。まあ2次元だって何だって、妄想女子にとっては原型皆無のドリームワールドになっちゃうんですけど。2次元萌えの人がある日突然3次元もアリになっちゃったりもするし、ま、全ては乙女の妄想力のなせる技ですが。

そうそう、あまりにも共感したのが、

三浦「よく日常が退屈だ、つまんないって言う人がいますけれど、私、そういうふうに思ったことがないんですよ」
よしなが「私も友人たちと、「普通のOLさんたちって、なんか面白いことないかな~ってホントに言ってるらしいよ」って驚愕したことがあります(笑)」
三浦「どこで退屈したらいいかがわからない(笑)」


まさしくこれと同じことを友人と話した記憶があります。
一人で過ごす休日ってすごく充実です。外に出ても家にいても、本読んでも映画見てもネットしてても楽しいですもん。アドレナリン大放出してると思います。いわんや友人と過ごす時間をや!何もなくてもダベってるだけで楽しい。皆はそうじゃないんでしょうか。これはある意味幸せな体質?

三浦しをんとの対談はディープにガッツリ熱くなりますね。よしながふみはBLの書き手、三浦しをんは読み手として、目線が違っているのもまた面白い。他にも親近感を感じるところもたくさん・・・トークショーとか開いてほしいなぁ。絶対応募しますよ・・・。

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