フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-10-12-Fri-20-38

あのひととここだけのおしゃべり②

引き続き『よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり』についての感想です。
次は第2章三浦しをん×よしながふみ「フェミニズムはやっぱり関係なくないのよ」

三浦しをんは自身のブログで、頼まれもしないのによしなが作品を熱く語ってしまう人。最初っから飛ばしまくりの三浦節で、熱く真摯にマンガを語ります。
友だちが『りぼん』や『なかよし』を読んでいたのに、自分はあえて『プリンセス』だったとか・・・次第に白泉社へ移行してハマっていく様も、なんというか・・・妙にリアルです。分かりすぎる、その感覚・・・。

よしなが「わかりやすくはみだしているように見えていた白泉社のマンガが今見ると、今で言う「萌え」のツボの大道のところをきっちり押さえてあった」
三浦「なるほど。「萌え」という言葉もない頃で、「白泉社の少女マンガを読むとモヤモヤしていい!」と思っていましたが、あれが「萌え」だったのか」


というところとか。
やはり白泉社って、オタク以前のマンガ好き女子にとっては誰もが通らずにはいられない道なのかな。業が深い。
あとはよしながふみも三浦しをんも二人して24年組への敬意が激しいようで、

三浦「(前略)だから24年組を読まずに、マンガを描いているということが許しがたいんですよ!!」
よしなが「それは少女マンガにかかわらずにマンガを描く人間ならばってことですね(笑)」
三浦「そうです!こんなに私がもうすべてをなげうってマンガを読んでいるのに、マンガを描いているこの人がどうして!!なんじゃこりゃー!!って思ってしまうんですよ。」


・・・テンション高いなぁ、三浦しをん。著名な文学賞をとった作家がこんなに熱くマンガについての思い入れを語るなんて、日本ってほんとにいい国だなあと思います。
ちなみに私は高校時代に萩尾望都の洗礼は受けたのですが、大島ゆみ子はもっと後だったし、24年組を読んだことがない・・・という人が(結構なマンガ好きにも関わらず)多い、という事実は認めなくてはならないと思います。しょうがないよ、読む機会がなかったんだから。新しい作家が次々登場してくるマンガ業界で、古典にまではなかなか手が届かないもの・・・なるべく頑張るようにはしてるんだけどさ。そんなに怒らないでよ三浦さん、って言いたくなっちゃうな、もう。
しかしある意味よしながふみはさらに深く、「自分の作品を読んだ人が次に24年組の作品を読んでくれれば」って言ってます。自分のルーツが24年組であるということを物凄く意識されているよう。うーん。
あ、もちろん三浦しをんとよしながふみなので、BLの話題は欠かせません。

三浦「そこは編集さんの責任問題になってくると思いますけど、読者を教育しなければいけないんですよ。啓蒙主義に走りますよ、私は。(中略)読者が自分で自分の好きなジャンルの幅を狭めるような読み方しかできなくなったら、そのジャンルは終わっちゃいますからね。草の根運動ですよ。(中略)BLの雑誌を作りたくなってきましたね、私は(笑)」

熱いな三浦しをん!でも三浦編集長の責任編集なBL雑誌が発行されたら買ってもいいな。すごいアダルティで切ない系が多くなりそうだけど・・・
長年に渡るBLの読み手・描き手として、真剣にBLの将来を見据えている二人の姿が目に浮かぶような第2章でした。お酒呑みながらこんな話してたら閉店まで居座っちゃいますな。

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