フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

メニュー目次メニュー目次メニュー目次メニュー目次
-----------------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007-10-07-Sun-22-05

光の海

光の海/小玉ユキ/小学館フラワーコミックス

ずっと評判がいいのは聞いていたんです。で、二作目の単行本もなかなかいいらしく、こいつは本物なのかもよ、と思ったところで購入しました(いや偉そうに構えてるわけじゃなくて基本的に自分で新しい作家さんを開拓しないヤツなんなので)。
いやー、しみじみとよかったです。
これが初単行本?それは確かに評判になるわなあ、と。派手さのない話ばかりですが、全体的にまとまりがよく、完成度がとても高いと思いました。
収録作はすべて「人魚」をモチーフにした短編です。いや、「人魚と人との交流」といったほうがいいのかも。

『光の海』:海沿いの町に住む光梅寺には二人の若い僧侶が住んでいた。自分の居場所を見失って寺に住むようになった秀胤は、明るく優秀な住職の孫・光胤がどうにも気に入らない。おまけに光胤には可愛い人魚の恋人までいる。いつしか海に通うようになった秀胤は・・・。

『波の上の月』:学生時代の友人・京子の住む島を訪れたさき。その島は若い人魚が集まることで有名なのだという。若い男ばかりの人魚の群れは、やがて女を求めて外海へ出るのだというが、中にはその変化を望まない人魚もいるようで・・・。

『川面のファミリア』:小学生・文の父は作家だ。その父の様子が最近おかしい。近所の川に釣りに行くといっては川人魚と会っているようで・・・。

『さよならスパンコール』:中学生の奈月・悦子には人魚の友達が居た。人間のファッションに興味深々の女の子人魚は、人間の足が欲しいのだという。そこで悦子の持つ本に載っていた「人間になれるおまじない」を試してみようということになるのだが・・・

『水の国の住人』:元・海女の祖母が語る昔話。昔は島に数多くの人魚が住んでいたという。若い祖母はその人魚たちに助けられ・・・。

人魚は国から保護を受けている生物で、居るには居るけどちょっと珍しい。少しだけなら陸に上がっても大丈夫なよう。言葉を話すものもいれば話せないものもいて、種族別に群れを作ってたり一人で泳いでいたり・・・という設定だけが共通している短編連作集。
現代日本に人魚という「ちょっとだけファンタジー感」が心地いい世界を作ってくれています。こういうの、ツボにくる人は好きなんじゃないなかなぁ・・・
初単行本とはいうけれど実質デビューは2000年ということで、絵や話にもかきなれた印象を受けます。一話一話短いのにちゃんとドラマがあるし。うん、この人要チェックですよ。

光の海 光の海
小玉 ユキ (2007/01/26)
小学館

この商品の詳細を見る


2作目も気になります。買おうっと。

羽衣ミシン (フラワーコミックス) 羽衣ミシン (フラワーコミックス)
小玉 ユキ (2007/08/24)
小学館

この商品の詳細を見る

COMMENT

2007-10-08-Mon-22-51

了解

任務了解。
さっそく箱に入れておきましょう。
2007-10-08-Mon-22-45

プリーズ。

人魚好き。
是非、次の荷に。
2007-10-08-Mon-21-48

さすが少女漫画は強いねえ。
私も表題作好きだけど、あと何故か『スパンコール』も子供時代との決別?ってかんじで印象的でした。
『羽衣』も買います。
2007-10-08-Mon-13-33

私も持ってるよ!

小玉さんいいよね!!
羽衣ミシンもいいよ~~。
光の海は表題が一番よかったかな。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

http://funafunababy.blog89.fc2.com/tb.php/168-6180d608

スパンコール モチーフ

スパンコールスパンコールとは、光を反射させるために使用する服飾資材で、穴の開いた金属やプラスチックの小片のこと。スパングル(spangle)。シークイン(sequin)。パイエット(仏:paillette)。スパンコールはspangleの日本語訛り。 スパンコールは、光を受けるとキラ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。