フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-10-03-Wed-20-29

バッテリーⅥ

バッテリーⅥ/あさのあつこ/角川文庫

あさのあつこのベストセラー最終巻、やっと読み終えることが出来ました。文庫版発売時にすぐ購入していたのですが、友達に「どうせならラスト・イニング(番外編)もあわせて読んだほうがスッキリするよ」と言われ、しばらく寝かせたままにしておいたのでした。

で、読んでみた感想なのですが・・・、「最終巻の主役は、巧&豪じゃない」ってかんじです。うん。
文庫版Ⅵ巻のあとがきで、作者は「一人の少年(巧)を追いかけて書き続けた10年以上でした」と語っています。私が1巻から間をおかずに最後まで読んでいたなら、『バッテリー』というシリーズを類稀な主人公の物語として読み終えることが出来ただろうと思います。
でも私はⅤ巻を読んでからかなりの間を空けてⅥ巻を読んでしまった。
だからなのか、私にとってこの最終巻は「瑞垣の物語」であり「門脇の物語」であり「海音寺の物語」である、というほうがしっくりきます。

原田巧という一人の天才ピッチャーの存在によって、その周りの人々に化学反応が発生する。その結果としての最終巻というか・・・豪の中での葛藤も、最終巻以前にいったん踏ん切りがついてるんですよね。「バッテリー」としては最終巻ではもう(それ以前とは違う形で)モトサヤに落ち着いているというか、それはあくまで外野から見た形ですけど。
だからこそこのⅥ巻を読んだときには、本来メインであるはずの巧と豪よりもその周りで動き回る人たち(瑞垣・門脇・海音寺)のほうが印象に残りました。

シリーズ最終巻だというのに、文庫版293ページ中235ページが試合以前の話で埋められています。そう、この野球少年たちの物語は、意外なほど野球シーンが少ないんです。この『バッテリー』というシリーズが何がメインだったのかって、それがたんに「野球をする」ということでなかったという紛れもない事実ですよね。
というわけで、一部には「中途半端だ!」と言われたという最終巻の締めくくりもまたこれはこれでアリなんじゃないかと思いました。

まあそう思えたのは、Ⅵ巻読了後に即『ラスト・イニング』を読めたからなのかもしれませんが・・・

バッテリー 6 (6) バッテリー 6 (6)
あさの あつこ (2007/04)
角川書店

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