フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-09-05-Wed-21-57

間宮兄弟

間宮兄弟/江國香織/小学館

昨年映画化もされた江國香織の長編。
映画が好みだったので(映画は劇場まで見に行きました)、遅ればせながらも読んでみました。江國の小説はあたりはずれがあるのですが、これは私的にはなかなかのヒットでした。

いい年した男二人の間宮兄弟が二人きりでご飯を食べたり、ボードゲームをしたり、それぞれビールとコーヒー牛乳を飲みつつ野球観戦をしたり、クロスワードパズルに熱中したり、別々の本を読みふけったり、そしてたまには若い女の子や悩める人妻にドギマギしたりする日々の物語。
ほのかな<色恋>が登場するものの、間宮兄弟の基本はあくまで自分たち兄弟である。兄弟は自分たちがもてないのを分かっているし、決して負け惜しみでなく二人の暮らしを満喫している。
二人は幼い頃のまま仲良くしているだけなのだけど、それが他人の目には奇異に映る。「屈託がなく」「どこか俗っぽさを超越しているように」見える。
そして間宮兄弟のその愛すべき性質は、何故だか周囲の人々をもなごやかな気持ちにさせてくれるものなのだ。
そしてこの物語を読んだ読者の気持ちをも。

映画もクスクスを笑ってしまういい出来だったのですが、やはりこの間宮兄弟のキャラが何よりです。特にアニメやゲームのマニアではないのに「オタクっぽい」と思われがちな二人、それなりの社会経験を積んでいるはずなのに子供っぽさが抜け切らない二人、世間から浮いていることを自覚しつつも自分を偽れない二人。
こういうところが親近感を感じてしまうのですよねー。

自分なりのこだわりがあるのはいいことだ。
ささやかでもいい、毎日が楽しいのはいいことだ。
兄弟だって姉妹だって親子だって友達だって恋人だって夫婦だって、心の通う人がいるというのはいいことだ。

なんともほのぼのする作品です。
もう一度映画も見たくなりました。

間宮兄弟 間宮兄弟
江國 香織 (2004/09/29)
小学館

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COMMENT

2007-09-07-Fri-21-50

みゆき

運転技術がすばらしかったねえ。
2007-09-06-Thu-20-55

好きな雰囲気

あれを独りで映画館で見た私。さびしくなんかなかったですよ?
空気もストーリーも思った以上に映画と同じでした。中島みゆきの母親がよかったよね~
2007-09-06-Thu-20-37

映画よかったよね

兄弟の部屋に置いてあったか読んでた本が「シェル・コレクター」だったのだけはよく覚えてる。
くすっと笑えるけどほろ苦い映画でしたなあ。

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