フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-08-56

博士の愛した数式

博士の愛した数式/小川洋子/新潮文庫

映画にもなった話題作ということで、読む前からあちこちであらすじを目にしていたこともあり、ストーリーはとてもシンプル。
事故により脳に損傷をおったため、記憶が80分しかもたない数学者と、若くしてシングルマザーの家政婦とその息子との心の交流を描いたお話。
数学者と家政婦とのあわい恋愛小説とも読み取れるのでしょうけど、個人的には恋愛感情というよりは家族愛に近いものではないかと感じました。
三人が形成する疑似家族は、お互いがお互いを思いやっている空気がとても繊細でやさしいのです。紙一重で壊れてしまう緊張感も孕みつつ、だからこそその時その時を大事にしているのですよね。

いいなぁと思うのは息子、ルート(頭が平らかなので博士によって付けられたあだ名)。子供らしい無邪気さを見せながらもすんなりと博士の状態を受け入れ、博士が傷つかないように気遣うことが自然にできる子なんですよね。いや、頭が下がります。

久しぶりに数字について真剣に考えたら、数と数の関係性が美しいという博士の言葉、少しは分かったような気になりました。……気がしただけかもしれませんが。素数とか、本当久しぶりに聞きましたよ…。
ものすごくほんのちょっとだけですが、「数学って面白い」という数学スキーの友人の気持ちが分かったかもしれません。
気分だけ。
ほんのちょっとだけですけどね。

読了日:2006年1月14日

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