フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-09-15

あらしのよるに

あらしのよるに/きむらゆういち/小学館

一言でいえば、愛の物語、ですね。
一般的には「種族をこえた友情」なんでしょうけど、若い男女の逃避行のようにも見えるし、一部で言われているように、同性愛の理想形にも見えます。(ま、オオカミもヤギも性別は明記されていませんから…でもオスでしょうアレは)
読み取り方は人それぞれでしょうが、ガブとメイは、その全てを含んだ大きな愛の理想形です。

他の全てをなげうってでも一緒にいたい人と出会い、新天地を目指す。
こう書くと、直球メロドラマみたいですね。やっぱり「あらしのよるに」の際立ったところは、それをオオカミ(食べるもの)とヤギ(食べられるもの)でやったところですよね。
映画のキャッチコピーは「ともだちなのに、おいしそう」でしたっけ?秀逸。

ガブが自分の生理的欲求を抑えようと必死になったり、メイが次第にガブの肉食への理解を示すあたりは、特にグッときました。
心情的にはガブ寄りになったかもしれません、だってすごく美味しそうな食べ物と友達ですよ?
私は耐えきれる自信ないです。食い意地が…。ガブ、偉い。

結局二人にとっては種族の違いなどは関係なく、それぞれの個人ということが大切なんですよね。これって、BLでよく使われる論理でもある…と思ってしまいましたが、「あなたがあなた自身だから」と求められるというのは、何もBLに限ったことではないですよね。基本的に、誰もが期待している願望だと思います。(一昔前の少女漫画とかも)
『あらしのよるに』が幅広い年代に受け入れられたのって、要するにそういうことなのではないかなぁと思いました。

読了日:2006年1月21日

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