フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

メニュー目次メニュー目次メニュー目次メニュー目次
-----------------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007-07-10-Tue-19-02

夕映え少女

夕映え少女/川端康成/新風舎文庫

たんに年若い少女が登場する・・・というだけではなく、少女たちの多感な心理描写に定評があり、その筋では少女小説の大家としての評価も高い、かの文豪・川端康成の少女小説ばかりを集めた短編集。
収録作品は

むすめごころ
イタリアの歌
童謡
金塊
浅草の姉妹
夕映え少女
正月三ヶ日

私としては『むすめごころ』が一番10代から20代はじめにかけての女の子の(恐らく自分でも理解しかねているだろう)内面を感じることが出来ました。そしてそんなヒロインの心理にちょっと共感もできたり。また語り手(手紙の書き手)である咲子の想いが懇々と綴られている様は太宰治の『女生徒』を思い出させました。(あれもまさしく少女小説でありましたね)
あとロマンを感じたのは表題作でもある『夕映え少女』かな。タイトルも印象的だし、映像も浮かぶ美しさです。
中には少々?な話もありましたが(『イタリアの歌』とか、あと『童謡』もちょっと腑に落ちない・・)、全体を通してみると、なるほど「少女小説」であることよなあ!と思ってしまうリリカルさ、繊細さであります。
でも現役「少女」はこんな小説は多分あまり好まないだろうな。今となっては「少女」に夢を見たい人向け、もしくは「少女」たらんとする人向けなのかもしれません。
表紙は夕日をシンプルにデザイン化したもので、色も綺麗なサーモンピンクだし、こんな本をみつあみの清楚な少女が読んでいたら、思わず跡をつけてしまいたくなるくらい素敵なんですけどね。

夕映え少女 (新風舎文庫) 夕映え少女 (新風舎文庫)
川端 康成 (2006/06)
新風舎

この商品の詳細を見る

COMMENT

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

http://funafunababy.blog89.fc2.com/tb.php/116-b162ee2e



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。