フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-07-08-Sun-20-29

まんがキッチン

まんがキッチン/福田里香/アスペクト

一部では少女まんが好きとしても有名なお菓子研究家・福田里香が、自分が愛してやまない少女まんがをテーマにした創作お菓子本。
とはいえこれはもはや「少女まんがをテーマにしたお菓子本」ではなく「少女まんがを語るついでにお菓子が出来ちゃいました本」といったほうがいいのでは、と思ったくらいの内容です。

だって取り上げる作品が、

『ハチミツとクローバー』
『のだめカンタービレ』
『ベルサイユのばら』
『トーマの心臓』

くらいなら、まぁ「そうだね、少女まんがの代表作だもんね」と思えます。でもそれが

『笑うミカエル』
『エマ』
『西洋骨董洋菓子店』
『百鬼夜行抄』

とくると、ちょっとディープな漫画好きっぽい。
これだけでも「やるな、おぬし」という気になりますが、さらに

『棒がいっぽん』
『コダマの谷』
『時をかける少女』(劇場アニメ版)

ときた日にゃあ「うわあマニアック」だと思います、私ですら。

漫画の中に登場する食べ物(特にお菓子)からストーリーの要点を読み解くというのは専門家の福田さんならではのユニークな視点ですが、それがちゃんと的確に響くのは重度の漫画好きである福田さんならでは。
個人的には『Papa told me』と『じゃりん子チエ』は紙一重だ、とか、少女まんが的世界においてシチューとココアは食べ物として別格である、等の読み方が面白かったです。
そんな福田さんのオリジナリティ溢れるコラムだけでも面白いのですが、本書にはさらに漫画家さんとの対談も収録されています。その相手がまた豪華の一言で、

羽海野チカ
くらもちふさこ
よしながふみ
萩尾望都

という面々。これがまた読み応えたっぷりです。
少女まんが好き、いやちょっとディープな少女まんが好きの人には是非読んでいただきたい一冊。
しかしこれはくれぐれも「お菓子本」ではなく「まんが解説本」の扱いにしていただきたいな、そうでないと本来の読者層とかけ離れたところにいってしまうよ、と、そんな心配をしてしまうほど。
「菓子作りになんて興味ないよ」っていう漫画好きの方にも読んでいただきたいなと思います。そうでないと勿体なさすぎなくらいのまっとうな漫画解説本ですもの。しかも愛情こもりまくりの。

まんがキッチン まんがキッチン
福田 里香 (2007/03/22)
アスペクト

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