フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

メニュー目次メニュー目次メニュー目次メニュー目次
-----------------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2006-12-31-Sun-09-18

チルドレン

チルドレン/伊坂幸太郎/講談社

個人的には、過去の伊坂作品の中では一番好きかも?
全部で五つの短編ですが、続けても、単品でも読めるようになっています。 私は思わず一気読みしてしまいましたが、ひとつひとつじっくり味わうのもいいかもしれないですね。

五つ、とはいえ、時間軸で分別すると二つに分けられます。
メインキャラクターである鴨居、陣内、永瀬が(おそらく)大学生である時代と、彼らが社会人となり、30代に入った時代。
「チルドレン」というのは、後者のほうのタイトルですね。

やはりまず語るべきはキャラクターでしょうか。
傍若無人を絵に描いたような男・陣内、それに引っ張りまわされる常識人・鴨居、推理する盲目の美青年・永瀬。
伊坂キャラクターの中でもかなり濃いキャラクター達が集まっているのではないでしょうか?(鴨居は別に濃くはないですが、個人的にお気に入りです)
でもこれが単なるキャラモノになっていないのですよね。

ひとつひとつが、「こんな出来事があってもいいんじゃないの?」という、ユニークでちょっと格好いいミステリになっています。
そう、たんに「いい話」ではなくて、ちょっとハズしてる、けどそこが格好いい、という仕上がりにしてくれるのが伊坂幸太郎。

もし未読の人に薦めるとしたらこの一冊がオススメかも。
魅力的なキャラクターや格好よすぎるセリフ、スピーディな展開に明るい明日を信じさせてくれるような希望。
とても読みやすいのに、伊坂要素がたっぷり入った一冊です。

ともすれば感傷的になりかねない全体を「史上最強の脇役・陣内」がバシっと引き締めてくれていて、あくまでユニークで軽快なテンションを保っています。
伊坂さんは本当にこういうバランス感覚がいいなぁと、つくづく思いました。

読了日:2006年2月8日

COMMENT

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

http://funafunababy.blog89.fc2.com/tb.php/11-aecc9f61



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。