フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2006-12-31-Sun-09-26

つむじ風食堂の夜

つむじ風食堂の夜/吉田篤弘/ちくま文庫

クラフト・エヴィング商會こと吉田夫妻の、旦那様による長編小説。
裏表紙の粗筋には長編とありますが、一話完結の短編連作といったほうがいいのかも。

食堂
エスプレーソ
月舟アパートメント
星と唐辛子
手品
帽子と来客
奇跡
つむじ風

と、それぞれの小編に、思わずにやけてしまいそうな響きのタイトルがつけられています。

さて内容は、月舟町の十字路の角に佇む名も無い食堂、通称「つむじ風食堂」に集う人々のお話です。

ライター家業で生計を立てながら、降雨を研究する雨降り先生
帽子のみならず、お出かけに関わるあらゆるものを扱う謎の帽子屋
イルクーツクに行きたい果物屋の青年
ロバート・デニーロそっくりの古本屋主人
背の高い舞台女優

これらの人々による、ささやかな物語。
とりたててストーリーはないのですが、どことなく懐かしく、日常がいとおしくなるような物語です。

ノスタルジックでちょっとユーモラス。
このセンスがとってもクラフト・エヴィング商會っぽい。
読んでいる間に、無性につむじ風食堂のクロケット(=コロッケ)が食べたくなってきたり。
夜空に輝きそうなオレンジもいいですねえ。

冬の寒い夜に似合う一冊でした。

読了日:2006年2月15日

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