フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2010-11-24-Wed-20-13

エスカフローネ

15年も前のTVアニメ作品、『天空のエスカフローネ』。

エヴァブーム・ガンダムWブームの後ということもあって当時は地味な印象の作品で、アニメファンの間でもそう熱く語られることはなかったように思います。
が、私にとっては今もなお最愛アニメです。
途中ちょこちょこテンションが下がったり、序盤はよくてもラストがあまり・・・という作品が多い中、この作品は、第1話から最終話まで、軸がブレることなく進行していきました。
多分企画段階からかなり煮詰めていったんでしょうね、と思わせてくれる世界観と、破綻のないストーリー進行。
全体に、丁寧な作りだったなあと思わせてくれました。
ああ、今こういうアニメが見たいものです・・・。

と、それはともかく。

そんなエスカフローネがなんとパチンコになるそうです!
なんだそれ。
誰得やねん。
と思いつつ、まあ気にはなるもので・・・。



でもパチンコしないんですよねー。
パチンコする友達にそれとなく勧めてみようか、と・・・でもたまに思うのですが、こういう微妙にマイナーな作品のパチンコって、当然原作を知らない人もやるんですよね?それって楽しいんですかね?というか、分かるんですかね?結局パチンコだから、パチンコがやれればそれでいいの?よく分かりませんが。

今となってはソースが曖昧ですが、確かヨーロッパで流行ったらしいんですよね。
当時、「日本のアニメはHENTAIだ!」なんていわれて放送禁止が進む中、エスカが放送されたことで、その印象が覆ったとかなんとか・・・。
確かに、無駄なサービスシーン(お色気)や無駄な人死がない、老若男女が見れる作品でしたもんね。
非常に薄い記憶ですが、確か早川文庫?かどこかからか出てた海外作家の後書きに、「日本の好きな作品」としてエスカが上げられていた・・・ような・・・?
今となっては、すべてがおぼろげですが。

作品そのもののクオリティもですが、エスカは高校時代の思い出にも繋がっています(年がばれるな)。
そんなこともあり、より一層美化されているのかもしれませんが。
とりあえずエスカ仲間の友達にもメールしてみようと思います。
絶対驚くんだろうなー。

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2010-11-23-Tue-20-31

白蓮れんれん

この前NHKでやっていて、そういえば夏に帰省した時に読んだなー・・・と思い出して。
母チョイスの一冊、大正の麗人・柳原白蓮の物語です。

柳原白蓮は、華族出身の歌人。
その玲瓏たる美貌で、『大正三美人』の一人にも数えられ、当時の婦女子の間ではなかなかの知名度だったとか。しかし、彼女の名を今日まで語らせているのは、そんな上っ面の華やかな名声ではありません。
彼女を名を日本中に知らしめたこと、それは大富豪の夫を捨て、年下の学生と駆け落ちしたという、そのあまりにもスキャンダラスな一面なのです。

・・・という、なかなかお昼のワイドショー的な人生ではあるのですが、これが意外と面白い。
華族の令嬢にしてはあまりに苛烈、激しい人生に、ホホーウとなることしきりでした。
その激しい気性に、どんな気の強そうな美人なのかと思っていたら、NHKで見た写真は思いのほか儚げな美人だったりして・・・これはなかなか、魔性ってかんじです。
100年も昔の日本にはこんなハーレクインも真っ青のロマンスがあったのねって、女性ならきっと興味深く読めることでしょう。

バツイチ、不倫、だけど純愛。
女の一生ってかんじですか。

白蓮れんれん (中公文庫)白蓮れんれん (中公文庫)
(1998/10)
林 真理子

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2010-11-22-Mon-18-18

萌えの起源

萌えの起源/鳴海丈/PHP新書

なんとなく図書館で借りた本です。
タイトルがキャッチーで・・・こういう、マンガやアニメ論の読み物ってついつい手を出してしまいます。
ちょっと前から、流行るというほどではなくても、ソコソコ刊行されていますしね。
でもそれだけに、新しい切り口というか、目の付け所というか・・・どうしてもマンガ通史というかんじになってしまって、読んでいて「新しいな」と思えるものってあまりお目にかからない気がするのですが、この本はちょっと違いました。

なんといってもね、筆者の肩書きが「時代小説作家」なんですよ。
これはちょっと新しいですよね。かつてなかっただろう、と思います。
で、肝心の中身なのですが、これも案外面白かったです。
タイトルがタイトルだけに、近年注目されている『萌え』系マンガ、アニメについての本かな~と思っていたのですが、この本では『萌え』をニアリーイコールで『カワイイ』としてとらえ、それが日本においてどれだけ昔から脈々と受け継がれてきたひとつの美意識であるか、と語っています。
デフォルメされたミニキャラ、SDはそもそも江戸時代の根付の時代から存在した、とかね。
なるほど時代作家・・・と思わせる目のつけどころです。
まあそんな出だしの後は手塚マンガについてだったりして、わりと普通の流れになっていくんですけれども、ちょいちょい日本文化を引き合いに出してくるあたりが私好みで面白かったです。
(そういえば、手塚マンガを『萌え』の観点からリメイクしようというプロジェクトが公式にあるみたいですね。懐広いなあ、さすが漫画の神様。でも手塚漫画はエロスだと私も思います)

ただ面白かっただけに、このタイトルが残念でした。
このタイトルだと、一気に読者の幅が狭まってしまうというか・・・キャッチーなのは確かですが、『萌え』だけに言及しているわけではないし、もっと違うタイトルはなかったのかなぁと。
あとこの本は作者の口述をインタビュアーがまとめたという形になっているそうなのですが、そのせいか、文中に(笑)や(苦笑)の文言が散乱しています。
個人的には、それが妙に気になりました。
やたらカジュアルな文体だなー・・・とは思っていたのですが、後書きで口述筆記だと聞いて納得しました。
でもやはり、書籍という形式で読むのに(笑)系の表現は気になります。それならいっそ対談形式にしてくれたら、まだ気にならなかったのに。

とまあそんなかんじで、面白くもあり、思うところもある一冊でした。
全体としては楽しく読めました。
たまたまですが、先日読んだ『逝きし世の面影』とかぶる部分もあったりして、こういうリンクってちょっと嬉しいものですね。

「萌え」の起源 (PHP新書 628)「萌え」の起源 (PHP新書 628)
(2009/09/16)
鳴海 丈

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