フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

メニュー目次メニュー目次メニュー目次メニュー目次
-----------------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-07-29-Wed-00-04

猫の恩返し

帰宅したところ、我が家の駐輪場に猫がおりました。

我が家の隣は公園で、その公園からやってくるらしい猫を見かけることは稀にあることなのですが、どうにもこの猫人懐っこい。
「撫でてくれよ」といわんばかりに擦り寄って、初対面の私相手に真っ白なお腹を見せる有様・・・綺麗だったし、きっと飼い猫なのでしょうが。なにやら「ニャアニャア」と鳴きっぱなしで一体どうしたものやらと思っていると、高いフェンスの向こう側から違う猫の鳴き声が。
お互い鳴きあっているかのような掛け合いに、ふと「こいつ、フェンスをよじ登ってきたのはいいものの、帰れなくなってるんじゃ?」と思い、にわかに猫猫大作戦開始。
猫(大人と子猫の中間くらい)を抱いてフェンスの上に押し上げ、なかなかよじ登れないお尻を押してやると、あとは割りと簡単にテテテッと向こう側に降りていきました。

一日一善、良いことをしましたv

フェンスの向こうから、お礼を言うかのようにじっとこちらを見つめてきた猫。
「恩返しに来てもよいぞ」と思いつつ、その場を後にした私でした。

20090728175508.jpg

かろうじてカメラ目線ゲッツ!
すっごい擦り寄ってきてくれたので、逆に写真が撮り辛かった・・・。
駐輪場で10箇所ほど蚊にさされたのは、名誉の負傷です。

スポンサーサイト
2009-07-24-Fri-16-31

チョコレートコスモス

チョコレートコスモス/恩田陸/毎日新聞社

恩田陸版の「ガラスの仮面」だと聞いて、ずっと気になっていた本。
ようやく読むことができました。
で、感想は・・・・うん、確かに!マヤVS亜弓!紅天女!
これ以上ないくらいに的確な表現だと思いました。
うーん、まさに「ガラスの仮面」であることよ。
あ、でも月影先生はいないなぁ・・・。

チョコレートコスモスチョコレートコスモス
(2006/03/15)
恩田 陸

商品詳細を見る


盛り上げて盛り上げて、さあ、これからだっ!
ってとこで終わらせることが多いのが恩田作品の特徴・・・だと以前どこかで目にしたことがあるのですが、今回の『チョコレートコスモス』については、それがいい効果になっていると思います。
演技バトルにわくわくして、さあどうなるのこれからどうなるのっ!?ってところでEND。
続きが見たいなーと思うところで終わるのが一番綺麗ですよね。
それにしても、現実に演劇の世界がこのようであるのならば、華やかな芸能界の裏側とはそれはそれはストイックで厳しい世界であることよ・・・。

2009-07-22-Wed-17-26

左近の桜

左近の桜/長野まゆみ/角川書店

ずいぶん久しぶりに読んだ長野まゆみ。
長野まゆみは私的には若干当たり外れのある作家なのですが、今回は無事「当たり」でございました。よかったよかった。

主人公は、左近桜蔵。男子高校生。
「桜蔵」と書いて、「さくら」と読む。彼はこの名前を決して気に入っていなかったし、まして雅な由来がありそうで実はない苗字を名乗るのも気が進まなかった。
彼の家、「左近」は、看板を出さない宿屋を営んでいる。世に言う、「連れ込み宿」だ。
妻子持ちで世間では名の知れた紳士連中が、こっそりと情人を連れ込む場所・・・おまけに、その情人はたいていが道ならぬ相手、つまり、男だったりする。
そんな稼業の家に生まれた桜蔵自身もまた、父の分からない私生児だったりする。一応父だと認識している人物はいるけれど、その男が決して遺伝子上の父でないことは確信しているのだ。
そんな生まれの桜蔵には、不思議な癖があった。
この世ならぬもの、この世とあの世の間に住まうものを、拾ってきてしまうのだ。
桜舞う季節に駅で出会った男、霊園の中に横たわる男、雨の夜に尋ねてきた蝶の肌をもつ男・・・どうしたわけだか、男ばかりを。
父も、宿の常連も、桜蔵をさして、「女」だと言う。
戸籍上も生態学的にも一人前の男であるはずの桜蔵を、「女」なのだと。
反発する桜蔵は、だが確かに「女」なのだ。
ある特殊な目をもつ男たち、この世ならぬ者たちにとっては・・・。

というわけで、異界モノの連作短編集です。
『家守奇譚』とか『百鬼夜行抄』とかそんなかんじですね。一応舞台は現代のはずなのに、まるで明治大正あたりの日本が舞台であるかのようなノスタルジックさを感じるところが、長野まゆみワールド。
現実世界との狭間を超えてやってくる異界のものとの遭遇と、ほのかに香る性の匂い。
ザッツ☆長野まゆみってかんじです。
好き嫌いはあるんだろうけど、好きな人にはたまらない作品なんじゃないかなーと思いました。

左近の桜左近の桜
(2008/07/24)
長野 まゆみ

商品詳細を見る


解決されない部分いくらかあります。
結局羽ノ浦の正体は?とか、骨壺云々は?とか、征が思う相手は誰なの?とか・・・。
でもまあ全部が全部を割りきらないところも、この作風なら許せるというか。余韻というか、そんな味わいになっているんじゃないかな、と。
こういう設定の主人公にあえてガールフレンドの存在を匂わせているのが初期の長野まゆみとの違いかな?とも思いますが、ここまで存在感薄いんじゃ、あんまり居る意味ないよな・・・と思ったり。ううん・・・

ちなみに読んでいる間中、頭の中で藤たまきの絵柄が浮かんでいました。
匂うBL臭、だけども決して露骨でいやらしくはなくて、懐かしい文学風の・・・というか。
一見柔らかそうなのに硬質な、独特の存在感。
漫画化するなら藤たまきだよなー、と思いました。

2009-07-18-Sat-00-45

気になるニュース

へえ!と思ったことが三つ。

①O・ブルーム自宅に空き巣被害
あらオーリったら・・・しかしオーリって高級品とかに興味なさそうなイメージがあったのですが、それなりに自宅にいろいろ置いてたのでしょうか?被害4000万相当とかって・・・まあ出所の確かでない情報みたいですけど。
でも本人に被害がなかったみたいでよかったです。旅の仲間たち+αから「大丈夫だった?」コールとかが押し寄せてたら可愛いなあと勝手な妄想・・・。

②つむじ風食堂の夜、映画化
吉田篤弘さんの小説が映画化だそうです!おおー、クラフト・エヴィング商會的にも吉田さん的にも初めてではないでしょうか?主演はヤッシーこと八嶋智人だそう・・・ミニシア系の香りがプンプンしますね!公開はもう少し先みたいですが、レビューの評価が悪くなければ見に行きたいなあ・・・

③J・デップの帽子屋姿
ティム・バートン&ジョニー・デップの「アリス」のビジュアルが公開されたようで。
またしてもトンチキなジョニデ兄さんに拍手ですー!この前『ネバーランド』見たあがりだから余計笑いたくなったり。これも封切が楽しみです。


そしてアリスといえば最近おおーと思ったのが以下。

アリス・イン・ウォーターランド

すごいイマジネーションの世界です。
アリスって単語だけできっと世界中の人が妄想してしまう、少女としてのあらゆる要素が詰められた少女たる素材、それが『アリス』なんですねえ・・・。

2009-07-16-Thu-20-38

ネバーランド

ネバーランド/2004/イギリス・アメリカ

最近映画記事が続きますが、特に意味はありません。
というわけで、今日は『ネバーランド』を見ました!
主演は言わずもがなのジョニー・デップ。
「心揺さぶる感動映画」とかのうたい文句に、実はそう期待していなかったんです。でもそれがうっかり泣かされてしまうとは・・・ある意味直球なんですけど、ベタじゃない。ちょっとだけ風変わりな、でも優しさに満ちた繊細な世界だったから、無理なく入ってきたのかなーと思ったりして。

主人公のジェームズは、最近不調の劇作家。
いつだって空想の世界に生きているような彼には現実に立派な妻がいたが、二人はすでに寝室を別に暮らしており、良好な仲とは言い難かった。
そんな彼はある日愛犬を連れて散歩に出た公園で、とある親子連れと出会う。男の子ばかりの4人兄弟と、まだ若く美しい母親。子供の相手をするというよりは子供と同じ目線の世界にいるジェームズは、あっという間に家族と親しくなる。
子供達とも母親とも仲のいい友人のように親しみ、楽しい日々をすごすジェームズ。だがそんな関係を、世間は真っ直ぐな目で見てはくれなかった。
口さがない中傷に晒される中で、ジェームズは新作を書き始める。
それは他ならぬ、子供達とのひと夏の思い出を形にしたものだった・・・。

という、誰もが知るファンタジー作品『ピーターパン』の誕生秘話としての作品です。
作者については全く知らないので、正直どこまで実話に基づいているのか?というところは疑問ですが、じみーにじんわりとくる話でした。
エキセントリックすぎないジョニー・デップの演技、過剰すぎない抑え目のファンタジックな演出。
上品でクラシカルな20世紀初頭のイギリスの雰囲気・・・全体的に、とても静かで小さく完成された世界という印象です。
それが地味とか物足りないという人もいるかなー・・・とは思いますね、確かに。
でもその過剰でない映像が私にとっては美しかったし、好感がもてました。
あと登場人物に悪人がいないんですよね、主人公の妻にしたって、主人公がそこまで夢見がちでない人物だったら(作家としては駄目なのでしょうが)よい妻だっただろうと思うし、兄弟たちの祖母にしたって、若くして未亡人になった娘のことにあれこれと口を出したくなるのもきっと当然の愛情表現なわけで・・・。

個人的にじわっときたのは、ジェームズの舞台を見に来ていた老婦人。
「主人も喜んだと思うわ、少年のような人だったから」
ここでホロリといっちゃいましたね。

『ピーターパン』といえばアニメのアレしか出てこないのですが、この作品ではネバーランドのことを「理想郷」であり「天国」ということで語っています。
まあそんなことは観客がそれぞれに感じればいいことなのですが、子供のころはただのファンタジーアニメだとしか思っていなかった作品の裏にこんな話があったなんて・・・と思うと、また違う目線で見ることが出来そうです。

非常に個人的な好みを言わせてもらえば、シルビアへのジェームズの思いは最後まで「友情」であってほしかったかな。ええ、夢見がちですから・・・

ネバーランド [DVD]ネバーランド [DVD]
(2006/06/23)
ジョニー・デップケイト・ウィンスレット

商品詳細を見る


ところで私はアニメ作品のピーターパンも好きでしたよ。
名作シリーズの中では雰囲気の違うキャラデザも、風変わりなこの作品にとっても似合っていたと思うのです。外国童話の挿絵っぽい雰囲気で、好きだったな。テーマソングも未だに歌えます。
♪ネバーランドへGO!GO!つーれていってよー♪

ピーターパンの冒険(1) [DVD]ピーターパンの冒険(1) [DVD]
(2000/03/25)
日高のり子川村万梨阿

商品詳細を見る


2009-07-15-Wed-22-30

ウインブルドン

ウインブルドン/2004/イギリス・フランス

ちょっと前の映画ですが、部屋の掃除をしながら気楽にながら見。
でも思ったより面白かったです!

主人公は32歳のプロテニス選手。
ピークはとうに過ぎ、そろそろコーチへの転進を考えている。最後のつもりで臨んだ試合会場最寄のホテルで、彼は実力派女性プロテニス選手に出会う。
落ち目の主人公と、上り調子の若手ヒロイン。
だけど二人は不思議なことに意気投合、毎日のように会っているうちに主人公は勝利を重ねる。これはただの「ラッキー」なのか?いつしか主人公は全英中の注目選手に、そしてヒロインとの逢瀬をパパラッチされ・・・

という、まあ、ベタベタな設定です。
正直なところ「ご都合主義もほどほどにせんかーい!」と思うところもなくはないのですが、これはその辺をおっきい心で受け止められる大人向けの「あえての」ラブコメなんだろうなと思います。だからリアリティなさすぎとかいう批判はお門違いってもんだと思いますよ、うん。

某有名映画レビュー掲示板では「スポ根」とか「テニスもの」なんてくくりで低評価ですが・・・あと恋愛映画としても・・・ううん、これはあくまで「ラブコメ」としてみるべきでしょう。

主人公二人が舞い上がって逃避行する様子とか、
てんでバラバラなわりに結局通じ合ってる家族とか、
気のいい親友やらわからずやな父親とか・・・そういう「お約束」なことを「お約束」だと了承した上で、
ウインブルドンに街中が盛り上がっている様子とか、
主人公の実家付近の美しい田舎暮らしの様子とか、
二人のために世界はあるの的ラストシーンだとかを楽しむべき。

映画の中でくらいひと時の夢を見たい、大人のためのあっかるいラブ・コメディーだと思いました。
終始ほほえましい気持ちにさせてくれましたよ。
なんといってもポール・ベタニーとキルスティン・ダンストが可愛い!
正統派な美形ではない二人、「かっこいい」というよりも「チャーミング!」ってかんじです。
多分この二人だからこんな可愛い話に仕上がったと思います。

ウィンブルドン [DVD]ウィンブルドン [DVD]
(2005/08/26)
キルスティン・ダンストポール・ベタニー

商品詳細を見る


リアリティを追求したい本格嗜好の人にはオススメできかねますが、頭を空っぽにしてラブコメを見たいのよ!という人にはオススメしたいです。
でもコッテコテというよりは、「お約束なのよ、分かってね」という雰囲気が伝わってくるこなれ感のある映画でしたね。なんというか、その辺がイギリスセンスってかんじです。

2009-07-14-Tue-22-27

エヴァンゲリヲン 新劇場版 『破』

新劇場版エヴァンゲリオン『破』/2009/日本

エヴァの映画見てきましたー。
実は今月の初めには見ていたんですけどね、またしても記事をあげるタイミングを逃してしまったので、さっくりと感想を。

まずは当然ですが映像がキレイー!
眺めているだけでうわーってドキドキしてしまいますね、自分のテンションがもりもりと上がるのはやっぱり実写よりアニメなんだなあ・・・風景がきれい、町並みがきれい、色がきれい。もうこれだけで劇場で見る価値はあるかも。
肝心のストーリーについて、これは「2部以降は完全新ストーリー」と言われていたにしては思ったよりもTV版沿いかなという気もしたのですが(新キャラクターもあまりシンジくんたちに絡んでこなかったし)、それは次回に繰越しかなあと思いました。
新キャラクター、マリの人気は世間ではどうなんでしょう?坂本マーヤだし、ということで人気が出ればいいなあとは思いますが、思った以上に出番がなかったからなあ・・・ああでも一本ネジが吹っ飛んでるようなキャラって坂本マーヤにしては珍しいタイプなので、パンフを見るに本人も相当気合が入っていたようだし(だってエヴァ世代だし!きっと絶対プレッシャーだったろうなと思います)、次回はもっと出番がありますように。
TV版から改変された部分・・・ということですが、それはどうもストーリーとか云々より人物描写だったのかな、と思いました。
シンジと司令を仲直りさせようとする綾波、
それに応えようとする碇司令、
そんなレイたちを見守ろうとするミサトさんたちや、
植物を育てることを何かの代替行為にしているのか?加持さん。
なんというか全体的に、TV版では自分の殻に閉じこもりっきりだったキャラクターたちが、劇場版ではその心を外に向けようとしているのかな?という風に感じられました。
いや、あくまで「なんとなく」なんですけどね。
きちんと終わらせる、エンタメ作品にする・・・という監督の言葉を信じるならば、この先にきっと明るいラストが待っているのだと思いたい。
そういう風に思わせてくれる『破』でした。

しかしカヲルくんはいつだって美味しいところを持っていくねえ・・・!

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]
(2009/05/27)
三石琴乃林原めぐみ

商品詳細を見る


実は当時そこまでエヴァファンというわけではなかった私。
特に入れ込むキャラクターがいなかったんですよね・・・だから「萌え」目線よりは普通のアニメファンとしての視点で見ています。思えばGAINAX作品って私にとってそういう作品が多いかも。作品自体にパワーがあるというか・・・なんというか、その道を好きな人がとことん作ったものを、好きな仲間たちがこぞってお祭り騒ぎしているというか。
哲学的だとか高尚だ難解だとかいうのは実は私にとってエヴァの大事な要素ではなくて、ただ単純に見ていて気持ちいいかどうか、画面に引き込まれるかどうかということなんだなと思いました。

とかなんとか言っても、本編前のマクロスFの予告で全部持っていかれたんですけどね。
もうとりあえずミハが死ななければいいの、お願い河森監督・・・!



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。