フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

メニュー目次メニュー目次メニュー目次メニュー目次
-----------------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-06-29-Mon-22-37

アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー/2006/日本

またまた見てから随分間のあいた映画の感想を。
同名小説の映画化ですね、原作は伊坂幸太郎。次々と作品が映画化されていってるみたいなのですが、伊坂作品の映画を見るのは(多分)これがはじめて。
配役を若手俳優でいけるし、爽やかで切ない系のミステリ、ちょっとオシャレ・・・ってかんじでもてはやされているのでしょう。でもこういう系のトリックのものを映像化するってのは「どういう風になるんだろう?」と、原作既読者の視点からの観賞になりました。

物語の舞台は、某地方都市。
大学進学とともに一人暮らしを開始した主人公は、同じアパートの隣人である「カワサキ」から、奇妙な依頼を受けます。それは「本屋を襲撃して、『広辞苑』を盗もう」というものでした。
奇妙な隣人の奇妙な依頼、そしてそれを実行してしまうというとんでもない行動力に、主人公である青年は振り回されっぱなし。
謎めいた、だけど確かな魅力のあるカワサキは、主人公にとある思い出を語ります。それはほんの少し前、カワサキとカワサキの恋人だった少女と、遠い国からやってきた留学生の物語でした・・・

という、お話。
原作は結構前に読んでいたはずなのに、わりと筋は覚えていましたね。こういう叙述トリック系(で、いいのかな)は好みだから、印象的だったのでしょう。
ストーリーもまあ原作の通りなので、私としては「なるほど、あの原作の流れを映像化するとこうなるのか」という目線でしか見れませんでした・・・。
個人的には瑛太と松田龍平の配役はOK。瑛太の飄々としているからこそちょっと不思議な人物像と、松田龍平の特異な魅力がいいかんじでしたね。
あんまり原作通りだったので、正直映画としての感想はあまりないのですが・・・うーん、まあ、普通かなあ。ああ、でも原作を読んでいる私がマイナスな印象を抱かなかったということは、映画としてきちんと原作の世界を再現できてたってことかな?
物語の流れを知っているせいか、「泣いた」とか「感動した」というところにまでは至りませんでしたが、原作を知らずにこの作品を見たという同僚に聞いてみたら、「あれは良かった!」と言っていたので、原作未読の人にはあのストーリーが斬新で印象的なものだったのかも。
これから見ようという方は、原作を読まないほうが映画として楽しめると思います。

レビューの評価もいいようですが、好き嫌いがあるみたい・・・。

アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]
(2008/01/25)
濱田岳瑛太

商品詳細を見る

スポンサーサイト
2009-06-18-Thu-18-24

とらドラ!

とらドラ!全10巻(+番外2巻)/竹宮ゆゆこ/電撃文庫

2008年の秋~冬に放送していたTVアニメ版を見て、友人から借りた原作小説。ようやく読み終わりました・・・ラノベだと思って甘くみていたら返り討ちでした。久しぶりのラノベは一般小説よりエネルギーを消費するということが分かりましたよ。

で、感想なのですが。
個人的にTVアニメから入った者としては、「まんまである!」という点につきます。元々学園ラブコメとして非常にテンポがよくて絵が綺麗だなーと思って、そこから原作に入ったのですが、その掛け合いというのは原作のテイストだったんですね(でもそれをぎゅっと上手く濃縮したのはTVアニメスタッフの腕かと)。
私としてはこの作品のあっかるいハイスクール・コメディ部分に惹かれたので、次第に思春期ラブやら思春期自分探し・・・という部分に重点が置かれるようになると、途中から読むスピードが落ちてしまったのですが、終わりが近づくにつれて再びスピードアップしていきました。
なんでしょうね、「そんなに思いつめなくてもいーじゃん!人生まだまだこれからなのよっ!?」って思える大人の自分と、「ううう分かる、分かるよその視野狭窄ぶり!大人は分かってくれないって、本気で思ってるんだよね!」と思う子供の自分と・・・そんな自分に左右から引っ張られながら読んだ、というかんじです。
作者がまだ20代の作品だからでしょうか、テンションも非常に高いです。でもそのハイテンションぶりは分からなくもない。まだ若者だと思って、まだ学生気分を引きずっている今読むと、非常に懐かしさと(ここまでリア充じゃありませんでしたが)羨ましさと(もう戻れない青春!)微笑ましさ(分かる分かるよー、君たち若いねえって感覚)に襲われるシリーズでした。

個人的にはファンタジー要素のない学園コメディとして、軸がぶれることなくラストまで突っ走ったということが印象的。メインとなる登場人物も5人で、構成としてはいたってシンプルなんですよね。一方通行・片思い路線・・・というのは、ある意味流行といえば流行なのかも。
ううん、でも男性向け萌え路線に行くわけでも女性向け美少年路線に行くわけでもなくあくまで「ラブコメ」として正統派であった、というところに志を感じました。

アニオタの私としては、アニメ版の「動き」の良さ、テンポの良さを評価したいです。
原作は原作として、アニメ版では描ききれなかったキャラクターの内面描写・・・ですかね。個人的にはみのりんとあーみんの二人というのは、この二人を主人公に持ってくるならば、非常に古典的で正統派な少女小説が書きあがるくらいのキャラクターだったと思いました。

wikiで見てみると、作者はこれに『うる星やつら』『めぞん一刻』の世界が流れている・・・と言っているそうです。学園コメディといえば高橋留美子なので、分かるところもあります。でも『とらドラ!』はあくまで流れていく時間にあわせてキャラクターも変化していく話なので、どちらかといえば『めぞん一刻』なのかなぁ。個人的には永遠なる学園生活モノも好きですけどね。

『とらドラ!』はただの学園ラブコメで終わるのではなく、高校生が高校生なりに迷って考えて、流そうとしたりあがこうとしたり諦めたり・・・でも結局真正面から立ち向かったり。そういう部分をしっかり描いた、という点で、いかにも今風のラノベでありながら、まっとうな思春期青春小説だと思います。

とらドラ!1とらドラ!1
(2006/03/25)
竹宮 ゆゆこ

商品詳細を見る


とらドラ! Scene1 (通常版) [DVD]とらドラ! Scene1 (通常版) [DVD]
(2009/01/21)
釘宮理恵間島淳司

商品詳細を見る


最終的にシリアスにもっていかれたTVアニメも、でも作品としてはいい作品だったと思います。個人的には萌え系までいかないけれどしっかり可愛い絵柄と、丸っこくて動きのいいアクションが良かったなあ。色彩も柔らかくてよかったです。
あとはやっぱりみのりんこと堀江由衣がいい仕事したと思いますよー!
お気に入りはもちろんみのりんとあーみんでした。担任の先生もね。
2009-06-14-Sun-21-18

天元突破グレンラガン 螺巌編

劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌編/2009/日本

またしても一ヶ月前に見た映画の感想を・・・。
東京旅行から帰ったテンションも冷めぬうちに、ゴールデンウィークの締めとして見に行ったのでした。ちなみに紅蓮編は一人ぼっち観賞だったのですが、今回はお友達と二人で観賞。ビバ!オタ友!です。

さてさて、これは言うまでもなくTVアニメシリーズで人気を博した『天元突破グレンラガン』の劇場版(後編)です。
なので対象としてはTVシリーズファン、そして劇場版の前編を見た人に限ります。劇場版だけでも・・・と思いますが、やはりTVシリーズを見てから観賞したほうがいいと思いますね、これは。しかしアゲアゲ最高テンションで突っ走ったTVシリーズ、恐らく今世紀最高に熱いテレビアニメといっても過言じゃないロボットアニメの精神がずずずいっと2部構成の劇場版にまとめなおされていて、これが熱くないはずがない!でしょう!!
前編の『紅蓮編』も泣きそうになるくらい熱かったのですが、今回の『螺巌編』は特にTVシリーズの3部・4部の再編集ということだけあって、最初からクライマックス状態・・・いや、再編集という言葉は適当ではありませんね。新作カットも相当あったし、ところどころでTV版と違うところもありました。これは劇場版を見た人だけがニヤリと出来る部分でしょう。

なんにせよ、グレンラガン好きだという人なら文句の付けようがない劇場版だと言えるのではないでしょうか。
愛と友情と団結力と勇気と根性、そして逆境と喪失。
語るべきものを全部詰め込んで、そしてちゃんとエンタメ作品として成立するのみならず、大の大人が見ても鳥肌が立つくらいの密度で見せてくれました。
見るほうも大変だったけど、作るほうはもっと大変だっただろうなあ、でも制作側の思いはきちんとこっちに伝わってますよ!と言いたくなる作品って貴重だと思うんです。

いいもん見せてもらいました、どうもありがとう!

劇場版グレンラガン 紅蓮篇 【通常版】 [DVD]劇場版グレンラガン 紅蓮篇 【通常版】 [DVD]
(2009/04/22)
柿原徹也小西克幸

商品詳細を見る


しょこたんの歌もよかった。
何がいいって、やっぱり歌詞のシンクロ率。『空色デイズ』も『続く世界』も『涙の種、笑顔の花』も、グレンラガンという作品世界にあわせて作られたものなんですね・・・やっぱその辺、J-POPのタイアップより全然はまれるのは当然ってやつですよねえ。
2009-06-06-Sat-00-09

新選組・日野ツアー

今更ですが、ゴールデンウィークの旅の思い出を・・・。

えっと、いつものメンバーで東京へ行ってきました。
まあいろいろあったんですが、初日&三日目についてはマメなお友達がとっくに記事をあげてくれているので、割愛してしまいます。
(ちなみに初日・浅草&六本木ヒルズ、三日目・鎌倉。そろそろ私は絶叫系が苦手だということを自覚すべきなのかもしれないと思う)

自分的にメインだったのは二日目です!
その名もズバリ新選組・日野ツアー。京都・函館・会津まで行ったんなら日野も行くっきゃないよね?みたいなかんじで。今行かなかったらズルズル行かないかもよー!みたいな、言いようのない焦りに背中をおされるようにして決行とあいなったのでした。
連れはもちろん新選組仲間のモモコさんです。ほんと趣味友って大事ですね!

・・・で、中身はたいそう盛りだくさんだったのですが、メモ代わりに、なるべくあっさりと書き残しておきます。いつかまた行くことがあれば、もっとじっくり回りたいところでした。いいとこだ、日野!

・宿泊先の浅草より、一路「高幡不動」駅を目指す。時間的には1時間くらい

・駅から徒歩すぐの高幡不動にて土方さんの銅像とご対面。
わりと入り口はいってすぐのトコでした。資料館にも関係資料があるので見逃さずに!境内もとっても広くて、立派なお不動さんでした。

・たぶん一番テンションあがったのが、高幡不動前のみやげ物屋さん。
新選組便乗菓子類がたくさん置いてあります。お饅頭にするかドラ焼きにするか羊羹にするか洋菓子にするか、いっそうどんにするか?全部新選組の名前がついてます。そしてここの系列のグッズ販売店もありますよー、新選組への愛に(と商売っ気)に満ち溢れている、とても楽しいところでした。
あちこちに新選組の縦看板があって、その手作り感がたまらないです。

・モノレールで万願寺駅へ。
駅から降りて、看板を目印に土方歳三資料館へ。住宅地の中だから分かりにくいけど、看板に沿っていけば着けるはずです。ほんとに一般住宅の一部でやってるのねー!と思わされましたが、資料類はさすがです。一日かけて回った日野の中で、ここが一番賑わってましたね。念願の副長キューピーを購入しました。あと土方さんが植えたという伝説の矢竹も。嬉しい・・・

・タクシーで日野駅方面へ。
懸念していた通り、高幡不動方面から日野方面への交通手段が一番のネックでした。タクシーをつかまえるのにも一苦労。住宅地だからあんまり走ってないんですよね。一応バスがあるらしいのですが、本数が限られているので、オススメできません。

・日野方面へ。
日野宿本陣、井上源三郎資料館、佐藤彦五郎資料館、新選組ふるさと歴史館を徒歩でハシゴ。
源さんとこと彦五郎さんのところは子孫の方が管理されてるところなのですが、ホントに民家の一角ってかんじで解放されています。その心意気に感動。
源さんとこでは多分ご子孫?の方からお茶をよばれたり茶菓子をすすめられたり、もてなしていただきました。ボランティアの解説の方も熱弁されて、ほとばしる情熱をひしひしと感じたり。彦五郎さんとこはちょっと場所が分かりにくいかもしれません。
あと印象深かったのはふるさと歴史館までのなだらかな坂道!
運動不足には地味にしんどい坂でした。一日歩き回った後だから余計ヘトヘト・・・でも行く甲斐はありましたよ!建物もすっごい綺麗で、閉館時間が近かったからか人は少なかったけれど、なかなかの充実ぶりだと思いました。なんちゃってコスプレも出来るし、ファンなら行くべしでしょう。でももう一度言わせてもらうと、坂道が・・・


・・・というわけでバタバタな日野・新選組ツアーでしたが、行きたいとことは全部行けたし、満足至極でございました。
でも出来ればまたもうちょっとゆとりを持って訪れたいところです。日野・高幡不動と、近距離の方は分けていかれるほうがいいかもしれませんね。全部回ろうとすると、結構バタバタです。
それから土方・井上・佐藤彦五郎さんとこの資料館は個人経営なだけに開館日が限られているので要注意ですよ。

下の写真は井上源三郎資料館の外観。
見つけた瞬間テンションうなぎのぼりなのですが、自分宅の横の建物をこんなふうにデザインしてしまった子孫の方の情熱には、どれだけシャッポを脱いでもかないません。いや、感服。そしてよくよく見れば自宅用?の車にも新選組ステッカーが・・・!

20090503144007.jpg

「ドラマやなんかでは源三郎は弱かったみたいに言われてますが、本当はちゃんと剣の腕前を認められていたんですよ・・・」っていう解説者の熱弁が微笑ましかったです。他の資料館やみやげ物屋でも、みんなが新選組が好きだっていう雰囲気が(まあ地元おこしって意味もあるんだろうけど)伝わってきて、ああ、こここそ新選組のふるさとなんだなあって思える場所でした。
こんな風に思われて、土方さんも近藤さんも沖田さんも源さんも、きっときっと喜んでいることでしょう。

ところで井上さん家に沖田さん姉弟が居候してたってのは本当なのかな?
なんか微笑ましいエピソードです。

それにしてもよい旅でした。
同行のお友達Sありがとう。大人になるって悪いことばっかりじゃないんだなって思えた瞬間です。とりあえずフットワークは軽くなって、お金もつかえるぜ、みたいな。また皆でどこかいけたらいいと思います。ではでは!


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。