フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2009-05-31-Sun-22-17

JUNEなるもの

栗本薫の話はこの前の記事で終わるはずだったのですが、あんまりいい文章を見つけたので・・・。
『となりの801ちゃん』で有名なオタガール、801ちゃんが御大の死についての文章をあげています。(下にリンク)

http://indigosong.net/2009/05/june.html

そうそう、今のBL世代にとっては、栗本薫なんて全く興味も意味もない存在なんでしょう。
でもね、今の若い人たちに「この人がいなかったら今のBLはなかったんだよ」って教えてあげたいなあ・・・それを御大が喜ぶかどうかは分からないけど。

「BLとJUNEは違う」って言っていた人だから、今のBLマンセー時代は遺憾だったんじゃないかな。
BLが悪いというわけじゃなくて・・・でもそれを言う権利のある人だったし。
それでも近頃は随分明るくてお手軽なだけじゃないBL漫画や小説が出てきてますよっていえるようになってきた頃のこの訃報・・・残念極まりないことです。

知ったふうなことを言う私でさえもリアルタイムの人たちとはきっとずいぶん差があって、本当にリアルタイムで御大のJUNE作品や『小説道場』を読んで・・・もしくは投稿して・・・いた人たちにとっては、ほんとうに精神的な柱であった人なんじゃないかと。
世界最長のファンタジー小説作家という報道のされ方はしても、絶対にJUNEの生みの親という語られ方は(公には)されない。それは当然かもしれないけど、この人がいなければ、あの人もあの人も作家というものにはならなかったかもしれなくて、そうなるときっと今第一線で活躍しているあの人たちも書き手にはなっていないのかもしれない。
そう思うと本当に、腐女子的文学史の1ページ目を飾るべき人だよな、と。

そうそう、そういえば801ちゃんはコミックの中でも「BLとJUNEの違い」を言っていたりして、ああ古いタイプの(←いい意味で)腐女子なんだなと思ったことがあったけど、思っていた以上に若くてびっくり。もうちょっと上(同世代)かと思ってた。目覚めが早かったのね・・・。

上の記事と、それからこの次の記事が秀逸。
いや、そう思うのはきっと同じ匂いがする仲間だけなんだろうけど、JUNEっていうジャンルの作品がどれだけ特別なものだったかというのがよく分かる文章だと思うんです。
私の場合は思春期にJUNEにいったわけじゃなく主にアニメに走ったわけですが、JUNEに惹かれる自分は否定できなかったもんねー。
今でもBLという言葉よりJUNEという言葉のほうに心惹かれる。ライトとかディープとか、ラブコメかシリアスロマンかという違いじゃなくて、それは、なんというか・・・やっぱり、思春期的なものなんじゃないかな。
読んだことがあるかどうかじゃないんだ、感じるか感じないかなんだよ。
中二病って決して悪いばっかりの意味じゃないと思うんですが、どうでしょうか?

とりあえず『サミア』買ってみるか。

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どうでもいいけど、私が思春期の頭の頃に神だと思っていた作家は森奈津子でした。

お嬢さまとお呼び!お嬢さまとお呼び!
(2008/03/12)
森 奈津子

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この人のセンスはちょっとハンパなかった。
誰も追随できてなかったし、今もできてないと思う。
ラノベの世界には帰ってこないのかな・・・。
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2009-05-27-Wed-22-50

栗本薫=中島梓、死去

作家の栗本薫さんが亡くなられたそうです。

栗本薫・・・といえば『グインサーガ』や『伊集院大介』が代表作かな。とはいえ私は実は『グイン』は未読(だって完結してない長編って苦手・・・)、伊集院大介も何作か読んだだけで、実は買ってまで読んだのって『六道ヶ辻』シリーズだけなんですよね。あ、あと『夢幻戦記』も買ってたなー。
そんなわけで特別「ファンタジー作家」だったり「ミステリ作家」だという認識のない私の中では、栗本さんはどちらかといえば『小説道場』の御大、というイメージが強いです。
高校時代に読んだ『小説道場』は強烈だった・・・。

あそこから次代を担うBL(この頃はBLなんて呼び名はなかったけど)作家が続々と誕生し、現在の隆盛を築いたのだと思うと、栗本先生の功績はいちオタクとしては認めざるをえないくらいのものだと思うんです、うん。
まあ本人は「JUNE」でなくなってしまった「BL」文化を複雑な思いで見ていたようですが。
まあ、栗本節はどちらかといえば浪漫過剰ですもんね・・・
そういや、高校の時は『真夜中の天使』とかも読んだな。中島梓名義の本もいくつか。

どれも懐かしい思い出です。
懐かしい人が亡くなるのは、身近な人でなくたって、ちょっと悲しいものですね。

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2009-05-26-Tue-22-28

レッド・クリフ partⅡ

またしても一ヶ月も前に見た映画の感想を今更・・・。
時間がないわけじゃないのに、こっちのブログの頻度がガタ落ちしているのは自分でもどうにかしたいところです。時間がないわけじゃないんだけどな、決して・・・。

レッド・クリフ partⅡ 未来への最終決戦 /2009/米・日・中・台湾・韓

というわけで、レッド・クリフⅡです。
今気付いたんですけど、このB級アクション映画みたいなサブタイトルはどうなんだろう。アクションというか、お安いSFみたいな空気すら感じてしまう。
ええと、作品は言うまでもなく超大作『レッド・クリフ』の続編です。
Ⅰの方もなかなか楽しめたのですが、Ⅱも分かりやすくまとめられていて、三国志というものに特に思い入れのない自分としては満足です。まあTVでもよかったのかなとも思いましたが、でもこういう派手な作品というのは大画面じゃないと魅力半減でしょうからね。

どこからどこまでが三国志(演義)なのかも知らない素人としては、

・女性二人が出ることで作品に緩急がついた
・VS曹操、という対比で分かりやすかった(意見はいろいろあるでしょう)

ってとこですかねー。
ベッドシーンのためだけみたいな意味のないヒロインの登場はいかがなものかと思うタイプの私ですが、レッド・クリフはヒロインが二人も居てくれてよかったなと思います。たんに好みの女優さんだったからかもしれませんが・・・

うーん、見てから時間がたちすぎたせいで細部をすっかり忘れています。
でもまあ退屈はしなかったかな、ただこの映画を見ただけで『三国志を分かった気になるなよ!』という三国志ファンのお言葉も、それはそうだろうなとは思いました。

2009-05-14-Thu-23-44

秒速5センチメートル

一ヶ月くらい前に見た映画の感想を今更・・・。

秒速5センチメートル/2007/日本

新海誠のアニメ映画です。
山崎まさよしの主題歌が印象的。
物語は一人の少年と一人の少女を中心にした三部構成です。

第1話『桜花抄』は、引越しによって遠く離れた中学校へ通うことになった少年と少女が、長い長い距離をかけて会いに行く物語。
秒速5センチメートルというのは、「桜の花が地面に落下する時のスピード」だそうで、まあ、そんなことを言っちゃう小学生女子と、そんな彼女を「とても近いものだと感じる」なんて思っちゃう小学生男子。たいそう文化的でたいそう少女趣味的で・・・とにかくロマンチック。いるわけないじゃーん、こんな中学男子!と思いながらも、中学生らしい世界の狭さとかに思わずキュンキュンしたのは確かでした。

第2話『コスモナウト』は、鹿児島に引っ越した少年の物語。
いや正確には少年を見つめる、現地の少女の物語。西桐子も鹿児島を舞台に(まあ地元だからなんだろうけど)弓道漫画を描いたりしていたけど、ここでの少年も弓道部に所属しているよう。鹿児島って弓道メジャーなのかな?南の田舎の風景が美しいです。好きなのに好きだから何もいえない・・・って女の子の心情が、またもや少女マンガも顔負けなくらい丁寧に描かれます。ここでの少年はすっかり大人びて賢く、どこか遠くを見るような青年になりかけています。またもやいるわけないじゃんこんな高校生男子・・・と思いつつも、実際クラスにこんな子がいたら、そりゃあ好きになるだろうなあと思います。

第3話『秒速5センチメートル』では、大人になった少年が主人公です。
順調に立派な社会人となった少年は、しかし唐突な虚無感に襲われて、ある日突然仕事を辞めてしまいます。いつかどこかで、あのときの女の子と会えるような漠然とした夢を見ながら。でもそんなものはきっともうとっくに夢でしかないのだと思いながら。
大人になった少年は、ある日踏み切りであのときの少女とよく似た大人の女性と出会います。でもその女性にはもう結婚を約束した男性がいて、彼女自身の人生を歩んでいる。そして彼女があのときの少女であるという根拠はどこにもないのです。
一瞬振り向いた大人になった少年は、振り切るように前を向いて歩き出します。桜の花びらの中を、子供のころと同じように。

・・・というわけで、『ほしのこえ』と同じように、美しい風景描写、若干微妙な人物描写、抑揚が抑え目の声優たちによる心情説明の多い脚本・・・で、全体的にはとても『ほしのこえ』に近い印象を持ちました。きっとこれが「新海ワールド」なんでしょう。
『ほしのこえ』と違ってSF要素はなかったけれど、それでも第2話で宇宙船云々の話が出てきたあたり、やはり基本的にはSFの人なのかなと思います。
ちょっと過剰なくらいにセンチメンタルで少女マンガ的で、儚く美しい思春期・・・という雰囲気てんこもりの新海ワールド。
好き嫌いはあると思うけど、私は嫌いじゃないかなー・・・すごく好きとも言えないけれど、まあこういう世界観が好きなのだぞというのは分かる気がします。
甘ったるい甘ったるいと思っていただけに、このラストは逆にアリでした。まだ新海作品は2作しか見ていないのですが、他の話もこんなかんじなのでしょうか?この作風にファンは付いてくるかもしれないけど、あまりにも似たテイストだとこの先大丈夫なのかしらと思わなくもなかったり・・・。

2009-05-13-Wed-23-41

2009春アニメ②

すっごい放置してました、自分で自分にダメ出ししまくりです。
上げたい記事は溜まりまくってるのですが、とりあえず記憶が薄れていきそうなものからUPしていきたいと思います、というわけで今更ながら春アニメ感想パート2。
といっても、今回結局そんなに見てないんですけどねー。
サクサクッと、思ったことだけ簡潔に。

『リストランテ・パラディーゾ』
言わずと知れたオノ・ナツメ原作漫画のアニメ化。
独特な絵柄・タッチが持ち味の原作イメージを、そのまま再現できた・・・うちだろう、と思います。第1話、背景がちょっと荒いタッチになるところとか・・・なんて言うんですか?言い方が分からないけど、クレヨン画みたいな。それを見た時に、「あ、頑張ってるなあ」と思いました。
ストーリーも、ほぼ原作通りで。
・・・なんというか、頑張りは伝わってくるのですが、「そこまで原作通りなら見なくていいや」なんて天邪鬼な気分になりました。
ノイタミナ枠(性格にはコレ、ノイタミナじゃないらしいですが)の作品って、なんとなーく見ない結果に終わることばかりなのですが、今回もそうなってしまいそうな雰囲気です。
なんでしょうね、力を入れてやっているのは重々伝わってくるのですが、なんというか、原作をそのまんまやるのなら、別にアニメにしなくてもいいじゃない・・・というか。
アニメというのは結局動いてナンボだと思うので、少女マンガ、特にオノ・ナツメみたいな『雰囲気作品』をそのままアニメにしただけだと、やっぱりその魅力は原作に届かないんじゃないかなぁと思ってしまうのです。
どうせやるんなら、もっともっとオノ・ナツメっぽいクセを盛り込んだ画面構成にしてくれたら面白かったんじゃないかな。落ち着いた色調だけど、もっとさらに暗めの画面で・・・とか。もっとザラッとした質感とか。
まあTVアニメという以上、そこまで好き勝手は出来ないんでしょうけどね。原作をいじったらいじったで原作ファンからは文句を言われるのだろうし、難しいところですねえ。
そうそう、画面的なこと以外だったら、クラウディオはもっと細い声のイメージだったので、思った以上のいい声にびっくりしました。


『東のエデン』
オリジナル・アニメでサスペンス!
キャラ原案は羽海野さんだしプロダクションIGだし、うわー力入ってんなーって感想です。
アニメでサスペンスって珍しいですよね?先の読めない展開に、要所要所で盛り込まれる実写映画コネタ。大人の、特にアニメファンではない層を盛り込もうって意気込みも感じます。
壮大なストーリーで・・・うん、まるで映画みたい。人気があれば、そのまま実写映画に出来そうですね。それも計画のうちなのかも?
大きな風呂敷を広げていますが、これを最後にきちんとたためることが出来れば、すごい作品になりそうな。先の展開も気になることだし、これは見続けようと思います。


・・・ということで、結局今現在見続けているのは『けいおん!』と『東のエデン』のみ。
まあこれくらいがちょうどいいかな。
あと超今更ですが、『フルメタル・パニック!』を見始めました。美少女とメカ、コテコテな学園ノリとリアルな戦場感・・・それにしてもなんという80年代臭のする作品でしょう。ものすごい懐かしさに襲われながら楽しく見ています。うん、好きです、これ(笑)メカもかっこいいっすよー。重量感がイイ。キャラクター・・・特に女の子のキャラデザが若干古めかしさを感じるのも、まあ、愛嬌のうちかな。

そんなわけで、アニオタのターンはしばらく続きそうであります。
今年はアニメ映画の予定もすでに入れているし、ま、開き直って生きていきます。


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