フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2008-10-30-Thu-22-45

フリクリ

FLCL(フリクリ)/2000/GAINAX

GAINAX作品ということで見てみましたー。
とはいえ結構前の作品なんですね。8年前か・・・しかしこの作品に時代とかそういうのは全く関係ありません。空前絶後というか荒唐無稽というか、海外受けがよかったというのもなるほどなあと思わせる独特のテンション。日本のいわゆるストーリー漫画とか様式美とか定型文的コメディの文法をあえて無視したような作風は、好き嫌いがわかれるかもねえと思いました。

あらすじを書くのすら無理なんですけど、一応挑戦してみます。
主人公のナオ太は小学生の男の子。
ちょっとクールでひねた性格の彼は、野球が得意で憧れていた兄は海外へ行ってしまって以来、ますますひねていた。そんな彼をかまいたおす女子高生・マミミは、実はナオ太の兄の彼女だった。戯れに触れてくるマミミの真意をつかめないナオ太、そして何故かいつも一人でいるマミミの前に現れたのは、べスパを乗り回す謎の女・ハルコ。
ナオ太はハルコのべスパに轢かれてしまい、それから間もなく、頭部に謎のコブが出来てしまう。そのコブは突然巨大化し、なんと、「ロボットが頭から生えてしまった」のだ。
何故かナオ太の家に住み着いたハルコとロボットは、それまで平穏だったナオ太の日常をぶち壊す。ハルコにはハルコの目的があるらしいのだが、それにはナオ太が必要らしい?
めまぐるしく動く映像とかき鳴らされるギターの音が妙に耳に残る、奇天烈で滅茶苦茶で途方もない馬鹿騒ぎのような、いかにもGAINAXらしいトリッキーな作品。

という・・・ああ、やっぱりあらすじにならなかった。
まあ説明するのが難しい話ですよ、ということで。
急に静止画になったりコミック画面になったり過剰なまでの演出が凝らされていて、1話ごとを見終わるたびにとてつもなく濃密な30分をすごした気になってしまったのですが、でもそんな「狂乱」といえるほどの無意味な暴走馬鹿騒ぎの中に、実は1本芯の通った「テーマ」があるのじゃないかしら、と思えました。
それは例えばナオ太少年の勇気だったり、マミミの抱える心の闇だったり、子供らしからぬ同級生・ニナモリの持つ子供らしい悩みだったり。

ものすっごく変化球に見せかけてるけど、その実ド直球、という印象です。
実は立派にナオ太という少年の成長物語なくせに、それを素直に前面に出せなくて、照れくさくて、過剰な演出で目くらまししているというか、そんなところにGAINAXっぽさを感じました。
私のGAINAXイメージは、永遠の中二。
そんなかんじなんです、間違ってますかね?ちなみに褒めてますよ。

それから監督は鶴巻和哉、脚本は榎戸洋司。
私、榎戸さんてウテナで名前覚えたんですけど、ホスト部もシリーズ構成と全話脚本担当されてるんですよね。あれで上手いなー!と思ったんです・・・榎戸さんが脚本書いたマクロスとか見たかったな・・・あ、話がそれた。

声優さんも耳に残ります。
ナオ太の父役に松尾スズキ。松尾ちゃん!こんなところでも仕事してるんですね。
元・アニオタとしては、アニメなぞには極力職業声優さんを起用してほしいのですが、でもアニメ声優さんたちで固めた中に、ひょっこりアニメ声じゃない人が入ることによって、その人だけが浮き上がるとかそういう効果が出ることがありますよね。
トトロの糸井重里とか、ウテナのミッチーとか。
フリクリでは松尾ちゃんもでしたけど、ハルコの声ももの凄く耳に残りました。思わず「チィーッス、ハレバレハルコでーっす」というセリフが口をつきそうになるくらいに。

好き勝手暴走してるようで、見終わった後には何かメッセージを受け取ったような気になるような作品。最終話の最後の展開はちょっと予想外で、でも、なるほどなぁと思ってしまうラストでした。

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全編に the pillows の音楽が使われていて、音楽もかっこいーのです。
毎回出てくるゴイーンってギターの音も強烈で、ギターというのも重要なポイントになってます。

音楽と、ギターと、少年の勇気と、少女の強さ。

余計な枝葉を落としてしまえば、そういうものが残るのじゃないかと。
そう思わせてくれる作品なんですけど、きっと、そんなことを考えながら見る作品じゃないんですよ。
大人たちの悪ふざけと大暴走を、頭を空っぽにして見る話。
それが全て。それでいーんです!
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2008-10-27-Mon-21-03

flat

flat(1)/青桐ナツ/マッグガーデン

聞いたこともない漫画家で、見たこともない単行本で、気にしたこともない出版社から出ている漫画を買ってしまいました。
いわゆる衝動買いというやつですか。私にしては珍しいパターンでしたが、これが意外とヒットでした。勘というやつもなかなかどうして、馬鹿には出来ないものですね。

・・・などと言ってみましたが、購入のきっかけは書店のPOPだったりします。
最寄のジュンク堂で一時期これがプッシュされてたんですよねー、どうにも気になって仕方なくて買っちゃったんですけど、まずもうこの表紙の人が「なんてサンジ!」と思ってしまって、それがまず私の心を鷲掴みでしたよ(笑)

お話は一話完結形式のほのぼのです。
主人公の「平介」(恐らくタイトルはここからきている)という名の男子高校生。お菓子とお菓子作りが大好きな彼は、自分の気の赴くままに行動する、究極ゴーイングマイウェイな人間だった。
そんな彼の前に現れたのは年下の従姉妹、「秋」こと、あっくん。
平介と血のつながりがあるのかと疑わしいほど自制心に溢れた幼児であるあっくんと友情を育むうちに、ひたすら気ままだった平介にも少しだけ周囲を気遣うという気持ちが生まれる。そしてあっくんもまた、そんな平介と触れ合ううちに、気持ちを抑えることだけが全てではないんだと気付いていく。

ほんわりと温かい話です。
少々まったりしすぎている感と、白すぎるくらいの画面が現代風ですね。これがデビュー単行本だと聞いて納得しました。
好みは別れるかもしれませんが、個人的にはよかったです。
あっくんが可愛いと評判のようですが、個人的には平介と鈴木くん&佐藤くんの3人組みが好きですねー。虐げられているけど愛されてる平介。こんなかんじで男子が集まってキャッキャしてんのって、女子にとっては永遠の憧れじゃないですか?最後のほうに収録されていた女子Sの話も好きでした。男子でも女子でも、若い子が仲良くしてる様は純粋に目の保養です。

いやー平介可愛いよ平介。
細くて猫背で自由人でヘタレで髪の毛サラサラ。好みだなあ。
2巻も買いますよっと。

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2008-10-24-Fri-23-51

おひとり様物語

おひとり様物語1/谷川史子/講談社

買っちゃいました、『おひとり様物語』。
タイトルからしてシャレにならん、シャレにならんで!と思いながらも手が勝手にレジへ・・・。Bethで連載していた時から気になっていたんですもの、待ちに待った単行本化、我慢なんて出来ません。
(Bethって結局休刊したんでしたっけ・・・)

えーと、「おひとり様」とはいえ、この連作漫画のヒロインたちは、その性格も環境も実に様々。

書店に勤める本好きの久里子は堂々のおひとり様だし、
女子大生の未和は彼氏に振られたばかりのおひとり様。
OL悠希は同棲相手とすれ違ってばかりのおひとり様で、
女子大生の佳寿は就職した恋人と遠距離恋愛中のおひとり様。
OL百合子は遅く来た夢のチャンスのために、結婚のお膳立てをひっくり返したおひとり様。
そしてライターの多江は青春時代の片思いに決着をつけたおひとり様。

・・・とまあ、実際よく言われる「おひとり様」の定義が、「恋人のいない妙齢女子」であるというところからはちょっとだけ逸脱しています。
(でも元々は一人で飲食したりする人のことをおひとり様って言うんでしたよね?)

でも彼女たちに共通しているのは、自分の足で立っていること。
一人身だろうと恋人とラブラブだろうと、自分の意思と自分の個性をもっていること。
自分以外のなにかに依存してしまわないこと。

この連作中で一番「おひとり様」らしい第1話、書店に勤める久里子の後輩が率直な意見を述べます。

「それってさみしくないんですか?」

ってね。
久里子はそれを余計なお世話だ、って思うけれど、でもほんのちょっとだけ思ったりするのですよ。本当は自分は世界でたった一人なのかもしれない、毎日は楽しいけれど、本当の本当は孤独なのかもしれない、って。

でもね、久里子の後輩はやがてこう言うんです。

「あのですねー 今日の帰りー 
 思いきってひとりゴハンしてみたんですよー
 そしたらすっごい楽しくてー
 (中略)
 自分でえらぶのって気持ちいいんだーって」


ってね。
一人で店に入る女を寂しいと思うのは見る者の勝手。
一人で生きる女を不幸だと思うのも世間の勝手。
自分が自分であることが幸福の源なのだと、そう思わせてくれるこのシリーズは、確かに今の女性を安心させてくれるものかな、と思いました。

個人的にはやっぱり本屋の久里子さんとOL百合子さんにシンクロしたかなあ。
百合子さんみたいなキャラは、思い切ったらとんでもないことやれちゃう人だと思うんだ。
百合子さんみたいなことが自分の身におこったら、私は思い切り飛ぶことができるだろうか?そんなことを思って、ちょっとドキドキしちゃいました。

おひとり様物語 1 (1) (ワイドKC)おひとり様物語 1 (1) (ワイドKC)
(2008/10/10)
谷川 史子

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しかしこの本の女子たちは皆小綺麗でお洒落さんです。
私もとりあえず部屋を片付けよう。
そんなだから○○なんだ!とは言われたくないですもんね~、やれやれ。
2008-10-22-Wed-23-15

象られた力

象られた力/飛浩隆/ハヤカワ文庫

時間かかったけど読みました、初・飛浩隆!

SFでございます。
苦手なSFでございましたが、先日の神林御大よりも文章的にはスムーズに読めました。とはいえ時間がかかった原因は、その豊潤すぎるイメージの世界のせい。
濃厚すぎる世界観の渦に飲み込まれるまでに、ちょっとだけ足踏みしてしまいました。

えーと、本作は初期~中期の短編集らしいです。
収録作品ごとに、簡単な感想を。

『デュオ』
ある人物の手記という形で描かれた、不世出の双子ピアニストの殺害という謎をおった音楽SF。
・・・ということですが、私としては「ミステリ」のように感じました。作中時間も収録作品中唯一の現代(そして地球)ということで、一番難なく読めました。
音楽モノも好きですし。音のイメージと、ありえない存在が確かにそこに居る、というイメージがびんびん伝わってきます。

『呪界のほとり』
「呪界」と呼ばれる世界のほとりに飛ばされた、竜とともに旅をする男の珍道中。
珍道中というだけの、ユーモラスな雰囲気が全体に漂っています。なんだかひょうきんなSFアニメの第1話、ってかんじで楽しく読めました。
解説によるとシリーズ化も考えられていた?とかで、なるほどなーと。

『夜と泥の』
テラフォーミングされつつある惑星を舞台にした、奇妙な夜の出来事。
自然描写とか森に住む虫たちのうごめきとか、非常に有機的な事象が細かに描写されていて、てっきりそういう自然賛美的なお話なのかと思いきや・・・。
最後はちょっとゾクリとします。

『象られた力』
表題作。
でも正直一番読みにくかったです。何が読みにくかったって、そのイメージの世界に入るのに時間がかかったことですよ!
文様・イコン・図形・エンブレム・・・作品全体に散りばめられた世界観を彩る図形の世界に馴染むまでに、じわじわと3日くらいは出だしでつっかかてしまいました。作品も後半にはいってきて、怒涛の展開が始まってしまえば一気だったんですけどね。図形に触れるということ、それによって感情が揺さぶられるということ、全ての具象は力の表れだということ、目くらましのような図形の渦の中で、そういったことを「言葉」によって読み手に訴えるという文章の力にやられましたねー。
ああ、「補遺」とされたおまけが個人的に好きでした。

全体と通して思ったんですけど、普段あまりSFを読まない者からすれば、「けっこうミステリ的展開があるので読みやすかったな」ってトコです。オチがつくというか何というか、「転」があって「結」がある、というか。ぐわっと展開して、シュッと落ち着かせてくれるところがすっきりした読み心地です。
『象られた力』が読むのに時間がかかったとはいえ、それは決して文章的理由ではないことは言っておきたいところ。

貸してくれた友人が「この人の日本語は綺麗だ」といっていたのをおもいだして、『夜と泥の』を最初のほうを声に出さずに音読してみたのですが、なるほど確かに滑らかなリズムでした。

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
(2004/09/08)
飛 浩隆

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それにしても年々作品世界に入り込むまでに時間がかかるようになってしまいまいした。人はこうやって頭が固くなっていくのでしょうか?恐怖です。もっと、もっとイメージの世界を!
2008-10-21-Tue-22-59

涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱/2006/京都アニメーション

大変今更ですが、一世を風靡したアニメ『涼宮ハルヒ』、やっと全話鑑賞しました。
「萌えだろ?萌えなんだろ?」と思ってはなから馬鹿にしていたのですが、いやいやこれがどうしてSFなのだよ、結構面白いよ、という世評に抵抗できず、今更ながら見てみることにしたのです。
ちなみに、背中を押してくれたのが某世界で一大ムーブメントとなったカップリングに興味がわいたから、という事実もあったりします・・。が、まあそれはここだけの話。

ええとストーリーは私がどうこう言うまでもありません。
解説しちゃったらネタバレになってしまうでしょうが、確かにこの世界観はSFというやつ、なのでしょうね。ただのツンデレ美少女や巨乳美少女、眼鏡っ子が出てくるだけの学園萌えアニメじゃないのよー・・・というのは1話から5?6?話くらいの世界観説明のターンで納得しました。結構シュールといえばシュールかもしれません。
でもその後の話は、うーん、いわゆる学園もののテイストといってもいいんじゃないですかねえ。
確かに画は綺麗だし作画が崩れないのも見事だし、EDのダンス映像は必見!なのでしょうが、私にはハルヒがそこまで大流行したというのが、いまいち分かるようで分かりませんでした。
うん普通にクオリティは高いね、と思いはしたんですけどね・・・個人的に一番好きだったし「おお!」と思ったのは、1話のキョンの独白からはじまる冒頭のところかな。
声優さんの語り口調と、綺麗な風景画がとってもよかった。そう、キャラクターたちはいかにも二次元的な絵柄ですが、この作品は背景が綺麗なんですよ!
学校の、とくに駐輪場のシーンとか好きですねえ。学校の描写が細かかったりすると、なんだか泣きそうになるのは私だけですか。

ということで、画的な部分での感心というのは大いにしたのですが、オタクの間で(私もオタクですよー!)そこまで大流行したのは何故だろう、と思っても、あんまり得心がいく答えが出ませんでした。だって世界的にブームがおきたんですよね?それはやっぱり、結局、キャラクターの魅力ということなのかな・・・?
世界観が斬新!っても、それは5・6話あたりでオチのつく話だし、個人的にはハルヒの物語の魅力は学園コメディパート部分にあると思います。

ああでもレンタルしたDVDを見るともなしに繰り返し流したりはしていたかも。
「繰り返し見ても飽きない」というのは確かにすごいことなのでしょう。なんたって画が綺麗だから、流れていると目でおっちゃうし、気構えなく見れる作品だし。それから、見ていて心地いいってことは、それはテンポがいいってことですしね。
もっとも私が一番繰り返して見たのは、特典のフルダンスEDでしたが・・・
なんだかんだいっても、みんな普通の「理想的大騒ぎ学園コメディ」が好きなんじゃないの?って思っちゃいました。
もちろん私も好きなんですけどね!

涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版
(2006/07/28)
杉田智和平野綾

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ハルヒかわいーとか朝比奈萌えー、長門サイコー!という風には思いませんでしたが、キョンの「巻き込まれ系無気力キャラ」はよかったですv杉田さんの声もあってますねー。(残念ながらカップリング萌えには至りませんでした)
あとはやっぱりハレ晴レダンスかな!
なんだかんだいっても新シリーズをやるんだったら録画して見ると思います。
やるんですかね?
2008-10-19-Sun-22-11

デトロイト・メタル・シティ

デトロイト・メタル・シティ/2008/日本

先月見に行った映画、すっかり感想を書くのを忘れておりました。
いや面白かったですよ!

オシャレでポップなミュージシャンになるのだという夢をもって上京した少年・根岸。
だがなんという運命のいたずらか、彼はよりにもよって悪魔系デスメタルバンドのカリスマシンガーとしてメジャーへの階段を駆け上がっていくのだ!
“甘い甘いラブソング”への憧れと、無駄に備わった“暗黒系ソングへの才能”の板ばさみに悩む彼に待ち受ける未来とは!?

・・・という、まあ、設定からして笑えますね。
レディースデイに見に行ったのですが、封切からずいぶんたっていたというのにほぼ満席でした。すごいですねー。
見所はなんといっても松山ケンイチ演じる「根岸」と「クラウザーさん」のギャップでしょう。
デスノートの「L」もそうでしたが、漫画キャラっぽい作りこみの役作りがはまりまくってますね。根岸君のキモ可愛さがハマってました。クラウザーさんは・・・あれは、中身が松山ケンイチだって思ってもそう見えないという不思議さ(笑)

映画鑑賞後に漫画を読んだのですが、映画版は漫画の1巻目の内容なんですね。
個人的には成功していたんじゃないかなぁと思います。人によっては漫画のほうがいいという人もいるでしょうが、私は圧倒的に映画版を支持しますねえ。うまいこと漫画のいいとこ取りしたと思いますよ。
宮崎美子がクラウザーさんの中身に気付いている節というのもいい改変だったと思います。
テンポが悪くて云々・・・という原作ファンもいるみたいですが、原作のネタをそのまんま映画は無理でしょう。18禁になっちゃうよ。
原作の中核部分のみを抽出し、いいかんじでより一般向けに仕上げてくれたということで、私は大いに楽しみました。若い女性がほとんどの劇場で、笑いがおこってましたよ。
松雪さんも松ケンさんもよかったです!

あと個人的にカジヒデキ、グッジョブでした!

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2008-10-17-Fri-23-17

寺暮らし

寺暮らし/森まゆみ/集英社文庫

タイトルでなんとなく手にとった本。
といって、修行僧になるだの寺に入り婿するだのといった話ではありません。
「お寺の境内に建てられた借家をかりてみた」という、バツイチシングルマザーライターさんのエッセイです。

東京都内の中心部、境内地だということで木々に囲まれ、お寺さんの畑の野菜は頂いて、なんとも夢のような暮らし。おまけにお寺の構えに恐れをなすのか、押し売り営業マンが全くやってこないのだ!
・・・とはいってもメリットには当然デメリットも伴うわけで、毎朝の読経が聞こえたり盆と彼岸の頻繁な来客にあわてたり、ということもしっかり書いてあります。

段々と内容が「都心の建物・下町風情の維持とは」みたいになっていったので(もっとも、「下町」という言葉にはかなり厳密な定義があるらしい)、タイトルから想像するほど「寺暮らし」が前面に出ているわけではありませんでした。古い建物や江戸情緒にも興味があったのでそのへんも面白く読めたのはかえってよかったですが。

筆者の借りた家の大家さんは浄土宗のお寺さんだということなので、けっこう一般家庭に近い感覚だったのもよかったんじゃないでしょうか。段々お寺さんだという距離感もなくなっていってる・・・かんじ?
まあその環境が他人事だと思えなかった私には、大家さんがいい人みたいでよかったなぁと思うばかりです。
でもお墓って怖いとかお経って不気味、って人にはどんなメリットがあっても住みたくないとこだろなぁと思いますよ。その感覚もはや私には分かりませんが・・・

そうそう面白かったのはもうひとつ、巻末の解説です。
筆者に対する「憧れ」というか・・・東京っ子の東京育ちという、その生まれや育ちに対してはっきり「いいなあ」と言ってしまうほどの「嫉妬」めいた感情が隠さずに書かれていて、その正直さに胸うたれました(笑)ああ分かります、その気持ち!
簡潔で回りくどさがないのに、ふっと現れる情感とか言葉の美しさとか。そういうのを持って生まれた人には単純に羨ましさを感じます。

寺暮らし (集英社文庫)寺暮らし (集英社文庫)
(2006/06)
森 まゆみ

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今度母にも読ませてみようかなと思う本でした。
どんな感想を述べるでしょう。「都会のお寺はいいわね」とかかな?
2008-10-14-Tue-20-16

僕らのミッチー

録画しておいた先週の「僕らの音楽」を見ました。

・・・だってミッチーだったんですもの!(笑)

いやあミッチーいいですわ。高校生の時にクラスメイトからアルバムを借りたあの頃からはや○年、今でもひっそりベイベーしてます。
元々美形なのに変なキャラ、という人が好きなんですけどね・・・ミッチーは自分でも言ってるけど、オンとオフの差が激しいというか、過剰な自己アピール願望(ただし舞台上限定)と有り余るサービス精神のせいで、すっごく変なテンションの人というイメージが定着しているけど、素顔はほんとに地味だと思うの。
ステージ上で「ハーイ、ミッチーだよ☆」と言った次の瞬間に、パイプ椅子に腰掛けて猫背で新聞とか読んでそうな。好きな本は?て聞かれて、「三島由紀夫」とでも言っておけばイメージなのにうっかり「向田邦子」って答えちゃうとことか、長台詞の出だしを噛んでしまって、「ああもうダメだっ・・・!」だけならまだしも、大の大人が、「もう帰りたいよう!」って(笑)
引き篭もりがちだったのを唐沢の兄貴に連れ出されるようになって、唐沢さんを「兄貴、兄貴」って慕ってるとことか、ああホントに懐いてるんだなーって。あんだけ慕われれば、唐沢さんも嬉しいだろうね。
・・・もうほんとに可愛いなあ。なんだこの人、妖精か。
かっこつけてるのにしっかりダメっぽいのがミッチーのいいところです。
またライブ生きたいなー。

ちなみに↓の記事を読んで、私、ますますミッチー好きになりました。
ちょっと古いんですけど、この※1を読んですごく納得した。

『ミッチーの恍惚と不安』
2008-10-13-Mon-23-05

秋アニメいくつか。2

10月始まりアニメをまたいくつか見たので、忘れないうちに感想を。

タイタニア
BSで始まった、田中芳樹原作のSF小説のアニメ化。何の予備知識もなく見始めたのですが、これがまぁなんとも『銀河英雄伝説』でした。宇宙を舞台に戦艦がガガーン!きらびやかな登場人物がドドーン!てかんじ。またしても登場人物が多そうで、誰が主人公なのか分からなかったなあ・・・もっとも、これも銀英伝よろしく、誰がメインってわけでもないのかな。あのヤンさんみたいな人(でも見た目が若そうなせいか、ヤンよりさらに軽いかんじ)と赤毛のタイタニアの人が主役なのかなーと思いましたが・・・いかん、さっそく誰一人名前を覚えていない。
一応見るつもりですが、最後まで見続ける自信はちょっとないかもなあ。
美樹本さん原案のキャラクターは美麗でよかったです。誰かお気に入りのキャラでも出来れば自分的に盛り上がれるんだろうけど、どうかなー。

鉄のラインバレル
原作が面白いですよ、と職場の後輩が言っていたし、なにやら知名度があるようだったので見てみました。でもね、うーん・・・。
ごめんなさい、正直に言うと、中二病っぽい作品だな、と思いました。いやね、それは嫌いじゃない。結構そういう路線のが面白いと思うこともあるんですよ、でもねえ、どうも・・・ぶっちゃけ、絵がね、あんまり。
だって第1話だよ?作画監督をキャラデザ本人がやってるんでしょ?なのになんであんなに荒いの?わざとなの?顔崩れてるんでない?という・・・。私ほんとに平井さんの絵柄ダメなんだなー、と思いました。(好きな人には申し訳ない。これはほんとに好みの問題だとは分かってます)なんというかね、Gペンで力みすぎちゃった、みたいな線が違和感。あと女性キャラの胸のかき方が直線的で、なんだか詰め物をしてるみたいなかんじ。ガンダムの時よりもさらに鼻口の小さくなったキャラの顔も、どうなんだろうみたいな・・・ギアスでもCLAMPデザインが段々変な風に進化していきましたが、最近は奇形が流行りなんですかね?同じアンバランスさでもキャシャーンみたいなんだとすっきり見えるのに・・・いや、すいません、もう言いません・・・。
主人公の行動の不自然さとかは原作のままなのかな?いくらなんでも突然現れた裸の女の子を家に連れ帰ったりしないだろうとか思ったのですが、そこは別に突っ込むところじゃないのかな。あの主役の子が段々壊れていくというような話なんですかね?
CGロボットはかっこよかったんじゃないかなと思います。あ、EDがマーヤだったのは嬉しいサプライズでした。

2008-10-11-Sat-00-07

娘トラ。

娘トラ。が届きました!
オリコンデイリーチャート1位おめでとう~!

さっそくヘビロテしております。ボーカル曲多いな、やっぱり。すごいボリューム感です。
アナタノオトはやっぱり19話を思い出してしまって、「みんな誰かを好きでいたいんだ」ってミハエルの言葉と顔を思い出して、切なくなります。ああ・・・(涙)

アナタノオトがトラウマソングになったって人もいれば、ダイアモンド・クレバスが聞けなくなった、って人もいるみたい。私はそこまでではないけれど、やはり思い出さざるをえない。それだけ曲とストーリーのシンクロ率が高かったってことですよね、デカルチャー。

そうそうそれからギャラクシーツアーファイナル、当選しました!
行くよ武道館!
馬鹿やっちゃいますよ!

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(2008/10/08)
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2008-10-09-Thu-23-45

気になるニュース

気が付いたら最近アニメの話しかしていない!
というのに、またしてもアニメの話題を吐かせて下さい。
書かないと忘れてしまう。

・グイン・サーガアニメ化
それ自体は結構前にニュースになってましたが、なんと音楽がFFの植松さんなんですって。植松さんといえば中学の時の友達が神と崇めていて、ゲーム自体はやらなかったのにピアノの楽譜を貰って、何曲か練習した思い出があります。ティナのテーマ、決闘、親愛なる友へ・・・とか。FF6ばっかですか?時代です。
しかし最近、降ってわいたように過去の萌えの遺産を目の当たりにすることがしばしばです。年を取ったことを実感してしまいますが、それは決して嫌なかんじじゃないんですよね。黒歴史なんかじゃないんだぜ。

・エヴァ劇場版第2弾は来夏
さ き す ぎ る !
2年越って、超強気ですねえ。まあ10年ぶりでもファンは食いつくんだから、クオリティ下げて公開早めるとかよりよっぽどいいと思ってる自分も十分重症患者でしょうか。
絶対見に行くだろうなー。

・戦国BASARAがアニメ化
大人気ゲームがアニメ化だそうですー。オタクなくせにゲームだけはほっとんどしないのでその存在しか知らないんですけど、先日ヤフーニュースで「ゲーム効果で政宗人気」ってあって吹いたところだったので、妙にインパクトを感じました。
伊達様といえば「独眼竜」で、私は渡辺政宗の時代からあの眼帯がかっこいいのだと思っておりましたが、最近では妙齢の女子たちがつのって仙台を訪れるそうですよ。アニメになったらますます加熱するのかな?個人的には伊達の廟所といえば、「む、自分の墓に入るのに金を払うのか」ですけどね(笑)by某蜃気楼!

あとはアニメとは関係ないのですが、残念だったニュース。
こんにゃくゼリーの製造中止です。
死亡事故までおきてしまったら仕様がないかなとは思いますが、あれは幼児には食べさせないで下さいって前々から告知してたじゃないですか・・・。こんにゃくゼリーは高校時代のテスト前とかに愛食してた思い出の一品だったので、ほんとうに残念です。最後に買っとくか、と思ったらアマゾンで完売ですって。
みんな考えることは一緒だなー・・・。
2008-10-07-Tue-23-27

狐と踊れ

狐と踊れ/神林長平/ハヤカワ文庫

アニメにどっぷり浸かっている今日この頃、気を取り直して借り物の文庫本など読んでみました。
SFだけど短編集だし、まあいけるかな、と思って気軽な気持ちで読み出したのですが・・・びっくりです。


『敵は海賊』って、海賊が主役じゃなかったんだ・・・っ!!!

かるく10年以上勘違いし続けていた自分に驚きを禁じえません。
タイトルが「敵は海賊」って言ってるんだから、自分たちは海賊と戦うんじゃんね。何の疑いもなくネコ型宇宙人や愉快な仲間たちが暴虐の限りの海賊行為で楽しく旅をする愉快な話だと思ってました・・・。

・・・どうしましょう、一冊読みきったのに、あまりの衝撃の事実に他の感想がぶっとんでしまいました。
えーとこれ初期短編なんですよね?
人間の体から胃が飛び出しちゃったり、ぐるぐるまわる時間に気が狂ったり、なんというか、気軽に読もうとしたつもりが意外に気力を使いました。結構とんがってますね。

個人的にはダイア・ショックくらいが読みやすかったです。

・・・それにしても、海賊じゃなかったなんて・・・。

狐と踊れ (ハヤカワ文庫 JA 142)狐と踊れ (ハヤカワ文庫 JA 142)
(1981/10)
神林 長平

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2008-10-05-Sun-23-16

秋アニメいくつか。

秋アニメが始まりましたねー。

上半期はすっかりマクロスとギアスに心奪われましたが、さてさて秋からは何を楽しみに生きていくものか。とりあえず、今のところ見られた作品の感想だけあげてみます。

黒執事』→漫画1巻だけ立ち読みしました。うーん、原作は、買わなくてもいいかな・・・というかんじだったのですが、まあ坂本マーヤだということで(笑)あとは執事が小野Dさんだというところかな・・・。OP映像はシリアスでしたね。EDは可愛い。この作品はコメディだと思ってたんですが、若干謎があるかんじ?シリアスになっていくものなの・・・ですか?
見続けるかと言われれば、うーん、時間があれば・・・かな・・・。

キャシャーン』→なに、なにこの映像美!ってのが、まず最初の感想。いやーびっくりしました。キャシャーンって「キャシャーンがやらねば誰がやる」ってフレーズしか知らないのですが、第1話で全然ストーリーも何も分からない状態なのですが、とりあえずは、1話の異様な気合にやられました・・・来週も見るでしょう・・・。・・・出だしの「お前を殺す」に吹いたのはここだけの話です・・・アムロがヒイロになったよ、お母さん・・・!

機動戦士ガンダム00セカンドシーズン』→まず1期も見てないんですよね。だから中身がどうこう、とか言えない・・・。ただ言わせていただくと、乙女座のあの人がすごいパワーアップしてて、そこだけでも見てよかった・・・!


もうすでに見逃したのもいくつかあるのですが、動画が拾えるかなー。
これから放送されるのも積極的にチェックしていきたいと思います。
マクロスであいた心の穴を、何かで埋めなければ・・・がんばります・・・

2008-10-02-Thu-22-05

マクロスF&ギアス感想

毎週楽しみにしていたアニメが2本終わってしまいました。
結局春・夏アニメで見続けたのはマクロスとギアスのみでした。バーディーも途中まで見ていて、あれはあれで結構悪くない出来だったと思うのですが、何しろ今期は全てのエネルギーをマクロスにもっていかれたので・・・(笑)

では、半年間楽しませてくれた2作の感想を述べたいと思います。
長くなりそうなので、以下に。

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