フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2008-04-28-Mon-20-19

春アニメ感想

とりあえずチェックしていた春アニメを一通り見れたので感想をざっと。
といっても数はあまり見ていないです。

マクロスF
前評判も高かった新マクロスですが、確かになかなかの出来ですね。菅野・真綾コンビのOPも嬉しい限りだし、耳について離れない作中歌もさすが。ストーリーも分かりやすい青春成長物語にお家芸の三角関係ってのがシンプルでいいです。絵も綺麗で、何も考えずに見ていて楽しめる軽快な作品ですね。問題はこのクオリティをどこまで維持できるかってところでしょうか。頑張ってほしいものです。
個人的には主人公の女形姿は本編に登場するのか?ってとこですね。こんなトンデモ設定、捨てておくには勿体ないでしょ。

コードギアス 反逆のルルーシュR2
なんだかんだいいながら1期は全話見たのですが、2期は1期より素直に楽しく見てます。コードギアスの世界観、というかノリにやっと馴染んできたのかもしれません。ぐりぐりと視聴者を翻弄してくれるのはいいのですが、ちゃんと収拾つかせてくれるのよね?という不安感も若干あったり。
ますますキャラクターが増えてきて、付いていくのがちょっと大変でもあります。

図書館戦争
これがアニメになるとはねー、という気持ちで鑑賞。
・・・まあ普通ですかね。よくも悪くも原作通りですが、ちょっとテンポが悪いかなという気がしました。
地味な印象はぬぐえません・・・・

秘密 トップ・シークレット
はい、当地方では映りませんでした!
でもなんだか評判悪そうなので、まあ見なくてもよかったかなと。たしかにアニメの絵柄は清水玲子ではないかんじでしたね。薪さんが薪さんじゃないよ・・・関智一ボイスは聞いてみたかったけれど。

というわけで、今回チェックしていたアニメは以上です。
マクロスとコードギアスは見続けようと思っています。最後まで楽しませてくれますように。
あと新作ではないのですが、深夜たまたま見たフルメタル・パニックが地味に面白かったです。
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2008-04-26-Sat-21-44

ネムルバカ

ネムルバカ/石黒正数/徳間書店

女子二人の表紙、「大学の女子寮で同室のセンパイ&コウハイ」という帯の文句が気にはなっていたのですが、なんとなく買うのは悩んでいた本書。でもネットでの評判もいいみたいだし、とうとう買っちゃいました。うーんこれは確かに独特な持ち味の、馬鹿で無意味でだからこそ青春!な漫画でした。
面白かったです。

表紙の二人は大学の女子寮でルームメイトの先輩(右)・後輩(左)。
先輩はメジャーデビューを夢見るバンド少女、かたや後輩はキモいバイト仲間に辟易しながら取り立てて目標も何もなく大学生活を送っている。
後輩が「ちょっといいかも」と思っていた同級生が先輩に一目ぼれしたり、小遣い稼ぎに二人で内職に精を出したり、夜の海を眺めながら菓子パンを食べたり、世間との歯車がかみ合わない自分に悩んだり。
最後のモラトリアム期である「大学生」という瞬間をたしかに切り取ったような一冊です。

やっぱりこの作品の一番のキモはこれが「ただのゆるゆる大学コメディ」になっていないところですかね。かたや「音楽が好き→メジャーデビュー!」という確固たる目標がある先輩、かたや「大学に入ってはみたものの・・・」という後輩とその同級生S。この対比が効いてます。
実際私も大学時代は後輩のポジションに居ましたし(今もそうだけど)、圧倒的に「目標もなくぶらぶらしている大学生」のほうが多いと思いますが、そんな我々にとっては「お前ら・・・・なんだ!?なんの目的もなくただ毎日生きてんのかよ!?」という先輩の言葉が身にしみるのではないでしょうか。
ええも、そりゃあブレブレにブレまくってる人生ですから。

そんな先輩にも思いがけない運命が待っていたり、自分の意思とは無関係に翻弄されたり、後輩が寂しい思いをしたり、そんないろいろも含めたすべてが「大学時代」。
なんでもかんでもおんぶに抱っこの親掛かりだった高校生までとは違う、でもあらゆることを自分で賄わなくてはならない社会人でもない、そんな境の期間のぬるま湯のように呑気だけど先の見えないことへの焦燥感というものがすごく良く伝わってくる作品でした。

大学、しかも衣食住を共にする(衣はしてないか)寮生活なんてのは、本当につかの間の楽園みたいな時間なんだなぁって今になると思います。
こんなこと言うと、明確な意思でもって大学進学した人に怒られそうだけど・・・正直な気持ちです。戻れるものなら戻りたい、でも戻れないからこそ美化されるものなのでしょうね。

ネムルバカ (リュウコミックス)ネムルバカ (リュウコミックス)
(2008/03/19)
石黒 正数

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ちなみに実際女子寮生活を送った私には、畳部屋ってのが親近感倍増でした。綺麗でこじゃれた寮なんか学生寮じゃない!
あと日常に子ネタを取り入れる伊藤君がツボでした。深いようで浅い。
2008-04-24-Thu-21-17

幕末機関説いろはにほへと

幕末機関説いろはにほへと/2006/サンライズ

Gyaoで無料放送されていた連続アニメ。
幕末アニメということで興味をひかれ、見てみました。幕末好きなのです。

物語の舞台は幕末、横浜。主人公の秋月は「永遠の刺客」と呼ばれる宿命を負っていた。
彼の使命はただひとつ、世界に争いをもたらすという「覇者の首」を封印すること。
かつて京都で坂本竜馬の用心棒でありながら、その命を救えなかったことに負い目をもっている秋月は、横浜で奇妙な芝居一座と出会うことになる。一座の座長はまだ年若い少女であり、一座は各地を巡業しながら少女の両親を殺害した仇を探しているのだという。
「覇者の首」を追う秋月と、仇を追う一座。目的は異なるままに行動を共にする彼らには、また新たな宿命が待ち構えているのだった・・・

というお話です。
西郷さんや勝海舟など、歴史上の実在の人物や出来事に「覇者の首」というファンタジーが織り込まれています。歴史好きにとっては「ほほう」ってかんじで見られるのではないでしょうか。
絵も美しい作品で、絵柄は勿論なんですけど、芝居のシーンや遊郭のシーン、ささいな日常的な仕草でも細やかな表現がされているなー、というのには感心しました。ただでさえアニメで着物姿って難しいと思うのに。

絵は綺麗、
画も綺麗、
話も重厚で、
全体に丁寧な作りであるのは間違いありません。
でも、正直言うと・・・・・

・・・・途中で見るのやめようかと思いました。
ここがイヤだった!ダメだった!という欠点はないんですよ。ただし「絵が綺麗だった」という以上の何も感じなかったです。結構意地で最終話まで見ましたね。
なんでもかんでも「宿命」とか「運命」で済ませられてしまって、主人公たちの動機とか感情がさっぱりだったし、最後まで見たあげく、「で、覇者の首って何だった?」って気分になりました。むしろ主人公サイドよりも敵側の英国軍人たちのがキャラ立ってたし、金髪のガンマンが好みでした。
落ち着いた大人向けアニメを作りたかったんだろうなーというのはひしひしと伝わってきたのですが、基本的にアニメにはノリを求めてしまう私には大人っぽすぎたのかも。アニメファンとかよりも、時代劇ファンの方向きなのかもしれません。
いや、好きな人は好きな作品だと思います、ほんとに。

幕末機関説 いろはにほへと 巻の一幕末機関説 いろはにほへと 巻の一
(2007/01/26)
浪川大輔、佐藤利奈 他

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中盤で沖田さんが、後半で土方さんが出てきてくれなかったら最後まで見れなかったかも。でも檜山修之ボイスの洋装土方さんはとても格好よかったです。
あとなにげにおりょう役が壇れいってのが不思議に豪華でしたね。山寺さんの坂本竜馬も適役。
2008-04-22-Tue-22-40

雪沼とその周辺

雪沼とその周辺/堀江敏幸/新潮文庫

冬はスキー場利用者で賑わう山間の小さな町、雪沼。
これは雪沼を舞台に、雪沼とその周辺に暮らす人々の日常を綴った短編連作集です。

山や空き地、田畑が点在する田舎町という小さなサークルの中で暮らす人々には、独特の「繋がっている」感覚があります。積極的な緊密さではなく、ゆるやかな輪、というイメージ。
それは人と人とだけではなく、人と道具という点においても同じこと。
個人経営のレコード店や閉鎖間近のボーリング場、小さな町工場、地元民御用達の食堂、子供対象の習字教室・・・様々な場所や人の日常の中で、人と人、人と道具、人と思い出とが緩やかな関連性をもって存在しているということが語られます。
甘くはなく、しかし辛いばかりでもない、ごく普通の人々の人生。

地に足をつけ、実直に生きる人々の穏やかな人生模様です。
何ということはないのだけど、読み終えたときには、ただ「よかったな」と思えました。絶対的な幸福とか他より秀でていることとか、そういうことは満足のいく人生を送る上では重要なことではないのかもしれない、と思わせてくれるような・・・
『いつか王子駅で』より好きかもしれないです。短編だったからかな。じわじわと旨みが出てくるような、そんな本でした。

ちなみに読んでいて気になったのは、地の文での登場人物の名詞が「○○さん」だったこと。
その点は解説の池澤夏樹氏も言及されていて、「彼らを作者が「さん」付けで呼ぶだけの敬意には根拠がある」とありますが、どうも堀江さんは職人さんが好きなようなのでそれは勿論なのでしょうけれども、「○○さん」ということによって、「神の視点」である三人称が、少し二人称寄りになっているような、そんな印象も受けました。

雪沼とその周辺 (新潮文庫 ほ 16-2)雪沼とその周辺 (新潮文庫 ほ 16-2)
(2007/07)
堀江 敏幸

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2008-04-21-Mon-22-57

Papa told me 街を歩けば

Papa told me 街を歩けば/榛野なな恵/集英社

YOUNG YOUコミックスからクイーンズにコミックスに移行しての1冊目。
すでに27巻も続いている人気シリーズの続刊(4年ぶり!)です。
巻数「1」の表記がないのが気になるんですが、今も不定期連載中とのことで、続巻も出るものと信じています。

さて、このシリーズは小学生・知世と作家である父・信吉とが織り成すユニークでスペシャルな日常物語です。
絵柄や設定、全体の雰囲気などからして「ほのぼの」「癒し系」などとカテゴライズされがちですが、このシリーズの熱心なファンにとっての魅力はむしろ「真綿に包んだ毒」の部分だと思います。
主人公・知世の視線が時にシビアに、時に鋭利に、時に子供らしい清廉さで現実に言及するのです。
凝り固まった既存の価値観、それを是とする不条理な世界、ただ静かに優しく幸せでいることを許さない人々のことを。
いっぽうでジェンダーや家庭環境、社会的立場、性格上などの問題で周囲に上手くあわせられないマイノリティに対する視線は優しく、世間とのズレを感じてしまう読者にとっては確かに心癒される(というよりは共感させてくれる)話だと思います。

とはいえ長いシリーズだけに作風も少々変化するところもあり、特にシリーズの後半(24・25巻)のあたりには社会的な問題をテーマにする方法があまりにも直接的すぎるなぁ・・・と思っていたのですが、本巻はまた「日常物語」に回帰したような気がします。ほのぼの路線。
今回好きだったのは「イリス アイリス」。
ま、一応、本好きとしては・・・あと編集者のセリフに凄く共感してしまったのでした。

「なかなかおもしろい興味深いと思って読んではいるんですが
どうしても物語が入って来ないんです
脳の表面のあたりで止まっているかんじで
子供の頃に読んでいれば心の深い所にまで
ちゃんと落ちて行って
楽しい心躍る体験として残ったんだろうな
・・・なんだか損しちゃったかんじなんですよねー」


ですよね。
特にファンタジーとかそういうかんじです。
スッと入ってこないんですよ。これはもう感覚的にとしか言い様が・・・・
物語には読むべき年齢ってのがあるもんだと思います。
ああ、本当に、もったいない!

ゆっくりでいいので、長く続けていってほしいシリーズです。

Papa told me~街を歩けば (クイーンズコミックス)Papa told me~街を歩けば (クイーンズコミックス)
(2008/04/18)
榛野 なな恵

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ところでどう考えても「街を歩けば」って余計だと思うんですけど、巻数表示がないのはこのサブタイトルで変化をつけるからなのでしょうか。疑問。
2008-04-17-Thu-00-00

アンフェア the movie

アンフェア the movie/2007/日本

先週テレビ放映されていたものを見てみました。
篠原涼子主演の女刑事サスペンス。TVドラマの劇場版です。
常に視聴者の予測を裏切る急展開に次ぐ急展開で、TVシリーズ時にはなかなか話題になったドラマでした。私、普段まめに連ドラを見ることってあまりないのですが、これは全話見ましたね。ストーリーも役者さんもわりと気に入ったので・・・

・・・ということで、TVシリーズを踏まえた上での劇場版だったのですが、正直うーん。
まさにTVドラマの映画版というかんじでした。それ以上でも以下でもないかな。まあ予想の範疇。
「ええっ、あの人が犯人?裏切り者?」という展開は、十分以上にTVシリーズでやりつくしていたし、まあ脚本をつくるのにも無理があったかなぁとは思うのですが、いろんなところで唐突な印象がありましたね。『アンフェア』らしく、視聴者の予想を裏切るのだ!という方を意識するあまり、肝心の犯人像や犯行動機が曖昧だったというかなんというか。
ハスミの犯行動機もなんだか薄っぺらくなっちゃいました。TVシリーズのままなら、なんだか深いものがありそうなかんじがしていたのに・・・というか、さっきまで植物状態だったはずじゃなかった?アレ?みたいな。
加藤ローサや成宮寛貴は死ぬ必要があったのかなーとも思いますし、雰囲気を盛り上げるだけの人死ってあまり好きではないです。
まぁとりあえず、加藤雅也のカオルちゃんが久しぶりに見れたのは良かったです。それだけでいいや。

アンフェア the movieアンフェア the movie
(2007/09/19)
篠原涼子

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しかしフジテレビ制作の映画って、どうしてこうも2時間ドラマ臭がするのか・・・
2008-04-12-Sat-22-48

大久保町の決闘

大久保町の決闘/田中哲哉/ハヤカワ文庫

兵庫県明石市大久保町。
そこはガンマンの町だった。

夏休み、受験勉強に専念すべく祖母の家を訪れた主人公・光則を出迎えたのは、世にも奇妙な大久保町とそこの住人たち。町の人口よりも多い気がするほどの酒場の数、人家と酒場が点在する荒れ地、疾走するジープに、きわめつけは所かまわず始まる銃撃戦!
何故か「伝説の男の息子」として認知されてしまった光則は、わけも分からないままに町を牛耳る悪党どもと対決することになる。父の愛車ハーレー(ただし乗れない)と愛銃(ただし撃てない)と限りない運だけを頼りに、行け!光則!愛しの美少女・紅葉(美脚)を救い出すのだ!!

という、まあ、馬鹿な話です。
馬鹿っぷりに乗って楽しむべき本。しかしコレ3部作と聞いたのですが、えええこのノリで3部作はちょっと辛いかも(失言)?とりあえず本作は一発芸として面白く読めましたが・・・どうなの、カノさん?

大久保町の決闘 (ハヤカワ文庫 JA タ 9-3)大久保町の決闘 (ハヤカワ文庫 JA タ 9-3)
(2007/03)
田中 哲弥

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ところで挿絵の微妙さが気になりました。まあ世界観にあってると言えなくもない、か?
2008-04-10-Thu-22-06

ライトジーンの遺産(上・下)

ライトジーンの遺産(上・下)/神林長平/ソノラマ文庫ネクスト

人間の手足や臓器が自然崩壊していくという、謎の症状が蔓延する近未来。
原因不明のこの症状はもはや珍しいものではなく、むしろ人工臓器をいれずに生活をする人間のほうが貴重な程だった。身体の一部が崩壊した人々は有名臓器メーカーから人工臓器を購入し、装着することによって、崩壊以前と何ひとつ変わることのない生活を過ごしていた。

物語の舞台は「ライトジーン」。
それは都市の名であるとともに、臓器メーカーが乱立する以前、人工臓器の総合メーカーとして君臨した超巨大企業の名でもあった。
そして物語の主人公は、ライトジーンによって造られた人造人間・菊月虹(コウ)。コウはライトジーンによって造られたが、ライトジーン解体後、ひとりの自由人として生きる道を選んだ。
紙の本とウイスキーさえあれば満足な人生、しかし生きていくには糧が要る。
生まれながらに備わった「サイファ」の力(超能力)を使い、コウは人工臓器をめぐっての事件や犯罪に関わる警察<中央署第四課>に協力し、日々を暮らしていく。

時に警察の新人をからかい、時に実の兄(今は女)と対立し、時に大家に家賃を迫られ、時に生の音楽を求めてライブハウスに足を運び、そして傍らには常にウイスキーと本がある、「かっこいいとは、こういうことだ」なハードボイルドSF長編。

ということで、『雪風』に続く神林作品2作目に挑戦してみました。
いやーこれは素直に面白かったですよ!SF要素もあまり感じず、ハードボイルドなシブさとちょっとした遊び心を美味しく頂いたかんじです。
主人公のコウ、実兄のMJ、刑事のタイス、課長の申大為などのメインキャラクターがきっちりと立っているので読みやすいし、短編連作でありながら、最後の最後は予想外なまでの怒涛の展開でびっくりさせてくれます。
落ち着いた大人の小説だと思っていたのに、最後はなんだか楽しくなっちゃいました。
やってくれます、神林御大。

ライトジーンの遺産〈上〉 (ソノラマ文庫ネクスト)ライトジーンの遺産〈上〉 (ソノラマ文庫ネクスト)
(1999/01)
神林 長平

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2008-04-07-Mon-21-22

戦闘妖精雪風

神林長平原作のSF小説のアニメ化作品。
「フェアリー」という異世界(地球とは通路によって繋がっている)を舞台にした、戦闘機と戦闘機乗りとの物語です。

私は一応原作読了後の視聴だったのですが、・・・ええっと。
まあ私は原作も微妙についていけてないのでアレなのですが、しかし原作を読んでいない人はさらに意味不明のまま見終わるだろうな、と思います。ちょっと説明不足というか不親切というか・・・まあ分かりやすく描いてしまったら、それはそれで雪風ではない気もしますし。難しいところです。
(でもちゃんとしたSFファンなら問題ないレベルなのかも。いかんせん初心者なので、ご容赦願います)

個人的には多田由美の美麗絵が喋って動いてるだけで満足できました。
絵もなのですが、声もとても良かったです。
主人公・零役は俳優の堺雅人さんなのですが、繊細そうなお声がぴったり。
上司・ブッカー役は中田譲治、さすがのお色気ボイスです。
一番好きなシーンは1巻の二人でパーティーシーン(人間味ある零さんが!)ですが、4巻で地上に降りてきた雪風が飛び立つシーンも好きです。飛行機にこだわりまくったらしく、機体や動き方なんかはさすがに格好いいの一言でした。

もっとも私のようなにわかファンを増やした、罪な作品でもあります。
だってこの美しさじゃね、ねえ・・・

戦闘妖精雪風 DVD-BOX戦闘妖精雪風 DVD-BOX
(2008/01/25)
堺 雅人.中田譲治.池田昌子.麻上洋子

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しかしトマホーク・ジョンのところなどは、話の筋の変更がちょっと気になりました。
あれだとトマホーク・ジョンがジョンである意味がないのでは・・・?
2008-04-04-Fri-23-04

巌窟王

巌窟王/GONZO/2004

テレビアニメ『巌窟王』、全話視聴いたしました!

タイトル通り、デュマ原作の「モンテ・クリスト伯(巌窟王)」をSF風にアレンジした作品。斬新な映像表現がインパクト大なシリアスドラマです。
監督の前田真宏は元ガイナックス所属で、ナディアやエヴァなんかにも関わってた人だそうで、私の記憶が正しければ、BSアニメ夜話でゲスト出演した際に「本当に自分が面白いと思える作品を作る」といっていた作品だったような気がします。違ったかな。
CGフル活用な映像といい、クラシカルな台詞回し、フランス語による語り等等、確かに気合と意気込みを感じるアニメでした。たんに世界的名作である原作をそのまま舞台だけSFに置換するのではなく、原作の主人公が「復讐する者」であったところを、「復讐される者」を主人公にしてみせたところが一ひねりでしたね。原作を知らない人にも原作ファンにとっても、ドキドキの展開になったことでしょう。

私自身は昔から巌窟王が好きで(冷酷な復讐劇にときめく子供でした)、この作品も期待して見てみたのですが、アニメシリーズのオリジナル設定も素直に楽しめました。先を知ってるだけに、「この設定でどうやってオトすの?」っていう。
小説っぽさを留めた登場人物たちのセリフなども違和感なくなじめましたが、これは声優さんが良かったのだろうなと思います。中田譲治の色気よ!詐欺師役の関智一も悪役って珍しくて聞き入っちゃいました。意外と悪役笑いがお似合い。

しかし欲を言えば、ラストがちょっとあっさりしていたかなー、と。
あ、エピローグは良かったんですけどね。なんだか急なかんじがしました。ちょっと途中で中だるみ・・・というか、展開が停滞していたというか、個人的には全体的にもうちょっとまいてくれた方が好みでした。
あとフランツが良かったです、フランツ。それからさりげなくルノーもいい人。

巌窟王 第1巻巌窟王 第1巻
(2005/02/25)
中田譲治、福山潤 他

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巌窟王を最後に読んだのは中学生か高校生だったか。
読み直したくなってきました・・・
2008-04-02-Wed-21-59

青い花③

青い花③/志村貴子/太田出版

花咲ける女子高生物語、堂々の3巻目でございます。

鎌倉を舞台にした二つの女子校に通う少女たちの物語。
それぞれの気持ちが、たとえむくわれなくても、相手に向かうことを止められない。
ふられても、断られても、相手が結婚するとしても。

学校以外が舞台というのは珍しいですね。今回は井汲さんの別荘に遊びに行く、というシチュエーションなので、制服姿ではない登場人物たちがたくさん拝めますが、「休みだ!遊ぶぞ!」というような、若さゆえのはしゃぎぶり・女子ならではの無意味なハイテンションというのが伝わってきて、なんとも微笑ましく、キラキラしてます。
そして今更気づいたのですが、この巻でやっと1年が経過したのですね・・・濃い、濃いいなぁ。
本巻では夏休みの別荘旅行から杉本先輩が卒業後留学するらしい、というおよそ半年が描かれているのですが、ということは1巻から2巻にかけて4月~7月を描いたということですよね。スポーツ漫画でも格闘漫画でもないのに、まぁなんというまったりペース。おまけに刊行は1年に1冊だし、余計にのんびりとした印象が強くなります。でもそれがこの作品にはあっているのかな・・・とも。

さて、本巻の見所はなんといっても杉本先輩の男前なスーツ姿でしょう。
中身は恋する乙女なのに、自分のそういう部分をあからさまに出したくなくて、あえて(周囲が期待しているように)少年のようにふるまう杉本先輩。
実は誰より乙女なんだってこと、読者にはバレバレなんですけどね。そこが可愛い。

掲載誌で志村さん本人が語っていたけれど、本人が女子校出身なのはともかく、「女子校」という響き、イメージに対する夢見がちな憧れというものの結晶がこの『青い花』なわけで。
やはり夢見がち女子校スキーとしては、もう、この作品の空気感だけでたまらない、というのが正直な感想なんですね。まとまりがなくてスイマセン。

そうそう、本編とはかかわりなく挿入されている超短編シリーズ「織江さんと日向子さん」シリーズが完結しちゃいました。可愛かった。それにともなって「公理さんと駒子さん」シリーズが開幕・・・私、駒子さんみたいな人好きです。可愛いなあ。
志村さんの描く女の子は、どんなタイプの子でも、ほんっとに可愛い。

青い花 3巻 (Fx COMICS)青い花 3巻 (Fx COMICS)
(2008/03/20)
志村 貴子

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3巻にして、江ノ島シーンが登場します。
先月旅行してきただけに「おお、ここは!」という感慨もひとしお。次はしらす丼にチャレンジしてみたいです。


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