フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2008-01-31-Thu-22-05

作家の猫

作家の猫/コロナ・ブックス

猫を書いた作家、猫と暮らした作家、猫を愛した作家たちと、作家にこよなく愛された猫を写真や史料とともに紹介する本。もう表紙からしてアピール度満点です。訴えるようなこの目!どうしてくれよう!

ちなみに私は動物を飼ったことはないのですが、何故か子供のころから猫派でした。なんででしょうね・・・単に姿形からだったのでしょうけど、段々「人間と共生してる犬よりも飄々としてる猫のが格好いいわ!」って、イメージ先行しちゃった気も。
それでもやっぱり作家には犬より猫が似合うと思います。これを読んでると、「どんだけメロメロなのー!」ってかんじです。微笑ましいというか何というか。好きなエピソードは・・・いっぱいありすぎなんですけど、寺田寅彦とか百鬼圓先生とか特に好きですかねえ。寺田寅彦は以前古本屋で寺田寅彦をフューチャーした同人誌を買って以来微妙に気になってるんですよね。やっぱり随筆集買うべきか。
猫が好きだという殿方(年配だと尚ヨシ!)には萌え心を掻き立てられます・・・

作家の猫 (コロナ・ブックス)作家の猫 (コロナ・ブックス)
(2006/06/24)
夏目 房之介、青木 玉 他

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2008-01-28-Mon-20-53

よつばと!

よつばと!/あずまきよひこ/メディアファクトリー

友人から借りて、毎日一冊ずつ楽しく読みました。
うん、楽しい話です!
5歳児・小岩井よつばの日常を描いたまったりコメディ(?)。よつばの周り、手が届く範囲の風景がとても丁寧に描かれています。翻訳家のとうちゃん、とうちゃんの友人・ジャンボ、そしてお隣の美人3姉妹一家。主な登場人物はほぼこれだけ。さらに主な舞台もよつばの家と隣家であることがほとんどという・・・・視点がよつば(5)なだけに、行動範囲は激狭なのですが、それがまたかえってリアルな子供時代を彷彿とさせてくれるんです。「そうそう子供の頃は毎日が長くて、家の中が広くて、大人はうんと大人に見えたもんだったな~」というかんじに。大人が楽しめる子供マンガかもしれません。ノスタルジック。

とりあえず6巻まで読んだのですが、・・・これ、第1話から数えても1ヶ月くらいしか経ってないですよね?
まだ夏が終わってないし・・・この調子で秋・冬・春と続くと、すごい大長編になりそう。秋でも冬でもよつばは元気そうだなぁ。
ちなみに個人的には「子供が得意じゃなさそうなのにきっちり相手をしてあげている虎子さん」が好きです。

よつばと! (1)よつばと! (1)
(2003/08/27)
あずま きよひこ

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大人にとっては「いつもの毎日」、子供にとっては「昨日と今日は全然違う日」。
子供が身近にいない私でも、ちょっとだけ親気分というか隣人気分というか、そんな気にさせてもらいました。しかし近所によつばがいたら私は・・・多分避けて通る。子供苦手(嫌いじゃないんです、どう相手をしたらいいのか分からないんです)なんです、スイマセン。
2008-01-27-Sun-21-49

陰翳礼讃

陰翳礼讃/谷崎潤一郎/中公文庫

年明けからだらだらと読んでいた一冊。
谷崎潤一郎の代表的な随筆で、画数の多い漢字四文字のインパクトゆえに「なんか難しそう・・・」と思っていたのですが、意外と読みやすくてサラサラと読めました。古典の文庫なわりにポイントが大きいのもよかったです。(読み終わるまでに時間がかかったのはひとえに寄り道が多かったから)

中身は谷崎潤一郎御大が語る「日本文化考察」です。
でも別にカタいわけじゃありません。羊羹だとかトイレだとかについても語ってたりするし、言ってるところは結構「ふんふん」と頷けるところがありました。
タイトルは御大の主張ポイントである「日本文化は陰の文化だ」というところから。
電気のない時代、日本は暗かった。その夜はもっと暗かった。その暗がりこそが繊細で影かかったような日本美を造り出したのだ、という。(小説はまだあまり読んでいませんが)耽美派の巨匠らしい日本文化本になっています。

欧米文化との比較考察なんかもしてあったりして楽しいです。
欧米人は働き者だが、日本人はなまけものだ。ああはなれないね、というくだりなんかは世界から後ろ指をさされる過労死の国として疑問に思う人もいるかもしれないけれど、怠け者である私はこの説に納得してしまいました。
いや、日本人の勤勉さと欧米人の勤勉さはちょっと違うような気がするんですよ。受身の勤勉さ(追い立てられるような)と能動的な勤勉さ(ポジティブでアグレッシブなかんじ)というか・・・まぁ現代となってはそれ程の差はないかもしれませんが。
あと「日本人がペンを発明するとしたらもっと筆っぽいのが出来てたはず」なんてところは「先生!まさに日本人筆ペン作りましたからー!」と、墓前で報告したい衝動にかられました。

日本文化論に興味のある方は楽しめると思います。
古い作品だけど読みやすいですよ。

陰翳礼讃 (中公文庫)陰翳礼讃 (中公文庫)
(1995/09)
谷崎 潤一郎

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2008-01-25-Fri-22-16

米国図書館協会推薦作品

米国図書館協会のヤングアダルト図書館サービス協会からティーン世代に向けた2008年のお薦めグラフィック・ノベルのブックリストが発表されたそうです。その中には日本の漫画作品も含まれているそうなんですが、これがなかなかのラインナップ。わりとマニアックなところを揃えています。

興味のある方は こちら へ。

『エマ』はわかるけど、ここで『放課後保健室』かよ!
『地球へ』はアニメの影響?
『蟲師』の世界観ってアメリカでもOKなんだ、
『フラワー・オブ・ライフ』・・・は、いい話だよ、でもさあ・・・!

と、なかなか思うところがあって面白かったです。
漫画は国境を越えますね。
2008-01-24-Thu-20-59

聖☆おにいさん

聖☆おにいさん/中村光/講談社

なんたって帯の煽り文句が強烈。
「ブッダとイエスのぬくぬくコメディ。」ですよ!
表紙のTシャツジーパン姿のブッダ&イエスとこの文句だけでもう即買しちゃいました。
いや~面白かった・・・・
どんな話かって、立川でルームシェアして仲良く暮らすブッダ&イエスが二人で浅草に行って通勤列車にもまれたり、市民プールでうっかり奇跡をおこしちゃったり、勢いで近所の神社の祭りに参加しちゃったりするだけなんですけど、もうそんないろいろが「ブッダ&イエス」だってだけで面白い。ちなみに私、爆笑とまではいかなかったけれども、ニヤニヤ笑いが止まりませんでした。人前では読めない!
設定そのものがパンチが効いている、神様仏様を茶化しちゃえる国・日本ならではの漫画だなぁと思います。うん。

宗教に興味のある方もない方も笑えるゆるゆるコメディです。ただし、敬虔な信者さんは読まない方がいいかもしれません・・・

聖☆おにいさん (モーニングKC)聖☆おにいさん (モーニングKC)
(2008/01)
中村 光

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2008-01-24-Thu-20-48

ヒース・レジャー

俳優ヒース・レジャーが亡くなったということで、昨日は軽くへこみました。
特別ファンだというわけでもなかったのですが・・・28歳って、若すぎるよなぁ・・・と。
世間的には『ブロークバックマウンテン』のカウボーイ、でしょうけれども、私的には『ロック・ユー!』の若くてやんちゃな青年騎士です。

共演したオーランド・ブルームもポール・ベタニーも元カノのナオミ・ワッツも、きっときっと悲しんでいることでしょう。

せめて、安らかに。

ロック・ユー!ロック・ユー!
(2007/11/28)
カーター・バーウェル; ヒース・レジャー; ルーファス・シーウェル; シャニン・ソサモン; ポール・ベタニー; マーク・アディ; 室園丈裕; 内田直哉; 小島幸子; 江原正士; 北川勝博

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『ロック・ユー!』はいい映画でした・・・
2008-01-22-Tue-21-32

片恋の日記少女

片恋の日記少女/中村明日美子/白泉社

表紙と裏表紙の紹介文に惹かれて購入してみました。
だって、「親子兄弟ジェンダーが入り混じったヒトとヒトとの多彩な関係性をおかしくせつなく描いた作品集」だっていうんですもん。
中村明日美子といえばあの『Jの総て』の人だというのがちょっと気になる点だったのですが(『Jの総て』、興味はあるけれど痛そうすぎて未読です。チラ見しただけで痛い痛い)、本書の収録作は総て表紙の絵の通り、明るくすがすがしい雰囲気の作品ばかりでした。

頑固親父とニューハーフになった息子の話、
中学生の娘の友達にときめくお父さんの話、
出会い系にハマる姉の身代わりにデートする弟の話、
亡き父が密かに恋していた女子高生を探す息子の話、

どれもちょっと捻りがあるというか、女装少年やニューハーフ、年の差等のツールが盛り込まれているところが成る程『Jの総て』の人だなあ、というところですね。でもそこが好きでした。
雰囲気としては明るくて朗らかなんだけど、その実世間様に大声で言えない様なところをキャラクターが抱えていたりとか・・・「心の闇」なんて大げさなものじゃなくても、なんというか、陽の当たる場所をまっすぐに歩いてきた人じゃないんですよ、皆。ちょっと屈折したところがあるというか。そういうキャラクター造形が好きですね。そしてそれを暗かったり重すぎたりしない筆致で描いているところも。

『Jの総て』のイメージが強烈すぎたのですが、こういう作風のも描けるんだなあと感心させられました。ちょっと西炯子っぽさも感じます。
一捻りあるラブコメ、少女マンガをお求めの方にはオススメしたい一冊です。

片恋の日記少女 (花とゆめCOMICS)片恋の日記少女 (花とゆめCOMICS)
(2008/01/04)
中村 明日美子

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Jの総て (3) (F×COMICS)Jの総て (3) (F×COMICS)
(2006/03/15)
中村 明日美子

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怖がらずに『Jの総て』も買ってみるか・・・
2008-01-20-Sun-22-22

エロティクス・エフ

今月号のエロティクス・エフは『青い花』特集でした。
漫画雑誌なんて10年以上ぶりに買ったと思う・・・でも買ってよかった。
カラーページの「舞台探訪」は鎌倉旅行に行く時に参考にしたいです。
ああ、鎌倉、素敵だなぁ・・・古都&港町、ということで、京都と神戸を足して割ったような風情を感じます。一度いったのだけどまた行きたい。

そういえば鎌倉が舞台の作品って名作が多いですよね。
『青い花』、『蝉時雨のやむ頃』、『ラバーズキス』、そして『天空のエスカフローネ』・・・ロケ地めぐりの旅に出るため、とりあえず情報収集に励みます・・・

マンガ・エロティクス・エフ (Vol.49(2008))マンガ・エロティクス・エフ (Vol.49(2008))
(2008/01/07)
不明

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そういえば『青い花』の新刊は来月へ持ち越しのようです。
待ちきれないー!
2008-01-19-Sat-22-35

オイレンシュピーゲル スプライトシュピーゲル

オイレンシュピーゲル/冲方丁/角川スニーカー文庫
スプライトシュピーゲル/冲方丁/富士見ファンタジア文庫


それぞれ3巻まで読了。
同一の世界を二つのシリーズで平行して執筆、のみならず出版社のレーベルすら超えてしまったという前人未到(だと思う)の「シュピーゲル」シリーズです。

冲方丁は『マルドゥック』以来久しぶりだったのですが、いやあなんだかもう冲方丁さんたらいろんな意味で遊びまくりの悪ノリしすぎなんだけど、それでいて妙に要所要所のツボは押さえてるのよねー・・・ってかんじでした。

あらゆるテロや犯罪が多発し『ロケットの街』とまで渾名される旧都市名ウィーンこと国際都市ミリオポリス。そこには都市防衛のための選ばれた子供たちが居た。先天的・後天的に関わらず身体に障害を負った子供たちは国によって機械の手足を与えられ、その中からさらに選ばれた子供たちは警察・公安に属し、都市の治安を守るという任務をも与えられた。
特甲と呼ばれる最強武装兵器を身にまとい、絶え間なく襲い掛かるテロや凶悪犯罪に立ち向かう少女たち。
<ミリオポリス憲兵大隊>MPBに属する3人の少女、「黒犬」「紅犬」「白犬」。
<公安高機動隊>MSSに属する3人の少女、「紫火」「蒼火」「黄火」。
命を預ける仲間とともに、少女たちは今日も戦う!

というノリの作品です。
もうこのノリについていけるかどうかが全てというかんじでしょうか・・・猫耳に妖精羽を装着した戦う美少女、というコテコテの設定なのですが、実は世界観・お話的にはガツンと骨太なんですよね。そのへんはさすが(仮にも)冲方丁ってところ。
とにかく少女たちが走り回って飛び回って戦いまくってます。それを文章で読んで脳内でアニメ変換できれば楽しめるでしょう。読むアニメってかんじですね。萌え小説かどうかといわれると、個人的には「強いて萌えを装ってる・そう見えるように振舞ってみせている」というかんじがしたので、あまり純粋な萌え系という印象ではなかったです(作者が冲方丁だっていう先入観かな)。ちなみに少女たちの人生は結構みもふたもない程悲惨だし、作中では虫のように人死が出ますので要注意。

本を送ってくれた友達と、『マルドゥック』は一応一般向けSFだけど『シュピーゲル』はどこからどうみてもラノベという話になったのですが、ラノベと一般文芸の線引きが年々曖昧になってきている今日この頃、一体ラノベの定義って何なんでしょう?レーベルの問題か、イラストの有無の問題か、それともイラストの絵柄の問題か・・・ちなみに私は一般向けよりの『マルドゥック』のが読みやすかったです。昔はラノベばっか読んでたのになぁ・・・

オイレンシュピーゲル 1 (1) (角川スニーカー文庫 200-1)オイレンシュピーゲル 1 (1) (角川スニーカー文庫 200-1)
(2007/01)
冲方 丁

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スプライトシュピーゲル 1 (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8)スプライトシュピーゲル 1 (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8)
(2007/01)
冲方 丁

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2シリーズを比べると、どちらかといえば『オイレン』のが好きでした。
黒犬(シュヴァルツ)!、紅犬(ロッター)!、白犬(ヴァイス)!
——〈姦〉(ケルベルス)、全頭出撃(アル・シュトルム)!

こういうドイツ語の硬質な響きに萌えてしまいます・・・
2008-01-17-Thu-22-00

第138回直木賞

桜庭一樹、直木賞受賞!

今回のハードボイルドな顔ぶれの中では一番話題になりそうというか、前作も評判がよかったし勢いがあるし、タイミング的には今かなってかんじの受賞でした(珍しいぞ直木賞)。
ということで桜庭さん個人はおめでとうってかんじなのですが、しかし「今」桜庭一樹が受賞するのならば、もっとずっと先に、他に受賞すべき人たちが沢山いるんじゃないの?と思ったのも事実。

どっちに転んでも思うようにならない、それが直木賞選考。

予想がつかないからこそ話題になるのかも、と思えば味わい深い文学賞ですね。
なんだかんだ言っても本好き意外の層へのアピール力があるのって直木賞&芥川賞くらいだしねえ・・・
2008-01-15-Tue-23-30

インテ

大阪冬の陣に行って参りました!

一般参加で3時間並んだんですけど、いやあ寒い寒い。そして予想以上の人出でした。
今回は超久しぶりに遠方の友人S(新婚妻含)も来てくれて、いつも以上にテンションもあがりました。
・・・まあその割りに成果はいつも通りってかんじでしたけど。いつもながら勢いのあるジャンルにハマれない体質と、年々悪化する一方のえり好み症候群のせいだと思うので、自業自得なんですけどね・・・ネットでいくらでも二次が読めるようになった弊害かとも思います。手近になければもっと無節操に買うんでしょうけどねー。

いやはや夢のような時間でございました。
インテ=同窓会みたいな感覚になっているし(だってこんなイベントでもなければ大勢が集まることってない)、オタクの祭典という雰囲気が好きなので、なんだかんだ言っても、もうしばらくはこの世界から卒業できそうもありません。

ご一緒した皆さん、お疲れした!
2008-01-11-Fri-23-31

オタクが思うこと あれこれ

最近思ったことがいろいろ。
誰かに言いたくて仕方ないんだけど職場の誰にもこんなこと言えないので、ここでちょっと発散します。

清水玲子『秘密』アニメ化!
いやー実はこれ実写映画(海外でとかも)にならないのかしらとは思ったことあったんですが、アニメ化ですかぁ。とりあえずは嬉しいです。まだ詳細が分からないからなぁ・・・とりあえず、清水玲子作品の魅力は絵の美しさにあるので、画レベルは高水準でお願いしたいものです。
あ、新刊が今月発売なんですね。楽しみ楽しみ。

秘密―トップ・シークレット (1) (Jets comics (234))秘密―トップ・シークレット (1) (Jets comics (234))
(2001/12)
清水 玲子

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『ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア』邦画リメイク決定!
なかなか面白かったドイツ映画のリメイクですって。オリジナルでは男性二人の逃亡劇でしたが、リメイク版は長瀬智也と福田麻由子のコンビになるそう。男と女、大人と子供・・・ということで、男二人という設定の変更に必然性があるのか?と思ったりもするのですが、大人の男の人と小さい女の子(って年じゃないけど)という設定も大好物なので、ちょっと気になります。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
(2002/03/22)
ティル・シュバイガー、ヤン・ヨーゼフ・リーファース 他

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ドロンジョ様=深田恭子!
絶対ガセネタだと思っていたこの配役、どうも決定ということで・・・。実写映画『ヤッターマン』のキャストなんですけどね。私は絶対杉本彩だと思ってたんですけどねー。そうでなくてもスラリと背の高い色っぽいお姉さん的な人が・・・深キョン嫌いじゃないけど、なんか違うなーと思って。でもまあ映画は映画なので、小悪魔っぽい路線でいくのかもしれませんね。それならアリかな。

三浦しをん、光流先輩について語る!
少女漫画の名作、『ここはグリーン・ウッド』について、直木賞作家・三浦しをんが熱く熱く語っています!いやー嬉しかった。(勝手にリンクしちゃいました・・・こちらをご参照下さい。)
前々からしをんのGW(と略す)好きはエッセイ等で知っていたんですけど、今回改めて自身のブログでガチンコで語ってくれたのが嬉しくって嬉しくって。
特に光流先輩のキャラ設定考がされているのですが、うん確かにGW内における光流先輩というのは最重要キャラクターであり、見る角度によっていろんな顔を見せてくれるキャラだと思います。頼りになる男前な先輩、というだけじゃないんですよねえ・・・どんなに明るく振舞ってみせても、心の奥底では「実の親に捨てられた」という絶対的な孤独感、愛してくれる育ての家族に対しての混じりけのない感謝と、それ故の遠慮というか疎外感、距離感というか。
そういうのは本編中では表立って描かれないために(わりとさりげなく挿入される)、読者側が行間を読まないとなんですけど。その点、三浦しをんが指摘した「全巻を通して、光流のモノローグはない」というのは鋭いなぁと思います。だからこそ光流先輩の心情というのは読者によって読み取り自由なわけで。
逆に、忍先輩の鬱屈具合というのは非常に詳しく描かれているだけに、解釈は一通りしかないんですよね。実は私は「雨やどり」をなかなかちゃんと読めませんでした。忍先輩に感情移入しすぎちゃって・・・そんな私は勿論忍先輩ファンなんですけど。
ちなみにこの作品、当時の白泉社にしては珍しくメディアミックス展開されたんですよ。声優さんも豪華でアニメの出来もよかった・・・。

ここはグリーン・ウッド Vol.3ここはグリーン・ウッド Vol.3
(2001/10/24)
佐々木望、岩田光央 他

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2008-01-09-Wed-20-03

チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光/海堂尊/宝島社

映画化も決定した人気シリーズ第1作、お友達に借りてやっと読了いたしました。
すでに映画版のキャストを知ってから読み始めたので、そのイメージを消しながら読み始めたのですが、読み始めてみるとこれがなかなか。

主人公の田口公平は某大学病院に勤務する神経内科医。
万年平講師、人からは「愚痴外来」なんて陰口をたたかれる「不定愁訴外来」の担当医である田口の下に、病院長直々に重大任務が下された。
それは、輝かしい経歴を誇る桐生医師とその選抜チームによるバチスタ手術の最中に、不審死としか思えない死亡事故が立て続けに発生している、本格調査を図るべき事態なのは勿論だが、大学病院という巨大組織内では正規の手続きをとっていては埒が明かない。ひいては田口先生にその内実調査を依頼したい・・・というものだった。
手術室というガラス張りの空間で発生する死亡事故、果たしてそれは被術者自身の身体問題による不幸な死なのか、スタッフによる医療ミスなのか、それとも何者かによる殺人なのか?

という、「このミス」大賞受賞作です。
専門用語が飛び交う閉鎖空間を舞台にした物語なのに、キャラたちまくりの登場人物たちのおかげか、スルスルっと読ませてくれます。読んでるうちに実写キャストのことなんて頭からとんでしまいました。
ある意味犯人はあまり意外性のない人物だったし、トリックもそれほど奇抜ではないのですが、・・・いやでもこの作品の魅力はやはり「登場人物」でしょう。
万年平講師という田口先生やクセモノっぽい病院長も勿論、バチスタ・チームの面々(とくに桐生医師と義弟の関係性が・・・!)も人間味溢れているのですが、物語中盤から突如現れた謎の探偵役・白鳥が全部もっていきましたね。
うーん、世間のレビューを見ているとなかなか評判がいい白鳥氏ですが、私としてはちょっとアクが強すぎですかね・・・私は癒し系の田口先生のがいいです。あの外来にもぐりこんで、藤原さんがいれてくれるコーヒーをいただきたいなぁ・・・

しかしこの窓際サラリーマン的雰囲気を醸し出す田口先生を竹内結子が演じるのか~・・・
(ガリレオもそうでしたが、どうして男女に変換する必要があるのでしょう。女優を使わなければならないからか、そうか・・・)
うーん・・・あ、白鳥が安部ちゃんなんですか?安部=桐生だと思ってました。安部ちゃんだと思えばいいかも、白鳥・・・


チーム・バチスタの栄光チーム・バチスタの栄光
(2006/01)
海堂 尊

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2008-01-08-Tue-23-01

かよちゃんの荷物

かよちゃんの荷物/雁須磨子/竹書房

去年発売した単行本なんですけど、ちょっと評判がよさそうだったので買ってみました。
雁須磨子さんといえば友人の好きな漫画化さんで、独特の路線をいくBL作家さんってイメージがあったのですが、こんな作風もアリなんですね。(そういえば自衛隊ものもこの人だったか)

主人公のかよちゃんは男っ気なしの30才一人暮らし(しかも無職)。
お金もないし男もいないし職もない、けれどもなんだか妙に大きな気構えと楽しい女友達には恵まれて、かよちゃんは今日もきままにのんびり、のらりくらりと生きていく。

いやーノホホンします。
ここ最近ほんとにこういう「年頃の独身女子漫画」に食いついてしまうのですが(年だなア・・・)、結婚を意識しつつ男を捕まえられない自分を自虐的に笑う作品が多い中で、この『かよちゃんの荷物』は“焦ったって仕方なし、それよりとりあえず何か食べない?”というかんじののんびりとした空気感がとても心地がいいのです。
かよちゃんの呑気さに共感したり、無職でも焦らないで生きていく物凄いおおらかさを羨ましく思ったり、身内とのやり取りに覚えがありすぎて笑ったり、30代に入っても女子高生みたいにわいわいやってる女友達の雰囲気にいいなーってなってみたり・・・

ま、とにかく和む一冊でした。
2巻もきっと買うことでしょう。

かよちゃんの荷物 1 (1)かよちゃんの荷物 1 (1)
(2007/04/07)
雁 須磨子

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2008-01-05-Sat-16-29

戦闘妖精・雪風

戦闘妖精・雪風<改>
グッドラック 戦闘妖精・雪風/神林長平/ハヤカワ文庫


2007~2008の瞬間、『雪風』を読みながら年を越しちゃいました。
ええ、鐘付きサボったんです。これで去年の欲は今年に持ち越しだわ・・・

実は小説を読む前にアニメ映像を見ておりまして、なんだか綺麗な絵だわー、これは一体なんであろう、と思っていたら、友人から「それは『雪風』であるよ」と教えてもらったのでした。(いや、逆か・・・なんで雪風の話題になったんだっけ?すでにおぼろげ)SFが苦手(というか慣れない)な上に実は神林作品自体も初めてだったのですが、うまく流れに乗りさえすれば読めるんだ!という自信がつきました。とりあえず国産は、ですけど。

要するに異星人対地球人の戦いなんですが、異星人が一体どのような知性体であるのか?果たしてそれは実体を伴う生命体なのかどうかも明らかにはされず、同様にそれに対する人類側もまた地球人とは何か?民族、宗教、それらすべての意味から総合的な「地球人」など存在するのか?人間とは?というところが本題かな・・・と思います。いや、あくまでエンタメなんですけどね、あくまで。
主人公・零の人間的変化もまた一つのテーマかなと思いつつ、零と少佐のちょっとした関係性に着目してしまうのは、もうこれは私の本能です・・・腐・・・。

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)
(2002/04)
神林 長平

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グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
(2001/12)
神林 長平

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戦闘妖精雪風 DVD-BOX戦闘妖精雪風 DVD-BOX
(2008/01/25)
堺 雅人.中田譲治.池田昌子.麻上洋子

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アニメ版の絵が超美麗!と思ったらキャラデザが多田由美なのだそうで、うわっそりゃあガチだよなあ・・・と思ってしまいました。いやはや麗しいです。
そして主人公の声が堺雅人なんですよー。違和感ないです山南さん!
中田兄上も相変わらず色気のあるお声・・・
2008-01-04-Fri-16-22

貧乏サヴァラン

貧乏サヴァラン/森茉莉/ちくま文庫

2007年、最後に読んだのがこの『貧乏サヴァラン』でした。
ちなみにサヴァランとはフランスの焼き菓子のことだそう。

本書は森鴎外の娘にして自身も作家である森茉莉の随筆のセレクト集です。森茉莉の小説は以前に読んだことがあるのですが(『甘い蜜の部屋』)、随筆はこれが初めて。とはいうものの、いろんな作家さんが森茉莉について語っている文章を目にしていたので、あまり初めてという気にはなりませんでした。で、読んだ結果は・・・想像通りというか何と言うか。
食べ物、父、浪漫、食べ物、父、父、そして食べ物!
いやはやこれは唯一無二の人であるなあ、と思わせられる文章の数々。

あんまりわがままで偏屈な人って苦手なんですけど(自分がそうだから)、もう森茉莉レベルまでいってしまえばそれはもう<遠くから眺めていたい変人>レベルですよね。わがままを通すのにも躊躇いがないというか、気持ち良いくらいの無軌道っぷりが、庶民根性から抜け切れない私としてはいっそ気持ちのいいレベルなんです。

次はまた森茉莉の小説でも読んでみようかな。
やはり『恋人たちの森』は押さえておくべき・・・?

貧乏サヴァラン (ちくま文庫)貧乏サヴァラン (ちくま文庫)
(1998/01)
森 茉莉

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2008-01-03-Thu-16-23

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

実家でただひたすら食べるか、寝るか、本を読んでいるかしているダメ人間です。
(なんで正月番組ってあんなにつまんないんだろう)
今年は変化のある年にしたいなあと思いつつ、昨年同様・・・いやさそれ以上に本を読んだりアニメを見たりする年にしたいと思います。

もうちょっとアクティブに動ける女になりたいな、そろそろね。
などと思いつつ、今はとりあえずコタツで本を読むのです。ふっふ。

皆様、本年もお見捨てなきよう、よろしくお願い申し上げます!


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