フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-04-29-Sun-20-55

かわたれの街

かわたれの街/勝田文/白泉社

休日出張後、本屋に寄ったら驚愕してしまいました。
知る人ぞ知る漫画家・勝田文の新刊が二冊同時発売です!なんてこと!
端正な絵柄に結構な笑いのセンスを持ちながら、「まったり」という作風ゆえにいまいちメジャーになれなかった勝田文にようやく風が吹いてきたようです。しかも久しぶりの白泉社からの出版・・・ヤングユー亡き今、どうなることやらと思っていただけに、ほっと一安心といったところでしょうか。

さて、今回の作品も実に勝田さんらしい「ゆるい」話(作者も重々承知のようです)、でもとてもほのぼのとしたいいかんじのお話でした。

物語の舞台はとある下町の商店街、ヒロインは豆腐屋の一人娘・木菜(きな)。
女子高生・木菜は今恋をしていた。
その相手は料理教室の講師・穂波。
半年前、鍋だけを手にこの街にやってきたという(面白くも)謎めいた若き料理講師は、料理の腕こそいいものの、なんともだらしのない男だった。実はバツイチ、しかも別れた奥さんに未練タラタラ、定職もなく、かつての同級生のお情けで仕事を貰っているという有様なのだが、木菜はそれでも「穂波先生」に夢中なのだ。

という、いわば初恋物語なのだけれども、これを「恋愛漫画」というには大いに抵抗があります。
だってこの漫画のキモはそこじゃないから。

では何がこの作品の魅力なのか?というと、
それは勿論ヘタレなのに憎めない穂波先生だったり、
恋に恋しておめかししてブリ大根を作っちゃう女子高生だったり、
やたらとオバチャン受けのいい呉服屋の息子だったり、
そんなキャラクターの魅力でもあり、また、
公民館で開かれている年齢層の高い料理講座だったり、
ツタの絡まる喫茶店だったり、
なんだか和気藹々としている商店街のみなさんだったり。

そういう、「ほのぼの」としか言いようのない雰囲気がこの作品の、いや、勝田文という漫画家の魅力だと思うのです。
もっとも、それが人によっては「ゆるすぎるよー」という人もいるでしょう。長所と欠点は紙一重ということで、痛し痒しってところでしょうね。でも好きな人にはきっとそれがツボにくるはず。
まったりほのぼの系が好きな人には是非読んでいただきたい作家さんです。

ちなみに私はこの人のお話は勿論、看板や家並みなどの細部にこだわった画面構成がとても好みなので(潮干狩りのシーンの遠景は笑っちゃいました。浮世絵か!)その美味しさは倍増です。
また植物がお好きなようで、季節感にこだわる人だという印象もあります。和風の雰囲気ともあわせて『しゃべれどもしゃべれども』の漫画化にあたっての抜擢は「グッジョブ!」です。思わず膝を打ちました。

20070429205331.jpg

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2007-04-28-Sat-21-23

ゴミを拾う女

今日、人生ではじめての体験をしてしまいました。
それは、



ゴミ捨て場から(他人の)ゴミを拾って帰った



ということです。
ああ、ドキドキ。

だってまさに「奥行き30cm、幅70~90cmくらいの板さえあればラックくらい自分で作れるんじゃね?」と思っていたところ、まさにそのサイズの棚板が捨てられていたんですもの。
捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのこと。
迷いは一瞬もありませんでした。

よくインタビューや何かで「ゴミ捨て場からものを拾うのが好きなんですよ」的な発言をしている人がいますが、「そんないいもんが捨てられてるか?捨てられてるとしても、ちょっと人目が気になるしなあ」と思っていたのですが、いやー、実際遭遇してみるとそんなの気にならなくなるもんです。
結構大きめの棚板を両脇に抱えてマンションの階段ダッシュでしたよ。
(でも一応)誰にも会わなくて良かった・・・・・

しかしこれで私もゴミ拾い族の一員です。
さっそく簡易棚も作成したことだし、ますます「独りでできるもん★」への道を辿っているような気がします。
ま、たくましいのはいいことです。

また素敵なめぐり合わせがありますように、ゴミの日はちょっと意識してしまいそうです。
2007-04-27-Fri-22-20

蝉時雨のやむ頃

海街diary 蝉時雨のやむ頃/吉田秋生/小学館

鎌倉を舞台に、ある家族とその周辺の人々の、それぞれの関係・他人との交わりの姿を細やかに描いた物語。

吉田秋生といえば勿論『BANANA FISH』ですが、これはどちらかといえば『ラバーズキス』系。とはいえ幾分か雰囲気は明るめですね。設定自体は結構重いのですが、意識してコミカルに描いている気がします。顔の崩し方とか・・・吉田さんのこういうノリの作品ってかーなーり久しぶり。帯の「新境地に挑む」の文字もただのアオリじゃありませんね。

基本的な物語は、こう。

父の女関係が原因で両親が離婚、その後母も再婚を機に実家を出、残された3人姉妹は祖母とともに古い家に暮らし続けた。厳格だった祖母が亡くなり、それぞれが成人した今も3人姉妹は鎌倉の家に住み続けている。
そんなある日届いたのは別れたきり会っていない父の訃報だった。
相続の件もあるし是非、と言われて訪れた父の居所は山形の田舎。そこで3人は父の娘だという中学生に迎えられる。
そう、彼女は3人の義理の妹になるのだった・・・・・。

というのが、第1話「蝉時雨のやむ頃」。他に次女とその恋人との偽りを描いた「佐助の狐」、そして4人目の妹がメインの友情モノ「二階堂の鬼」が収録されていますが、どれもテーマは「人と人とのかかわり」です。
家族だったり男女だったり友情だったり・・・それぞれの交流の形が、決して重過ぎない筆致で明るく軽やかに描かれています。

なにより3姉妹(のちに4人姉妹になりますが)の家庭での姿がいいです。私が好きなのは3人が台所に座り込んで自家製の梅酒を味見しているシーン。なんともほんわかするのです。

鎌倉という舞台もロマンですよねー、港町であり古都であり。お洒落な都会のようでいて情緒的な町並みでもあり・・・、ハア、憧れます。
『ラバーズキス』も鎌倉が舞台の話でしたが(そしてこの話ともちょっとリンクしてます。嬉しいオマケですね)、吉田さんて鎌倉在住なのでしょうか?
海の明るさと暗さがいいかんじの演出なんですよね。特にこのシリーズは地名や名所も取り入れてあって、鎌倉の人的にはなおさらのサービスでしょう。鎌倉は以前一度行った事があるのですが、また行きたくなってしまいました。

ところで本日の嬉しいニュース。
なんと名作『櫻の園』が再・映画化だそうです!ブラボ!
昔の映画もすごくよかったのですが(女子高生映画としては「花とアリス」に並びます。桜と少女って映像だけでも素敵ですが雰囲気もよかった)、同じ監督による自主リメイクということで期待してしまいます。

海街diary 1 (1) 海街diary 1 (1)
吉田 秋生 (2007/04/26)
小学館

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2007-04-23-Mon-21-53

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ/乾くるみ/文春文庫

大学生の「僕」は、生まれてはじめての合コンで「まゆ」に出会った。
それまで女性というものに縁の無かった僕の生活が、まゆの登場によって見違えるように色づいていく。

週に一度金曜日の逢瀬、
知らない店で、自分たちの好きな本の話をした。
皆で行った海、
二人の仲がばれるのが恥ずかしくて、お互いに知らないふりをした。
ふいに訪れた彼女の部屋、初めて体をあわせた日。
そんな二人にも時は流れ、僕が就職し、東京で暮らすようになる。
距離は離れても、二人の関係は変わらないはずだった・・・

バブル期の静岡を舞台にした青春小説。
初々しい恋愛小説のように輝いているけれど、これといって特徴のない物語のように見える。

しかし作者の狙いは最後の最後、「ラストから二行目」で明らかにされる。
そう、これはあくまで「恋愛小説」ではなく「ミステリ」なのだ。

タネが明かされてしまえば、そんなに目新しいひっかけでもないな・・・とは思うのだけど、それまでの流れが自然だっただけに、素直に「おぅ」っと思ってしまいました。
文庫裏表紙の『必ず二度読みたくなる』という文句も過言ではなかったですね、だって実際私は頭から再確認しちゃいましたもの。
要所要所の小道具もきちんと消化されていて、思い返すと「あれがあーなって・・・あ、そうかそうか・・・」と、もつれた糸がきちんと解きほぐされていくのが心地よいのです。

私がミステリを読むのは「謎が解決されていく」快感と、「あ、そうだったのね!」という「騙されていた」快感が気持ちいいからなのですが、これは久しぶりに「騙してくれた」一冊でした。
とはいっても最初っから「引っ掛け」があると知りながら読んでいたので、もやもやとしたものは感じながら核心に気づかなかった自分がふがいなくもあり・・・、諸手をあげて「完敗!」と叫びたくなるほどの「引っ掛け」ではなかったですかね。私よりちょっと勘のいい人なら途中で気づけたのかもしれない。
「びっくり」感では『ハサミ男』『この闇と光』のほうが上でした(あくまで、自分内対比ですが)、が、これは「もうちょっとで気づけたのに、結局作者の手口に引っかかっちゃった自分が悔しい」という理不尽な憤りなのかもしれないです・・・・でもそれが快感でもあるんですけど、わあ、支離滅裂。

乾くるみって、『Jの神話』しか知らないので「とんでもない話を書く人だぁ・・・」という印象しかなかったのですが、これでだいぶ認識が変わりました。うん、これなら他の人にも薦めやすい(笑)

いやー、ミステリって本当にいいもんですね。

イニシエーション・ラブ イニシエーション・ラブ
乾 くるみ (2007/04)
文藝春秋

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2007-04-22-Sun-16-48

恋の骨折り損

恋の骨折り損

同名のシェイクスピア戯曲をベースに、20世紀初頭を舞台のミュージカル・コメディにした作品。

あらあら、シェイクスピアってこんなお気楽喜劇も書いてたのね、っていうくらいのゆるゆるラブコメでした。もっともシィクスピアに関してはほとんど無知ですので、原作と比べようもないのですけど・・・ストーリー的にオリジナルのままのようです。

物語の舞台は20世紀初頭の小国ナバロ。
大戦前の時期に、若き国王はいきなり「3年間学業に専念する」と言い出します。そのために禁欲の生活をするべし、ましてや女人に近づくべからず!という無謀な約束を3人の仲間とともに誓ってしまいます。
ところが早速ナバロを訪れたのは、父王の名代としてやってきたフランスの王女とそのお連れの乙女たち。
若い娘たちの魅力の前にあっという間に誓いは破られ、かわって始まったのは4人の男と4人の女の恋物語。

とにかく出てくる登場人物のほとんどが間抜けです。
間抜けで馬鹿なんだけど、それだけに憎めない。正直ゆるすぎるきらいもありますが、それなりに楽しめたラブコメです。

ジャンル的にはミュージカルになるのでしょうが、『シカゴ』や『ムーランルージュ』と比べちゃいけないのでしょう。あくまで“それなりに”踊ってる、というかんじです。(ただ一人、黒人の役者さんの踊りは上手いと思いました)
だからミュージカルを期待して見るとちょっとがっかりするかもしれませんね。もっとミュージカルに徹してくれればもっと面白くなったとは思うのですが、個人的にはこのゆるーい歌もダンスも嫌いじゃありませんでした。
あとは姫たちが登場する時の小船に乗ったシーンや、国王たちの勉学の場(図書館ぽい)などの美術は結構好きですね。すごく好き・・・と言えるほどには作りこまれたかんじがしませんでしたが(低予算映画だったんでしょうか。役者さんも知らない人ばかりでした)。

結局8人が相思相愛になるというのは初めから分かっている話なので、これはその予定調和を楽しむ作品だと思います。
気の抜けたコメディにちょっと好みの美術。だらだらした休日のお供には適しているのでは?
もっとも世評は芳しくないようで、まぁそれもむべなるかな・・・というところですが、個人的には嫌いじゃありませんでしたよ。
こういう生活感のないロマンチックな雰囲気は好きですもの。
とまあ、そんなかんじの雰囲気映画でした。

恋の骨折り損 恋の骨折り損
ケネス・ブラナー (2001/11/23)
PI,ASM

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2007-04-20-Fri-22-35

春の新アニメ感想③

もうそろそろ新番組ラッシュも終わりでしょうか。
先週見た新アニメの感想です。

ロミオ×ジュリエット

かの「ロミジュリ」をファンタジックに再構築したGONZO作品。前評判通り面白かったです!
オリジナルと違う点は、舞台が「空中都市」というところ。SFという話だったのですが、どちらかといえばファンタジー。でも他には天馬が登場するくらいで、世界観的には中世ヨーロッパ風です。
あとはジュリエットの設定がかわってましたが、その他はおおむねシェイクスピアっぽかったですねぇ・・・・ストーリーは皆が知っているわけだし、気になるのは何よりラストですよね。ハッピーエンドにするのかな?気になるところです。
絵も綺麗だし(若干キャラクターの顔が間延びしているように見えますが、許容範囲内です)、落とし方が気になるし、これも見続けたいと思います。

ラブコン

実写映画にもなった人気少女漫画のアニメ化。そういえば小池君がやってたねー、くらいの気持ちで見てみました。
見てられなかったら途中でやめよう・・・という意地悪な見方で見始めたのですが、これが意外と上出来でした。
そもそもテンションの高いコメディをアニメ化するのって難しいものです。漫画のまんまやると絶対間の抜けたゆるゆる作品になってしまうし、ましてやセンスが求められる少女漫画。これは結構厳しいたろうな~、と思っていたのですが、意外や意外。
「ちょっと巻きが早すぎませんか?」というくらいのテンポのいい展開に、ナチュラルな声優さんの好演もあって、予想外に楽しく見れました。
内容は勿論少女漫画なわけで、見ているほうが恥ずかしい「青春★」なノリに赤面でしたが、アニメ化作品としてはよかったと思います。原作ファンも納得するのではないかな(知らないけどね)。
ところでOP原画が伊藤郁子(セーラームーン!)だそうで、言われてみれば「ほほぅ」ってなかんじでした。
ちなみに伊藤郁子さんは手足のすんなり感と関節が鋭角的なのが特徴だと思うのですが、いかがでしょうか。誰がわかってくれませんかね。

ところで最近は「電王」の声が関俊彦なのと、「グレンラガン」の悪役が檜山修之なのをクレジットを見る前に判別できてしまいました。
この辺の人たちにはまだまだ咄嗟に反応しちゃいますね、今更ながらオタク道からは逃れられないことを再確認です。
(でもそんな自分がちょっとだけ誇らしかったりして、複雑な心境でもある。馬鹿な自分ほど可愛いってやつでしょうか。よくわからない・・・)



2007-04-16-Mon-22-19

復活の地

復活の地Ⅰ~Ⅲ/小川一水/ハヤカワ文庫

カノさんから貸し付けられたシリーズ、やっと読了致しました。
「SFを装った関東大震災だから」と言われていたのですが、ほんとのほんとにその通り。びっくりするくらいそのまんまでした。

物語は人々が他惑星への移住を果たしてから数百年ののち。地球を母星として繁栄を誇った一大文明圏も、地球の滅亡とともに隔絶された。
多くの惑星は独自の文化を育て、国力の差はひらき、微妙な力関係の国交が保たれていた。
物語の舞台は、その中でもいまだ発展途上の小国・レンカ。
地球代から続く皇室を中心に議会制がとられているレンカの帝都トレンカを突如襲った未曾有の大地震がすべてのはじまりだった。
王宮は潰れ、国会議事堂は崩壊し、高層ビルは雪崩をおこし、あちこちからあがる火の手に人々はなすすべもなく、怒りの矛先は被差別民族であるジャルーダ人に向けられる・・・・
都市機能が崩壊してしまった帝都トレンカを背景に、不眠不休で緊急対策を指揮する若き総督・セイオと残された唯一の皇女・スミルを中心とした震災復興物語。

民衆の混乱や他民族への偏見・虐待、政府と陸軍・天軍との意思相互など、近代日本史とかぶる部分が多々あります。天軍は海軍ぽいし。
先に「関東大震災だよ」と言われていたせいもあり、そのうち「大杉栄」でも出てくるんじゃなかろうかと思ったくらいです。(妻・伊藤野枝とともに関東大震災の数日後殺害←私の数少ない関東大震災知識・・・)

SF苦手な私ですが、横文字名前意外には特にひっかかるところもなかったです。1巻の最初の頃、震災の混乱の描写を乗り越えれば、特にひっかかるところもなくスルスル~と読めました。
震災からの復興、人々の団結、自主的な自衛組織など、理想的な都市のあり方が描かれている様子は多少甘い気もしますが、まあこれはあくまで物語ですから・・・実際今の東京がこんな状態になったとしたら、もっと悲惨なことになるのは間違いないんじゃないでしょうか。(都知事もあの人だしさ、ブツブツ)
甘いなぁと思ったのは、あまりにもピュアな恋愛模様とかも?手を繋ぐだけ、というトキメキぶりには逆に恥ずかしくなっちゃいました。なんだか古式ゆかしいです。さすがは宮さまです。

個人的には天軍のザグラムさんが男前だったかな。
でも実は新聞記者の相棒・グインデルが一番おいしかったりして?
あとはボランティアの少女・ネリに多少の違和感が残りました。ちょっといい子ちゃんすぎるような気が。

まあそんな甘さも含めて、「こうなればいいな」的震災復興物語。あ、タイトルまんまなんですね、読んでる間は意識してなかったけど。
SF好きの方はもちろんのこと、近・現代史好きの方も面白く読めるシリーズではないでしょうか。かくいう私もSFというよりは歴史小説のようなノリで読んでしまいました。
骨太SFに見せかけた擬似歴史大作ってあたり、田中芳樹っぽさを感じるお話でした。

復活の地 1 復活の地 1
小川 一水 (2004/06/10)
早川書房

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2007-04-15-Sun-20-55

時効警察

ついに帰ってきました、時効警察!

今回も小ネタが満載で顔面にやけっぱなしでした。しょっぱなから「小料理屋・しずか」ですもんね、その後の「いかんなあ・・・イカンガー(両手ブイ)」もさりげにツボでした。
こういう「分かる人だけ分かってね」という笑いの方向が好きなんですよね~・・・マニアックなのは重々自覚の上ですが、今回職場ではじめて時効警察好きが現れてくれたので、こっそり事務所で時効警察トークをかましたいと思います。

とりあえずはやっぱり「コーヒー入れろーヲイ!」でしょうか。
分かってくれるかなぁ・・・・

今回は忘れずに全話録画できますように。願。
2007-04-14-Sat-20-43

春の新アニメ感想②

先週放送開始の番組感想をちょろっと。

ぼくらの
問題作として一部ではすでに有名らしい、月刊IKKIにて現在も連載中の同名漫画が原作のアニメ。私は原作については全くの無知だったのですが、「これは深夜でこそやるべきアニメ」って久しぶりに見ました。
世界の命運を(勝手に!)託された13才の少年少女たちの運命。
「世界の滅亡か、ぼくらの死か」という残酷な言葉で表現されるそれは、懐かしのサン●イズ勇者シリーズ・・・なんて例えを出さなくても、ロボットアニメのお約束です。「無作為に選ばれた平凡な少年少女に世界の命運が託されたら」なんてお約束設定をシビアに描いた問題作。うんこれは確かに問題作でしょ。
映像もGONZOだけに綺麗だし、少年少女たちの姿や日常空間がリアルに描写されているクオリティの高さにも期待できます。
これは毎週見なくては、です。

ウエルベールの物語
政略結婚のための婚約者であった近国の王子を殺してしまった王女。
王女は偶然その場に居合わせた女怪盗に導かれるまま城を抜け出す。
見つかれば死罪を免れない王女を哀れんだ国王は、部下に達書を託し、王女に遠国を目指すよう申し伝える・・・・。
と、ストーリーだけをおってみれば面白そうな中世ヨーロッパ風ファンタジーなのですが、どうにもいまいちノれませんでした。
どこが悪いってわけでもなかったのですが・・・うーん。悪いところもない代わりに、良いところもあまり感じなかったかな、というところです。残念。
2007-04-11-Wed-21-53

あらしのよるに

あらしのよるに

ちょうど映画が話題になっていた頃に原作を読み、今度のTV放送で映画版を鑑賞しました。
ストーリーはご承知の通り、「狼と山羊の種族を超えた友情」です。

映画版は特にすごくいいとも悪いとも評判をきかなかったのですが、うーん確かにってかんじでした。
ストーリーは原作のまま。結構展開速いです。あっという間に仲良くなり、怒涛の運命が・・・というところがアレですが、まぁこれも原作の通りっちゃあその通りなんですよね。
でも児童向けとはいえ結構な長編であるこの話を、あくまで原作の通りに、しかし決してダラけずに仕上げたというのは監督・脚本の力だよなぁ、と。
絵もとても可愛らしいですね。映画版もファミリー向け・子供向けなのでしょうが、そう思っていただけにOPのメイの母の死亡シーンはちょっと「えっ・・・」と思ってしまいました(まぁでもあれくらいはアリかな?)。
あとは声ですが、いやー・・・中村獅童、上手い!
よくある「役者が声を当ててみました」的な違和感が皆無です。職業声優みたいでした。
そう、この人上手いと思うんですよ。ピンポンの時から目をつけていて、あれよあれよという間に売れっ子になって、うっかり結婚しちゃったために今は若干微妙なポジションの人になっていますが、基本的に芸達者な人だと思っています。三枚目も強面役も得意だし。
過去のスキャンダルにめげずに、これからもいい仕事をしていってほしいものです(えらそう)。
で、一方メイ役の成宮寛貴ですが、うーん、頑張ってたとは思うけど、どうしても絵とのギャップは残りましたね。これは本人の力不足というよりは配役ミスかなーと・・・女性が演じたようが違和感なかったんじゃないかなぁと思います。どうしても名のある役者を使いたかったなら、松たか子とかよかったかも。
(しかしPRのためとはいえ、最近は何故プロの声優さんでやってくれないのでしょうね?特にキャラクターものは絶対プロのほうがいいと思います)

そんなかんじで、個人的にはまぁまぁというところでしょうか。
子供と一緒に見るにはいいかも。でも原作はもっと泣けたけどね、とは思っちゃいますけども・・・

あらしのよるに スタンダード・エディション あらしのよるに スタンダード・エディション
きむらゆういち、 他 (2006/06/23)
東宝

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2007-04-08-Sun-22-31

春の新アニメ感想①

新アニメが始まりましたね。
とりあえず今週の感想をざっと述べたいと思います。

DAKER THAN BLACK 黒の契約者
架空の東京を舞台にしたサスペンスアクションもの。「コードギアス」の後番組なのですが、ぐっと大人向けってかんじです。(絵もね、いいですよ)
「コードギアス」も日本や中国等現実の世界を引きずった設定でSFファンタジーをしていたのですが、個人的にはそれがむしろ邪魔な演出だったように思っていました。でも「DARKER~」は、言ってしまえば『魔界都市新宿』のノリなわけで、現実の東京とのギャップを楽しめる設定になっているかな?と思います。
一話を見た限りでは、なかなかいいかんじです。見よう。

地球へ・・・
竹宮恵子の原作漫画のアニメ化。
個人的にはキャラデザの結城信輝&コンセプトデザインの出渕裕がいい仕事してます!ちょっとクラシカルで、でも決して古臭くはない雰囲気・・・これが「品がある」ってやつでしょ。こぼれんばかりの目玉・キラキラの色彩という今時の絵柄に辟易していた自分にとっては大層な眼福でした。難を言えば動きが少ない?というか、宇宙空間の背景が平面的?というか、「セル画っぽさ」を感じました。でもこういうのも逆に新鮮です・・・なんとなく原作のもつ古典っぽさともあっているので、これはこれで悪くないんですよね、不思議なことに。
実は原作未読なのですが、1話だけでもスケールが大きそうで魅力的。そうだよね、ロボットや戦闘機が出てこなくったってSFアニメって可能なんだよなあ、と思いました。

精霊の守り人
上橋菜穂子の児童文学が原作。女用心棒が王族の子を託され、旅をするというシリアスファンタジー。プロダクションIGが製作なだけに、映像がとても綺麗です。OPがラルクなのには意表をつかれましたが・・・
なんとはなしに「十二国」を連想させる東洋ファンタジー。重厚な設定・ストーリーも共通していますが、原作未読なので、これから物語がどういうふうに展開していくのかさっぱり分かりません。
児童文学が原作というのはなかなか新しいですよね。純粋にストーリーを追って楽しんでいけそうです。

天元突破グレンラガン
GAINAX製作なのですが、私は何故か「サンライズっぽい!」と思っちゃいました。正確にいえば、90年代のサンライズっぽさ。
少年が勇気と希望を武器に仲間たちと旅をする・・・・これぞアニメの王道でしょう。ノリノリのストーリー展開に、メカのデザイン(二頭身・・・いや、それ以下)が芦田豊雄っぽかったこともあって、「ワタル」や「グランゾート」を思い出しました。
勇者シリーズもエルドランシリーズもなくなって、今の子は何を見てるんだろう?と思っていたものですが、私が今子持ちならば子供と一緒にこれを見ますね。日曜の朝からやるのに相応しいアニメ。
(エウレカはちょっとどうよと思いました)

さて、来週以降開始のアニメもあるので、とりあえずはこれを感想①とさせていただきたいと思います。
放送開始を意識してアニメを見るのって4、5年ぶり・・・もっとくらいかな?なんだか今アニメ熱が再沸騰しています。アニヲタ復活なるかなぁ・・・と思いつつも、同人ネタに走りがちだった昔とは違う見方をするようになったのは間違いがないとことなんです。
作品を作品単体として楽しむようになった、というか・・・それが元々まっとうで当たり前の作品の見方なんでしょうけど、自分にとっては新鮮なことなんですよね。

いやー毎週楽しみに見る番組があるのって楽しいです。
ついにDVDレコーダーも買ったことですし、消化にいそしみたいと思います。

2007-04-06-Fri-22-22

助教授→准教授

新年度から、「助教授」という呼び名が「准教授」に改められるそうです。

なんでも「助教授」の英訳である「アシスタントプロフェッサー」は一般的な呼称ではなく、海外での「アソシエイトプロフェッサー」よりも格下のような受け取り方(あくまで教授の助手であり、一人の研究者ではない)をされかねないから、だそうです。

まあそんなことはどうでもいいんだけど・・・・でも、なんだか「准教授」って語呂悪くないですか?
「助教授」って響きが素敵だったのに。
火村助教授とかさあ。
じゅんきょうじゅ、じゅんきょうじゅ・・・・単に慣れの問題かなぁ。

うーん、でもやっぱり座りが悪いな。
日本語スキーとしてはちょっと残念です。
2007-04-05-Thu-22-09

まいにち つかう もの

まいにち つかう もの/伊藤まさこ/主婦と生活社

たまには乙女な本も読みます。
いやこれは乙女というには対象年齢は若干上かな?(出版も主婦と生活社だし)
天然生活とかku:nelなどを愛読している人が好きそうな雑貨本です。
伊藤さんってその道では有名な人なのですね?
本業はスタイリストなのだそうで、これはそんな伊藤さんが「毎日ちゃんと使っている愛着ある日常道具」について紹介している一冊です。
だからオシャレ系ビジュアル本とはいえ、その内容は

椅子

リネン


という実用品ばかり。特に台所用品が多いですね。
だからといって生活感に溢れているか・・・なんてことは全く無く、それこそプロのスタイリストがスタイリングしたかのような仕上がりばかり。
ハアーとかフーンとか、そんな声が出るばかりです。

スタイリスト・主婦・母親と、三足の草鞋の生活はなかなか忙しないそうですが(本人談)、これを読んだ限りでは「なんとまあゆったりとした生活であることよ!」です。
それはきっとリアルな時間の問題だけではなくて、気持ちのあり方というのが重要なんだろうなと思います。
いくら忙しくったって頭の中や気持ちまでテンパってたら、実際の生活も乱れて貧しいものになってしちゃいますもんね。

今月からちょっとくらい面倒な仕事ふられたからって、帰宅時間が遅くなってるからって、実生活までグダグダになってちゃあイカンのだよ。
心豊かな生活をしようじゃあないか!
ゴールデンウィークが休めないなら、他で有給とればいい話じゃないか!(涙)

・・・・・と、そんな自戒を促してくれた一冊でした。
あ、最後のは、ただの愚痴ですけど。へへ。

まいにちつかうもの まいにちつかうもの
伊藤 まさこ (2003/09)
主婦と生活社

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2007-04-03-Tue-21-11

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー

ジュード・ロウ&グウィネス・パルトロウによるSFアクション映画。
ジャンル的にはSF・・・・なのでしょうけど、時代設定は第二次世界大戦あたりのレトロ・フューチャーです。作品の雰囲気からしてもこちらの表現のほうが相応しいでしょうね。

物語は至って単純。
ある日突然NYを襲った巨大ロボット兵。
新聞記者であるヒロイン(グウィネス・パルトロウ)はそれに巻き込まれ、あわや!というところで颯爽と現れたのが主人公(ジュード・ロウ)。
スカイキャプテンという通り名をもつ主人公は、どうも先の大戦でも活躍した国民的英雄らしいのだけれど、その根拠は明確にはされません。(主人公は登場した時からヒーローなのです。もちろんです)
そして格好いい主人公と美しくも勝気なヒロインの間には、その頃から何やら男と女のワケがあったよう・・・だけど二人は顔をあわせれば子供のような口げんかに終始する。お互いまだ憎からず思っていることは確かなのに、素直になれないでいる様子は、思春期の中学生か?という雰囲気。
やがてロボット兵の謎が明らかになり、さらわれた仲間を救うため悪の科学者の本拠地へ向かう二人。

果たしてスカイキャプテンは悪の科学者の野望を止めることができるのか?
頑張れキャプテン、我らがヒーロー、
地球の未来は君の手にかかっている!!

・・・・という、『少年向空想科学大冒険活劇』です。
なんだか手塚治虫や石森章太郎の漫画みたいな、そんなかんじ。
画面のトーンも白黒っぽいように紗がかかっており、レトロな雰囲気を煽っています。
人物以外全編フルCGの違和感も、それで大分改善されているのかな?アニメの世界に人間が入っている・・・というほどの違和感はそこまで感じませんでしたね。(まあ明らかにCGなんですが、いかにも作り物めいた画面も演出でしょう)
これはストーリーに突っ込みながら見る作品ではなく、「古典的ネタ」を現代の美男美女が演じているということを単純に楽しむべき映画でしょう。
突っ込みながら見だしたらキリがなく、ジュード・ロウとグウィネス・パルトロウの掛け合い漫才やアンジェリーナ・ジョリーの女軍人姿(はまりすぎ)を楽しませていただきました。

世間的な評判は散々のようですが、これはこれでアリだと思った作品。
でも映画にストーリー性とかメッセージ性とかを求めてる方にはオススメしません。
ある意味馬鹿映画。でも古典芸への愛を感じた馬鹿映画でした。

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 初回限定スペシャル・プライス版 スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 初回限定スペシャル・プライス版
ジュード・ロウ (2005/05/25)
ジェネオン エンタテインメント

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2007-04-02-Mon-22-49

ピノッキオ

ピノッキオ

深夜TVで鑑賞しました。

ロベルト・ベニーニ監督主演による世界的児童文学の名作「ピノキオ」の実写映画です。
ロベルトさんたら、当時すでに50過ぎだったらしいです。そんな彼がいたずらっ子・ピノッキオを演じる・・・これが受け入れられる人なら多分楽しく見れる作品だと思います。

実際、私が幼い頃読んだ物語のままのピノキオのイメージを具現化してくれています。
躍動的で、ちょっと怖くて、教訓くさいオチがある。
そう、ピノキオってちょっと怖い話なんですよ。だって「悪い子はロバにされちゃう」んですよ?ホラーですよ、これ。(なので、子供の頃は特別好きな話でもなかったです、ピノキオ。くじらのお腹の中での再会シーンは好きでしたが・・・)
カラフルで明るく、楽しくにぎやかでありながら、一転してけばけばしくて残酷なシーンが登場したり・・・うーん、まさに「おとぎの世界」。ちょっと不条理なまでの展開も、まあ原作のままなのだから問題なし。ただし全くピノキオ知識がない人はおいてけぼりをくってしまうでしょうね。(展開、はやいはやい)

原作の通りなので、小さい子と一緒に見てもいいかも。
大人は「ああピノキオってこういう話だったよ」と思い出しながら、子供は次々とめくるめく物語に乗って、楽しく見れる作品でしょう。
最初こそロベルト監督演じるピノッキオに違和感があったのですが、はじけた演技にそれも気にならなくなりました。
惜しむらくは、晴れて人間になれたピノッキオが、それまでの人形ピノッキオとあまり違わないように見えたこと、かな。

個人的には忠告役のコオロギがとってもキュート。
好き嫌いはあるでしょうが、映像は綺麗だし、雰囲気はわりと好みの作品でした。
映画として・・・といわれると、まあ、テレビで見るくらいでよかったかな、というところです。

ピノッキオ ピノッキオ
ロベルト・ベニーニ (2003/08/08)
アスミック

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2007-04-01-Sun-21-08

さくら

京都へ行って参りました。
去年は独りで近所の公園(桜がきれい)をふらついていたものですが、今年はお友達と一緒なのです。
たいした進歩じゃないですか?
目的は無隣庵だったのですが、それよりも満開の桜に目を奪われました。

DSC00330.jpg


線路と桜の対比が面白い場所。
初めて行ったのですが、すっごく面白いところでした。人がごったがえしてる哲学の道より好きかも!つい線路上で「スタンド・バイ・ミー」ごっこをしてしまいましたよ・・・
本来の目的は庭園が有名な「無隣庵」だったのですが、そちらは紅葉の時期が見ごろなのだそうで、今は人が少ないのがかえってよかったです。

京都ってどこも絵になる場所ばかりで、やっぱりいいなぁ。

つばきと桜



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