フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2007-12-08-Sat-20-31

ラヴェンダーの咲く庭で

ラヴェンダーの咲く庭で/2004/イギリス

戦争の匂いがくすぶり始めたイギリス。しかし小さく美しい島で暮らす老姉妹はそんな俗世とは無関係に淡々と二人だけで暮らしていた。
ある嵐の過ぎた翌朝、二人の穏やかな生活を一変させる出来事がおきる。二人が暮らす家近くの浜辺に、若い青年が打ち上げられていたのだ。言葉も通じない外国人の若者を救助し、介抱する二人。
青年を助けたその時から、老姉妹の妹・アーシュラは彼に心奪われる。親と子ほど、いやそれ以上に年が離れているのに、馬鹿で、おろかでしょうと自嘲しても自分の気持ちをとめられないアーシュラ。そんなアーシュラを前にして、姉のジャネットは妹を見守ることしかできない。
青年がやってきたことでとたんに色鮮やかになった老姉妹の生活。いくらもしないうちに、二人の生活の中心はもはや青年アンドレアとなっていた。
思いがけないことに、アンドレアは非常なバイオリンの名手だった。つたなく喋りだした英語よりもずっと能弁に感情を語る彼のバイオリンは、老姉妹だけでなく、島の人々の心にまで響き渡る。しかしそのバイオリンがきっかけで青年自身の、また老姉妹の日々が変化していく。

という、とても美しくてロマンチックで切ない映画です。
最近見た映画の中ではダントツで好きでした。イギリスの田舎ってなんでこんなに素敵なんだろう、と、自然は勿論小道具に至るまで惚れ惚れしてしまいますし(アンティークっぽい雰囲気がたまらない)、老姉妹を演じる主演ベテラン女優二人もすごくいい。
姉役のマギー・スミスは元々好きだったのですが、恋に落ちる妹役の女優さんが、ぱっと見はほんとにおばあさんなのに、表情とか些細な仕草が超「恋する乙女」ってかんじで可愛らしい・・・顔の綺麗さとかそういう問題じゃなくて、ああ可愛いな、と思いました。「老いらくの恋」なんて言葉は失礼よねってくらいに。

ラストにいたるまではわりと急な展開だったのですが、その潔い締めくくりもよかったです。「もうちょっと見たかったな」、と思わせつつ終わるのが一番綺麗ですよね。2時間弱という短さが私にはちょうど良かったです。

うーん、これは、オススメ。

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ジュディ・デンチ、マギー・スミス 他

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2007-12-07-Fri-20-35

コールドマウンテン

コールドマウンテン/2003/アメリカ

南北戦争の時代、兵士となった男と男を待つ女がいた。
牧師の父とともにコールドマウンテンという片田舎にやってきたエイダは、そこで一人の青年・インマンと出会う。一目会ったその時から始まった、静かだけれど熱烈な恋。
しかしインマンは開戦とともに兵士として町を出ることになる。インマンはピアノの楽譜に隠して自分の写真をエイダに送り、エイダもまたコールドマウンテンの土地が書かれた旅行記とともに写真を送る。戦争が引き裂いた二人の仲。再会できないままに何年もの年月が流れていく。
その間に父を亡くし、途方にくれるエイダだったが、逞しい農家の娘・ルビーとともに生活力をつけて生きるようになる。一方兵士となったインマンは運良く生き延びるも、脱走兵として軍に追われる身に。エイダとインマンの望みはただひとつ、生きて再会すること。
果たして二人は再び出会うことができるのか?

という、まあ分かりやすい戦争メロドラマですね。こういうのを見ようと思ったのはひとえに主演が二コール・キッドマン&ジュード・ロウだったから。シリアスに熱演する美男美女の姿はとても絵になります、が、「世間知らずのお嬢様」には二コールは・・・ちょっと・・・(自主規制)ってかんじもしなくはなかった。『奥様は魔女』でもそう思ったのですが、このポジションに来る若手女優っていないんですかね?

個人的には頼れる娘っ子・ルビー役のレニー・ゼルヴィガーがよかったです。正直最初のほうはメロメロドラマチックで、レニーが登場してくれなかったら途中で見るの止めてたかも。
ルビーのおかげで生きていく力を身に付けていくエイダが単なるお姫様ヒロインに収まらないところもよかったよかった。エイダとルビーの女の友情もいいかんじでしたねえ。
この作品で一番注目されたのがレニーだったというのも納得です。確かに何かもう外見から頼れそうだよレニー!

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ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン 他 (2006/01/25)
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戦争シーンもわりと生々しくって、逃亡兵狩りも陰惨です(サリー・・・涙)。紛れもなくラブストーリーなのですが、主役カップルが二人とも熱烈な恋人同士というよりは、そうなる手前で戦争に引き裂かれたために相手を理想化してみちゃってるような、そしてそれだけに純粋に想う事ができたような、そんなかんじでした。夢見がちラブストーリー+リアル戦争映画、という不思議な印象の作品。
2007-12-04-Tue-20-27

プリティ・プリンセス

プリティ・プリンセス/2001/アメリカ

ごくごく平凡、いやむしろ地味目な女の子が実は某国の王女様だった!
という超超超ご都合主義シンデレラ映画。
でもホントのこと言うと、こういうの嫌いじゃありません。夢見がちでいいじゃない!マイフェアレディ的な話とかも好きですしね。

何も考えずに見てみよう。そうすればきっと楽しい映画。
難を挙げればいろいろあるけど、それにはまぁ目をつぶって(個人的にはミアがもっと賢いほうがよかったなぁ。あんなチャラ男に引っかかるなよとか)、小学生女子の気分で楽しくみることができました。

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アン・ハサウェイ、ジュリー・アンドリュース 他 (2003/06/20)
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マイケルもいいんだけど、個人的にはジョーとくっついてほしかったなー
2007-11-25-Sun-21-43

ドリームガールズ

ドリームガールズ/2006/アメリカ

2006年の映画界の話題を掻っ攫ったという記憶も新しいこの作品、劇場公開時に「ミュージカルか~気になるな~」と思いつつもスルーしてしまい、このたびようやっとDVD鑑賞となりました。

ストーリーは一言で言えばアメリカンサクセスストーリー?歌手としてショービズ界での成功を夢見る3人娘の物語。そこに友情とか恋愛があって、というかんじです。物語前半はひたすら成功に向かって一直線なのですが、中盤以降に様々なドラマが・・・
ミュージカル映画以外の何者でもないのですが、ストーリー途中に歌があるというよりは、いっそ歌と歌の間にストーリーがあるというか。
ストーリーよりも歌メインのミュージカルというかんじでしたね。音楽映画好きの自分は楽しめましたが、ストーリー重視の人には物足りないかもしれません。
でもソウルフルな歌声は圧巻。血管切れるんじゃないかと思いました。

ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション
ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ 他 (2007/06/22)
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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2007-11-10-Sat-21-56

椿山課長の七日間

椿山課長の七日間/2006/日本

TVでやってた『椿山課長~』を鑑賞。
新聞連載当時、普段そういうのを読まない母が珍しく「面白いからコレ!」といっていたのが印象的だった、浅田次郎の新聞連載小説が原作です。

小学生の一人息子と愛する妻とともに、念願の一戸建てを購入した働き盛りの椿山課長は、勤務先であるデパートで、ある日突然死んでしまった。
目が覚めるとそこは「天国と地獄の境目」。天使のようなガイド役の女性が言うには、それなりの理由があると認められた人物だけが地上に戻り、やり残したことを済ませることが出来るのだという。その期限はわずか七日間。
そして椿山課長は地上に戻ることを許可された。他に認められた2人とともに、椿山課長は元の自分とは似ても似つかない長身美女の姿となって、愛しの現世へと舞い戻るのだが・・・

という、お話。
まあわりと分かりやすいですね。
原作は新聞連載というだけにテンポがよく、ちょこちょこと笑いどころ・泣きどころが盛り込まれた泣かせの浅田の名に相応しいエンタメ小説なんですが、それをそのまま映画化しちゃった本作は・・・・なんというか・・・・(そういえば、これ全っ然話題にならなかったよな)と思ってしまったほどに、正直残念な出来栄えでした。
2時間弱の映画なのにメイン3人(2人かな)というのが多すぎたと思います。もっと絞り込めばよかったんじゃないかなぁ。おおざっぱにいえば人情話なんですけど、ちょっと椿山課長かわいそうすぎやしませんか・・・?

これは映画よりも連ドラのほうが向いていたと思いますね。

椿山課長の七日間 デラックス版 椿山課長の七日間 デラックス版
西田敏行、伊東美咲 他 (2007/06/08)
ジェネオン エンタテインメント

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2007-11-05-Mon-21-07

イノセンス

イノセンス/2004/日本

日本アニメ界の巨匠・押井守監督作品。『マトリックス』のウォシャウスキー監督に多大な影響を与えた『甲殻機動隊』の続編です。カンヌ?にも行ったんでしたっけ・・・公開当時はわりと話題になっていたような気がします。「難解だ!」との声が大きかったように思いますが、初めてみた私の感想は・・・「話は意外とシンプルなんじゃないだろうか?でも表現で小難しく見せてるな。映像と台詞に気を取られて、一回見ただけだと確かに分かりにくいかも」ってとこでしょうか。

近未来の日本では連続する愛玩用アンドロイドの暴走が問題となっていた。その暴走とは持ち主を殺害した後に自壊するという不可解なものだった。
公安9課のバトーとトグサは二人でこの事件を担当することとなる。やがてこの事件の鍵を握るハッカーの存在に気づき、二人でその場へ侵入するのだが・・・

大雑把に話をまとめるとこうなるでしょうか?
でもこの映画を見ていると、ストーリーとかそんなの別にどうでもいいような気もしてきます。
とにかく美しい映像美!
押井監督の趣味に走りまくったかっちょいい警句の数々!
に、うっとーりしてればそれでいいような・・・あ、犬もポイントでしょうか。犬。
よりよく理解しようとするには2回、3回と見直すことが必要でしょうね。いろんな意味でマニア向けかな。私は警句というものがわりと好きなほうなので興味深く見ていられましたが、これは合わないって人が多いのもうなずけます。

個人的には少佐の身体(?)にそっと上着をかけるバトーの男心に胸キュンでした。あと渋すぎる演技の大塚&山寺コンビに、こっそり登場の南雲さん(榊原女史)にもキュンキュン。
ん、結局ミーハーな感想ですね・・・

イノセンス スタンダード版 イノセンス スタンダード版
大塚明夫、田中敦子 他 (2004/09/15)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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結局一番頭に残った台詞は、
「人は概ね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない。肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだそうだ」
ですかね。
ハイ、飽きないために、こうして毎日見たり読んだりしています。
読書やアニメという娯楽がなかったら、中学生くらいで死んでたかもなぁ・・・と、たまに本気で思いますですよ。
2007-11-03-Sat-22-13

フラガール

フラガール/2006/日本

昨年の日本映画の話題をさらった映画、早くも地上派放送していたものを鑑賞しました。

舞台は昭和40年の福島県。
石炭が「黒いダイヤ」と呼ばれていた栄華もつかの間、片田舎の炭鉱の町は今や時代の波に押し流され、不況とリストラにあえいでいた。その起死回生にと設けられた計画が「常盤ハワイアンセンター」、目玉は地元娘たちの「フラダンス」。
はるばる東京からやってきたダンサーにレッスンを受けながら、家族のため、炭鉱のために生きてきた娘たちが初めて自分のやりたいことに挑戦する。しかし炭鉱大事の地元民たちはそのハワイアン事業に猛反対で・・・という、実話を元にした作品。

「三丁目の夕日」系の、昭和懐かし映画かよ!と思っていたのですが、見始めると意外と面白くてうっかり泣いてしまいました。いえ、こういう直球なのってわりと弱いんです・・・
物語としてはまああらすじ通りで予想通りなんですが、これはキャスティングがよかったのかなーと思います。
蒼井優はわりとめずらしく?意固地で頑なな女子高生役なんですが、そういうふてくされた表情も可愛かったし。松雪さんもはすっぱなダンサー役が似合ってて、あ、トヨエツもかっこよかったです。なんだか最近味出しまくりですね。さりげに寺島さんもキメてましたし。

娘たちの頑張りとか、昔ながらの方法にこだわってしまう男たちの心意気とか、家族の結びつきとか、感動的なダンスとか、日本人のストライクゾーン狙いうちですね。そりゃ評判になるってもんでしょう。
深く考えなくても感動して泣ける、そういう作品。
最初にあらすじを聞いたときは「地味な話だなぁ」と思ったのですが、これはいい意味での大衆向け作品なんだなと思いました。

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松雪泰子、豊川悦司 他 (2007/03/16)
ハピネット・ピクチャーズ

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2007-10-08-Mon-22-50

めがね

めがね/2007/日本

映画『めがね』、やっとやっと見てきました。
うん『かもめ食堂』っぽい。続編じゃないけど姉妹編といっていいのかな?『かもめ食堂』よりさらにまったりとぬるい空気が充満しているので、映画にオチとかストーリー性を求める人にはオススメできません。しかし『かもめ食堂』が好きな人ならきっと気に入るはず!
と、素直にそう思います。

ストーリーは・・・ありません。
春のはじめ頃、小林聡美演じるタエコが大きなスーツケースを持って南の島にやってきた。それと時を前後して、謎の女性・サクラ(もたいまさこ)もやってきた、小さな鞄ひとつを持って。
民宿・ハマダの主人と、そこに通う高校教師、タエコを追ってやってきた青年とともに、タエコは静かな時を島で過ごす。ハマダのご飯を食べ、サクラのカキ氷を食べ、海辺で編み物をしながら「たそがれ」ることに慣れていくタエコ。

という・・・ううん、こうして書いてみてもやはりストーリーになっていない気がします。ストーリーを追うのではなく、空気感を楽しむ映画ですね、これは。
私はもっぱら「ご飯がおいしそうだなぁ」とか「海辺で寝っ転がりたいなぁ」とか・・・そういうことを考えながら見ていましたが、左隣のオバチャンは気持ちよさそうに寝ていました。でもそれを責める気にはなりません、だってほんとに間が長い映画だったので(でも寝息は静かにお願いしたい)。買って帰ったパンフを見ると、小林聡美さん自身が「寝る人いるんじゃないの?コレ」なんて言ってるくらいだし、ね。
あそうそう、パンフを読んでなるほどなぁと思ったのは、タエコは結局この旅で何が変わったわけでもないんですよ。何も変わらない、そのままだということを受け入れただけであって・・・ほほーう、と、思いました。
少女漫画なんかでありがちな「ありのままの君が好きだよ」ってヤツに近いのでしょうが、この『めがね』においては、それを他者から言われるでも、ハッと自覚するのでもない(観客から見ればタエコさんは確かに変わったのですが)・・・そこがポイントなのかなぁと思います。何にせよ、説明のない映画なのですが。

それにしても『かもめ食堂』に引き続き、お腹の減る映画であったことよ。
あ、『ほぼ日』に特集もありますので、よかったらどうぞ。
http://www.1101.com/megane-movie/index.html
うーん美味しそう・・・。

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(2007/08/28)
幻冬舎
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ところで萩上監督、『サボテンジャーニー』もやってらしたのですね!
『サボテン~』って数年前にやってたSPドラマで、たまたま見ただけなのですが、妙に不思議な話ですごく覚えてたんです。『かもめ食堂』『めがね』の人だったのか!と思うとすごくしっくりきます。
黄色い車でドライブする小林聡美、傍らには「人間ナビ」の田辺誠一・・・ね、不思議な話でしょう?そう言われればあれもまさに萩上ワールドでした。謎がひとつ解けたかんじです。もう一回見てみたい。
さて『かもめ』『めがね』の次は何かな?今から次作が楽しみでなりません。
(ちなみに個人的には『すいか』や『セクシーボイスアンドロボ』もリンク作品です)
2007-09-30-Sun-20-01

69 sixty nine

69 sixty nine/2004/日本

1969年の長崎を舞台にした青春馬鹿映画。
思想もへったくれもない片田舎の男子高校生が有り余るエネルギーだけを振りかざし、その場のノリと勢いで「バリ封」「フェスティバル」を敢行する話。

と、まあ、内容は・・・ありません。メインテーマは「若さ」「無軌道」ってかんじでしょうか。(原作は村上龍の自伝的同名小説だそう。どこまで事実?)学生運動が登場するものの、ネタというレベルに留まってます。地方の学生にとってはそんなもんだったのかも。
長崎の高校生を演じたメイン2人、妻夫木聡と安藤政信がよかったです。岸部一徳はちょろりと出てきただけでその場の雰囲気もっていきますねえ・・・
見終わった感想は「シンクロしてないウォーターボーイズ」ってとこでしょうか。とにかくやんちゃしてます。暴れてます。あまり何も考えずに見れる映画でした。全編九州弁なので、九州弁好きの方(?)は楽しめるでしょう。
あ、でも下ネタがしばしば登場するので、ご家族で見るのはお勧めしません。

69 sixty nine 69 sixty nine
妻夫木聡、安藤政信 他 (2004/12/21)
東映

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「かっこよかねえー」
「訛っとらんならねー」
と言われる程「訛ってる」という設定の安藤政信の長台詞が、字幕なしでも普通に聞けた自分にハッとしました・・・。そんなに訛ってましたか、アレ・・・。
2007-09-01-Sat-22-29

エヴァンゲリヲン 新劇場版:序

エヴァンゲリヲン 新劇場版:序/2007/日本

『エヴァ』見てきました。
まさか初日に行くはめになるとは自分でもびっくりです。一人でひっそり・・・の予定だったのですが、意外と職場に同志がいたことが発覚、そのノリで初日敢行ということになったのでした。

で、感想なのですが。

懐かしい&面白かったです!

思春期ド真ん中リアルタイムで見ていたTVシリーズを12年後(!)の今、地元から遠く離れた土地の映画館で見ているということがとても不思議な気がしました。そして本編が始まったら一気にエヴァ世界に没頭。4部作初回の今回はほぼTVシリーズと同じストーリー展開で、懐かしい台詞やカット・エピソードも盛りだくさん。思わず昔の血がたぎりました。

『エヴァ』は当時も難解な内容・一筋縄ではいかないキャラクター等が話題になったものですが、そして私はそういうのにとても弱いタチなのですが、実はエヴァ関係の「謎本」は一切未読です。
どんな説明をされてもあのラストは理解できないだろうと思っていたからなのですが、私にとっての『エヴァ』の魅力の第1ポイントは、謎だらけのストーリーでも萌え系美少女でも少年同士の友情以上でもなく、単純に「アニメとしての格好のよさ」だったからですね。
これは今回の映画を見ていて本当にそう思いました。
リアルな背景美術、静止画を多用した演出、光と影による画面構成、発砲・爆煙シーンの迫力、戦闘シーンの見せ方、そしてそれらすべての組み合わせ方。これがたまらないんですよ。
エヴァ以降、エヴァ路線の“意味深で難解な世界観の鬱系アニメ”は実に沢山作られましたが、それでも尚エヴァが他作品と一線を画しているという点は、まさにそこにあると思います。
「見せ方」そのものが、新しかった。
「この12年間、エヴァより新しいアニメはありませんでした」って監督の言葉通り。自信満々だよこの人・・・と思う発言ですが、それでも「まあ確かにそうかもねえ」って思わずにはいられない、のです。

映画版はほぼ全編描き直したらしく、TVシリーズと追加シーンとの絵柄のギャップもありません。まだ序盤なので(映画は「笑えば、いいと思うよ」のヤシマ作戦まででした)、ラストの締め方は?謎の解明は?なんてことを悩むこともない分、それはもう単純に「おおお格好いい~!」ということだけを楽しむことが出来ましたね。デザインワークスに見知った名前があったのも嬉しい驚きでした。色んな人が絡んでるんですねえ。

ああ楽しかった。
つづきは来年ですか・・・次あたりからTVシリーズと内容変更がありそうですね。知らないキャラクターが次回予告にいましたし。うーん、待ちきれないなぁ。これできっちり納得のいくラストを作ってくれたら本当の傑作といえるんでしょうが、どうでしょう。「エンタメ作品にする」という監督を信じたい・・・・のだけれども、なぁ。

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しかし今『エヴァ』を見ると、『ナディア』の雰囲気とかなり似ていたんだなぁと改めて思います。ネルフはノーチラス号よりかなりギスギスしてますけどね、戦闘シーンとBGMの雰囲気がかなり近い。これが庵野監督の基本形なんですかね。
そういえば12年たってもシンジ君はカセットテープのウォークマンのままでした。いったん止まって巻き戻るというのが重要なのか・・・


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