フナフナベイベ

徒然に一人語る読書感想文。 雑食ですが趣味嗜好はかなり偏っておりますのでご注意を。

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2010-02-24-Wed-18-03

ハンサム★スーツ

ハンサム★スーツ/2008/日本

2009年記事、まだ終わってませんでした。
というわけで大晦日に見た映画です。地元に帰省するといつものようにネサフで何時間も時間を潰すことが出来ないので、映画や読書が進みます。
・・・のですが、こと映画に関してはもはや実家に「自分の部屋」がないため、茶の間のテレビで見ることになります。なので家人が出たり入ったり通りがかりに勝手な感想を言ってきたり、全然集中して見れないんですよね。というわけで実家で見る映画は基本「なんとなく見れればいいや」くらいのセレクトになります。

というわけでの『ハンサム★スーツ』。
不細工な主人公が「着るだけでハンサムになる!」という不思議スーツを購入&着用、するとあっというまに女の子にモテモテの人気モデルに!
だけど、それで本当に幸せ?顔とスタイルが変わって人気者になって、それが本当に幸せなのか?振り向いてほしかったたった一人の女の子、あの子と仲良くなりたかっただけなのに?

・・・と、まあそんなかんじです。
わっかりやすいコメディがわっかりやすく描かれます。舞台世界もアニメのようなポップさで、2.9次元という趣。
いい意味でも悪い意味でも想像通りでした。
予想以上でも予想以下でもなく、まあそうなるんだろうな、そうだよね、という大団円。
気楽に見るという分にはいいのではないでしょうか?お子さんと一緒に見れるテイストですし、家族映画コメディというくくりでもいいかも。
谷原章介が好演。この人3枚目やる時、輝いてる。

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谷原章介加藤ローサ

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でも本当に自分にコンプレックスを抱えている人にはこの前向きな明るさが辛いのかもしれないなあとも思ったり。
うんでもそういうことを考えてぐるぐるするような作品ではないです。
TVで見るにはちょうどいい味わいでした。

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2010-02-17-Wed-00-25

THIS IS IT

THIS IS IT/2009/アメリカ

2009年の記事にするべきこととしては一応ラストですかね。
クリスマス!に、わざわざ職場の女子三人で見に行きました、レイトショー。とりたててマイコーファンではなかったのですが、すごく評判がいいのが気になって気になって。でもなかなかいけずに半ば諦めていたところへ、「追加上映」とのことで、これはもう行くっきゃないでしょー、と。
のこのこといい年した女三人で行ったわけですが、いやはや、でも、

行ってよかったです!

マイケルファンでない私がこうだもん、長年のファンの人が見たら泣いちゃうんじゃないかなあ。実際、上映終了後の劇場では拍手が起こっていましたよ。つられて拍手してしまいました。・・・映画館で拍手したのとか、生まれて初めてくらいかもしれない(笑)
まあマイケルのプロ意識とか歌唱力とかダンスパフォーマンス能力とかはかじったこともない(そしてファンですらなかった)私がどうこういう話ではありません。
そんな私でも印象的だったことを一つだけ。

本編のOPで、本来ならロンドンで華々しく幕を開けるはずだったコンサートのバックダンサーに選ばれた人たち一人一人への短いインタビューが流れるんです。
それはもちろんまだマイケルが存命中の間に収録されたもので、皆が皆、「神様に選ばれたんだ!」という名誉と「神様と一緒に踊れる!」という興奮に満ち満ちていました。中でも、一番若そうな男性の顔が忘れられません。泣きそうな顔で、マイケルのことを語るんです。彼がいなければ自分は生きていなかった、って。
こういう人はきっと彼だけではないだろうし、マイケル世代ではない自分には想像もできないほどの影響力を、きっと、マイケルという個人は世界中に与えていたのでしょう。
洋楽への興味が全然なかった自分にはマイケルという人はゴシップ紙が報道するとおりの奇人変人・幼児性愛者疑惑の人であって、ぶっちゃければ「落ちぶれたスター」だったんです。きっと今はもう昔みたいには歌ったり踊ったり出来ないんでしょ、みたいな。
でもね、いらない説明いらないですよ。
この映画を見れば、マイケルがいかに歌とダンスを愛していたのか、観客に見せるということを意識していたのかということが伝わります。言葉じゃなくても、彼の一挙手一投足で。
きっと無事にコンサートが行われていれば間違いなく伝説のマイケル復活ライブになったんだろうなと思うと、とんでもないタイミングでの死去が悔やまれてなりませんが、逆に、その死に様こそマイケル・ジャクソンというスターらしくもあるな、と思うのも事実であり・・・。

でも本当の彼が望んでいたのは、案外ちっぽけで庶民的な幸せだったのかもしれないとも思います。
愛のある家庭とか。
誰の目もはばかることのない個人として守られるべきプライベートとか。
幼児愛の真偽はもはや闇の中ですが、それが本当にでっちあげのスキャンダルだったとしたら・・・マスコミの罪は重いなあ、と思うのです。

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マイケルの死後のドキュメンタリーを見た感想ですが、小さいころからエンターテイナーたるべきことを叩き込まれていたマイケルには、「常識人」たるべきことを教える大人がいなかったのかなあと思いました。ものすごい浪費家の一面も、子供っぽい物欲も、満たされなかった子供時代の代償行為なのかな、というのは安易すぎますかね。



ミーハーにすぎますが、マイケル死後にいろいろ見回った動画の中で最高かっこいいと思ったダンスがこれです。スーツ!スーツ!群舞!こりゃかっこいいですわあ・・・。
2010-02-10-Wed-21-33

劇場版マクロスFイツワリノウタヒメ

劇場版マクロスFイツワリノウタヒメ/2009/日本

2009年11月に見に行った映画です。
2008年公開のTVシリーズの劇場版作品。総集編の体で、端々の設定を変えた・・・というかんじです。追加映像もあり、TV版の流用シーンあり。割合としては半々くらい・・・かな?
TVシリーズの視聴者としては満足のいく劇場版でした。
いえもちろん物足りなかった部分はあります!
何よりも、まず作画について。作画はねー、まあ仕方ないかな、と。オール書き下ろしの劇場作品じゃないのですから、全部書き下ろせといっても無理な話かな、と。いちファンとしてはそれくらいの気合いを望みたい気持ちももちろんあるのですが(大画面で姫の美貌を!)、全ての作品にエヴァ並のクオリティを求めるのは現実的じゃないですよね。というわけでもちろんTV版のカットを取り入れているだけに、作中でのキャラクターの顔が変わること変わること(笑)ただでさえマクロスFは最近のTVアニメにしては話数ごとに作画にばらつきのある作品でしたからね。
でもその分CGへの気合いはすごい。
なんといっても見るべきは冒頭のシェリルのライブシーンでしょう。もう正直、これだけでも映画館にいくだけの価値はあるのでは。あとはクライマックスの戦闘シーンかな。SFアニメの魅力全開。おうおうおう、と画面に引き込まれます。
・・・と、一般的にはこの二点かなーと思うのですが、個人的にはTV版から好きなのがフロンティアの町並みです。今回の劇場版でもランカが配達しながら街中をスクーター?で走るシーンがあったのですが、それがすごく好みでした。なんというか、マクロスFって全体的な色合いが柔らかいんですよね。目に優しいというか・・・グレイスいわく「クラシカルな町並み」という、路面電車がある大通りや看板が賑やかな繁華街などなど、SF設定なのになんだかとても生活感のある雰囲気が素敵なのです。

そうそうストーリーについてですが、ざっくりいえば7話までの流れの焼き直しですね。ちょいちょい設定変わってますが、びっくりするほどではありません。
でもTV版でも7話までは神(持論)だったので、問題は後編ですね。TV版ではグダグダになってしまったラストのまとめ方次第で、この劇場版はよくも悪くもなると思うのです。

・・・といっても所詮マクロスFファン、アルト姫ファン、ミハアルスキーですから、この劇場版は大変に楽しみました。ミハアルシーンも(穿った目で見れば)あったしね!
世間の評価もよかったようですが、客観的に作品として見た場合はどうでしょう。初見の人が見たらどうなのかな?とは思います。ちなみに初代からマクロスファン、マクFTV版も全話視聴しているという上司的には「うーん、あんまり」だったそう。人それぞれ。
しかしTVアニメの劇場版、という点ではグレンラガンを思い出します。あれはいい意味でこちらを裏切るほどの、後編が期待を上回る出来でした。願わくば、マクロスFもそうでありますように。そして姫に主人公らしい活躍を!

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写真はパンフとアルト姫ブックマークです。
一緒に行ってくれたお友達のおかげで、半券2枚でもらえるブックマークゲットでした。イエイ!でも二度目に行ったらもうキャンペーン終了しててショボン・・・。ブクマでミハアルならず・・・いいんだ、私、姫ファンだから・・・
2010-01-30-Sat-21-55

風が強く吹いている

風が強く吹いている/2009/日本

映画のほうです。
えーと、11月の1日に見に行ってますね(手帳で確認)。原作既読の友人に誘われて映画の日に行ってきたのでした。私も原作読んでます。

原作はだいぶ評判もよかったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
直木賞作家、三浦しをんの『駅伝青春ストーリー』です。
スポーツものというだけで若干引いてしまう私でも、大学生たちが織り成す個性豊かな青春物語に飲み込まれてしまう原作でした。まほろも悪くはないけど、どちらかといえばこれで直木賞とってほしかったなあ、というくらいの・・・エンタメ作家としての三浦しをんの代表作といっていいんじゃないかなあと思うくらいの原作でした。

で、それの映画版なわけですが。

・・・そんなに期待しないで行ったんですよね。
それでよかったと思います。
というか、ある意味予想通りというか、まあこうなるだろうなあという映画でした。
わりあいに長い原作を2時間前後の尺にまとめるということはどうしても省かれるエピソードがあるわけで、そして私にとっての原作の魅力は楽しい登場人物たちの描写もかなり重要だったんです。でも2時間に収めるということは、とてもランナー10人それぞれなんか描けるわけがなくって、原作ではそれぞれの人生とか性格がかなり描かれていたところ、映画ではほとんどメイン2人のみの人間性にスポットが当たっていて。
・・・悪くはないんです。元々群像劇というのは映像化に向いていないということも言われます。たしかに映画でそれぞれのキャラを描こうと思ったら視点が散漫になってしまうでしょうし。ただそれが、私にとっては非常に残念な部分だったんですよね。
この作品の主幹部分である「走ること」はしっかり描かれていたと思います。
ただ、原作を知らずに映画だけを見た場合、これは非常に古式ゆかしいスポ根ものだな、と思われるだろうな・・・と思いました。
時にぶつかりあい、励ましあいながらもがむしゃらに走る若者。
・・・それはそれでこの作品を表す確かな側面だと思うのですが、なんというか、原作の持つ・・・「決して熱血漢・スポ根野郎ではないゆるい大学生たちが走ってるうちに段々本気になっちゃったよ」という、三浦しをんらしい部分というのが、この映画からでは伝わってこなかったんですよ。
うーん、だからなんというか、この映画で満足する人はいると思うんです。
でも私は満足できなかった。
なんででしょうね、結局私は原作の・・・なんというかな、遊び心のある部分が好きだったんです。
だからこの映画を見終わった瞬間に思ったのは、「ああ、ありきたりなスポーツ映画に堕してしまった」というものだったんです。
ベタベタな青春もの。文部省とかが推薦しそうな。
少なくとも、この映画を先に見ていたら、原作を読もうとは思わないでしょう、私は。

俳優さんたちはそれぞれよかったと思います。
あの下宿の雰囲気とかもよかった。
作りとしては、手堅いといえるのかもしれない。
ただこれは私が見たかった『風が強く吹いている』ではなかったな、というだけの話なんです。
どこが悪いってわけでもないんでしょうけれどね。
もっと面白く出来たと思うんだけどなあ。
映画サイトのレビューなどを見たら、そんなに評価が悪くなかったのが意外でした。
いや、やっぱりこういうテイストが好きな層がいるっていうことなんだろうなあ。

もしかしたらありえるかもしれない話ですが、連ドラにしたほうが向いている題材のような気もします。
少なくとも、各キャラクターの描写をするだけの時間がありますからね。

2009-11-08-Sun-21-21

南極料理人

南極料理人/2009/日本

またまた一ヶ月以上前に見た映画です。
いや、これはもう封切前からずーーーーっと気になってたんですけど、なかなか行くタイミングがなくって・・・公開劇場も少なかったし。で、そんな話をチラとしたところに「私も見たかった」という天の声ならぬ友人様の声が・・・!
いやはや、持つべきものは趣味の似ているお友達です。
一人だと重たくて上がらないお尻も、誰かと一緒ならホイホイ上がっちゃいますものね。

というわけで、南極de料理人さんのお話です。
南極探検隊に料理人として派遣された実際の方のお話を元にしたヒューマン・コメディ・・・かな?もう、タイトルまんま。タイトル以上でも以下でもありません。でもそれがいい!!
えー、内容はありません。
ただ南極に行かされた(無理やり行く羽目になった人もいれば、自ら来た人もいる男共)人々の日常を、料理をフューチャーして描いている、というかんじでしょうか。
「氷はあるが、水はない」とか「やったら電話代高い」とか、「トイレ混みすぎ笑」とか「医療用ベッドが簡易バーに」とか・・・そういう、日常の中の風変わりなことにクスッと笑える方にはツボな映画なんじゃないでしょうか。

好き嫌いはあるかもしれない。
ミニシアター系独特の・・・ほのぼのっていうか、ゆるさというか。そういう雰囲気がじわーっと出てますので、ストーリー性とかスペクタクル!とかを求める人は退屈なのかも。
でもね、とりあえず私は、

おっもしろかったですよ!(声大)

いやー今年ももう終わりが近いですが、ダントツ一番です。
配役もよかったなあ、しみったれた生活空間に舞台を特化したのもよかったと思います。こんな世界観で薄っぺらい人間ドラマとか無理やりもってこられても興ざめだもの。あ、若者と電話交換のお姉さんとのラブは、まあ、ご愛嬌ってかんじで・・・よきかなよきかな。

いやーいい映画でした。
もう一回みたい。たぶんうちの母も好きだ、こういうのは。
DVD買ってもいいなと思えた久しぶりの作品でした。
あ、下の写真は劇場窓口です。買わなかったんですけどね、カワユス~

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2009-11-03-Tue-23-10

パブリックエネミーズ

パブリック・エネミーズ/2009/アメリカ

一ヶ月も前に見た映画の感想を今更・・・いい加減、この後だし癖をどうにかしたいものです。といっても試写会で見た映画の感想なので、世間的にはむしろ早だしなんですけどね。
見てきた映画はお正月映画・Jデップ主演の『パブリックエネミーズ』でした。
内容は、「実在した伝説の銀行強盗の男一代記」ってかんじです。

1930年代、大恐慌真っ最中のアメリカには、あまりにも有名な銀行強盗が居た。
男の名は「ジョン・デリンジャー」。
警察をあざ笑うように鮮やかな盗みの手口、繰り返す脱獄と強盗、一般庶民には害を及ぼさないというそのポリシーで、彼は市民からの人気も高かった。
だがあまりにも危険と隣合わせの絶頂期が長く続くはずもない。
やがて彼は愛した女とも引き裂かれ、追い詰められる逃亡生活を送ることとなる・・・。

という、ジャンルとしては・・・ギャングもの?ハードボイルド?ってかんじでしょうか。
個人的な感想としては「いやー、ジョニーってば魅せてくれるね!」でした。
ごめんなさい、それ以上でも以下でもなかったかな・・・。
舞台は綺麗でした。
1930年代の世界の雰囲気と、キャストたちの衣装がどこか暗い世界観にとってもあってた。役者さんたちもよかったと思います。主演のジョニーはもちろんカリスマ性と繊細さを持ち合わせていたし(似合うよねえこういうの)、適役のクリスチャン・ベイルも可哀想な堅物役がはまってて、ヒロインのマリオン・コティヤール(初耳)がとってもキュートかつ色っぽい!
・・・のですが、全体を通しても、「あ、そう、ふーん・・・」みたいな。伝記ものですね。それ以上の何かが特別伝わってくることはなかったってかんじでしょうか・・・
「男と女、運命の愛!」みたいなあおり文句もありましたが、正直、一目惚れって以上の理由のない男女二人がなんでそこまで惹かれあうのかもいまいちピンとこなかったりして・・・

たぶん相性の問題だったと思います。
そういえば私元々ハードボイルドと肌が合わなかったんですよ。
だからこういう「男の美学」って世界の作品にはうまく入り込めなかったみたいです。この手の雰囲気がお好きな方なら満足されるんじゃないかな?丁寧に作られた作品だというのは感じたので。

あ、最後に付け加えるならパンフがやたらとでかくて本棚に入りませんでした。
タダでもらえたんだから文句を言う筋合いじゃないけれど、別にこういうの、普通サイズで作ってくれてかまわないんだけどなあ・・・。

2009-08-12-Wed-22-07

おくりびと

おくりびと/2008/日本

ちょう今更ですが、実家に帰省した時に見てきました。
余計なことは何も言いません。
うんそりゃあいろんな人が絶賛するよなあという手堅い造り、美しい風景、全体に流れるしっとりした情感・・・。
テーマは地味なんでしょうけど、それが逆に「日本映画」っぽくて外国受けしたのかなあ。死者に対する日本人の意識とか、弔い方とか。そんなのも珍しかったりして?ってゆーか、あんなの私ですら珍しかった。今ではなんでも葬儀屋さんがやっちゃうから、あんな職業の人とかも減ってるんでしょうねー。(うちは商売柄、葬儀屋さんとのやり取りがあるんですが、うちの母ですら「納棺師」って職業の人に会ったことがないと言っていた)
個人的には納棺師の人に対する蔑視・・・っていうのが気になりました。あんなの、現代日本でもあるんでしょうか?いや、露骨にというか・・・葬儀屋さんとかごくごく普通に存在してるのを見ると、ちょっとだけ違和感があったんです。
聖と卑は紙一重っていいいますけどねえ・・・。
あと広末涼子の「けがらわしい!」もたいそうな違和感が・・・いや、そんな瑣末なこと別にいいんですけど・・・。

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じわりと泣きました。
モックンはいい仕事をしますねえ。もっとしんみりしてるだけの映画かと思ったけど、結構軽やかな面もあったりして・・・適役だったと思います。山崎努もよかった!
モックン夫妻の田舎の家(元スナック?)と山崎努の部屋(室内に鉢植えの植物がいっぱいで、温室みたい)がいい雰囲気だなーと思いました。

現実の納棺師の仕事ってどんなんなんでしょう。
そちら方向に興味が向いてきました。
2009-07-16-Thu-20-38

ネバーランド

ネバーランド/2004/イギリス・アメリカ

最近映画記事が続きますが、特に意味はありません。
というわけで、今日は『ネバーランド』を見ました!
主演は言わずもがなのジョニー・デップ。
「心揺さぶる感動映画」とかのうたい文句に、実はそう期待していなかったんです。でもそれがうっかり泣かされてしまうとは・・・ある意味直球なんですけど、ベタじゃない。ちょっとだけ風変わりな、でも優しさに満ちた繊細な世界だったから、無理なく入ってきたのかなーと思ったりして。

主人公のジェームズは、最近不調の劇作家。
いつだって空想の世界に生きているような彼には現実に立派な妻がいたが、二人はすでに寝室を別に暮らしており、良好な仲とは言い難かった。
そんな彼はある日愛犬を連れて散歩に出た公園で、とある親子連れと出会う。男の子ばかりの4人兄弟と、まだ若く美しい母親。子供の相手をするというよりは子供と同じ目線の世界にいるジェームズは、あっという間に家族と親しくなる。
子供達とも母親とも仲のいい友人のように親しみ、楽しい日々をすごすジェームズ。だがそんな関係を、世間は真っ直ぐな目で見てはくれなかった。
口さがない中傷に晒される中で、ジェームズは新作を書き始める。
それは他ならぬ、子供達とのひと夏の思い出を形にしたものだった・・・。

という、誰もが知るファンタジー作品『ピーターパン』の誕生秘話としての作品です。
作者については全く知らないので、正直どこまで実話に基づいているのか?というところは疑問ですが、じみーにじんわりとくる話でした。
エキセントリックすぎないジョニー・デップの演技、過剰すぎない抑え目のファンタジックな演出。
上品でクラシカルな20世紀初頭のイギリスの雰囲気・・・全体的に、とても静かで小さく完成された世界という印象です。
それが地味とか物足りないという人もいるかなー・・・とは思いますね、確かに。
でもその過剰でない映像が私にとっては美しかったし、好感がもてました。
あと登場人物に悪人がいないんですよね、主人公の妻にしたって、主人公がそこまで夢見がちでない人物だったら(作家としては駄目なのでしょうが)よい妻だっただろうと思うし、兄弟たちの祖母にしたって、若くして未亡人になった娘のことにあれこれと口を出したくなるのもきっと当然の愛情表現なわけで・・・。

個人的にじわっときたのは、ジェームズの舞台を見に来ていた老婦人。
「主人も喜んだと思うわ、少年のような人だったから」
ここでホロリといっちゃいましたね。

『ピーターパン』といえばアニメのアレしか出てこないのですが、この作品ではネバーランドのことを「理想郷」であり「天国」ということで語っています。
まあそんなことは観客がそれぞれに感じればいいことなのですが、子供のころはただのファンタジーアニメだとしか思っていなかった作品の裏にこんな話があったなんて・・・と思うと、また違う目線で見ることが出来そうです。

非常に個人的な好みを言わせてもらえば、シルビアへのジェームズの思いは最後まで「友情」であってほしかったかな。ええ、夢見がちですから・・・

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ところで私はアニメ作品のピーターパンも好きでしたよ。
名作シリーズの中では雰囲気の違うキャラデザも、風変わりなこの作品にとっても似合っていたと思うのです。外国童話の挿絵っぽい雰囲気で、好きだったな。テーマソングも未だに歌えます。
♪ネバーランドへGO!GO!つーれていってよー♪

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2009-07-15-Wed-22-30

ウインブルドン

ウインブルドン/2004/イギリス・フランス

ちょっと前の映画ですが、部屋の掃除をしながら気楽にながら見。
でも思ったより面白かったです!

主人公は32歳のプロテニス選手。
ピークはとうに過ぎ、そろそろコーチへの転進を考えている。最後のつもりで臨んだ試合会場最寄のホテルで、彼は実力派女性プロテニス選手に出会う。
落ち目の主人公と、上り調子の若手ヒロイン。
だけど二人は不思議なことに意気投合、毎日のように会っているうちに主人公は勝利を重ねる。これはただの「ラッキー」なのか?いつしか主人公は全英中の注目選手に、そしてヒロインとの逢瀬をパパラッチされ・・・

という、まあ、ベタベタな設定です。
正直なところ「ご都合主義もほどほどにせんかーい!」と思うところもなくはないのですが、これはその辺をおっきい心で受け止められる大人向けの「あえての」ラブコメなんだろうなと思います。だからリアリティなさすぎとかいう批判はお門違いってもんだと思いますよ、うん。

某有名映画レビュー掲示板では「スポ根」とか「テニスもの」なんてくくりで低評価ですが・・・あと恋愛映画としても・・・ううん、これはあくまで「ラブコメ」としてみるべきでしょう。

主人公二人が舞い上がって逃避行する様子とか、
てんでバラバラなわりに結局通じ合ってる家族とか、
気のいい親友やらわからずやな父親とか・・・そういう「お約束」なことを「お約束」だと了承した上で、
ウインブルドンに街中が盛り上がっている様子とか、
主人公の実家付近の美しい田舎暮らしの様子とか、
二人のために世界はあるの的ラストシーンだとかを楽しむべき。

映画の中でくらいひと時の夢を見たい、大人のためのあっかるいラブ・コメディーだと思いました。
終始ほほえましい気持ちにさせてくれましたよ。
なんといってもポール・ベタニーとキルスティン・ダンストが可愛い!
正統派な美形ではない二人、「かっこいい」というよりも「チャーミング!」ってかんじです。
多分この二人だからこんな可愛い話に仕上がったと思います。

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リアリティを追求したい本格嗜好の人にはオススメできかねますが、頭を空っぽにしてラブコメを見たいのよ!という人にはオススメしたいです。
でもコッテコテというよりは、「お約束なのよ、分かってね」という雰囲気が伝わってくるこなれ感のある映画でしたね。なんというか、その辺がイギリスセンスってかんじです。

2009-07-14-Tue-22-27

エヴァンゲリヲン 新劇場版 『破』

新劇場版エヴァンゲリオン『破』/2009/日本

エヴァの映画見てきましたー。
実は今月の初めには見ていたんですけどね、またしても記事をあげるタイミングを逃してしまったので、さっくりと感想を。

まずは当然ですが映像がキレイー!
眺めているだけでうわーってドキドキしてしまいますね、自分のテンションがもりもりと上がるのはやっぱり実写よりアニメなんだなあ・・・風景がきれい、町並みがきれい、色がきれい。もうこれだけで劇場で見る価値はあるかも。
肝心のストーリーについて、これは「2部以降は完全新ストーリー」と言われていたにしては思ったよりもTV版沿いかなという気もしたのですが(新キャラクターもあまりシンジくんたちに絡んでこなかったし)、それは次回に繰越しかなあと思いました。
新キャラクター、マリの人気は世間ではどうなんでしょう?坂本マーヤだし、ということで人気が出ればいいなあとは思いますが、思った以上に出番がなかったからなあ・・・ああでも一本ネジが吹っ飛んでるようなキャラって坂本マーヤにしては珍しいタイプなので、パンフを見るに本人も相当気合が入っていたようだし(だってエヴァ世代だし!きっと絶対プレッシャーだったろうなと思います)、次回はもっと出番がありますように。
TV版から改変された部分・・・ということですが、それはどうもストーリーとか云々より人物描写だったのかな、と思いました。
シンジと司令を仲直りさせようとする綾波、
それに応えようとする碇司令、
そんなレイたちを見守ろうとするミサトさんたちや、
植物を育てることを何かの代替行為にしているのか?加持さん。
なんというか全体的に、TV版では自分の殻に閉じこもりっきりだったキャラクターたちが、劇場版ではその心を外に向けようとしているのかな?という風に感じられました。
いや、あくまで「なんとなく」なんですけどね。
きちんと終わらせる、エンタメ作品にする・・・という監督の言葉を信じるならば、この先にきっと明るいラストが待っているのだと思いたい。
そういう風に思わせてくれる『破』でした。

しかしカヲルくんはいつだって美味しいところを持っていくねえ・・・!

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実は当時そこまでエヴァファンというわけではなかった私。
特に入れ込むキャラクターがいなかったんですよね・・・だから「萌え」目線よりは普通のアニメファンとしての視点で見ています。思えばGAINAX作品って私にとってそういう作品が多いかも。作品自体にパワーがあるというか・・・なんというか、その道を好きな人がとことん作ったものを、好きな仲間たちがこぞってお祭り騒ぎしているというか。
哲学的だとか高尚だ難解だとかいうのは実は私にとってエヴァの大事な要素ではなくて、ただ単純に見ていて気持ちいいかどうか、画面に引き込まれるかどうかということなんだなと思いました。

とかなんとか言っても、本編前のマクロスFの予告で全部持っていかれたんですけどね。
もうとりあえずミハが死ななければいいの、お願い河森監督・・・!



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